【MLB】Danaちゃんのはじめてのどらふと (ドラフト1日目レビュー)【HOU】

1巡目があるぞ!!!(2年連続n回目)


お久しぶりです、彗星の如く現れたHOUファンの空き箱です。

2023年のドラフトがついに始まりましたね~!我らがヒューストンアストロズはなんと!去年に引き続き1巡目、2巡目の指名権があるということで某も注目しております。

冗談はさておき今年はDana Brown体制下での初めてのドラフトでもあります。Brownは前職がATLのスカウト担当部長であり、Michael Harris IIなどの獲得にも関わったとされています。強豪を支える屋台骨を作った男として、どんなドラフトをするのかはファンとして楽しみでした。


初手が大事よ1日目

1日目は全体28位、61位の2つの指名権がありました。まず大注目の1巡目にはBrice Matthews(SS,Nebraska大)を指名、MLB Pipelineとかいう当てになるんだかわからん媒体では57位と、ややアンダースロットなのかな?とも思えるような指名でした。

寸評などを見てみると、身体能力お化けタイプの選手のようです。高校時代にはアメフトのクォーターバックとして活躍するなど、アスリートとしての才能は十全にあるようです。同じ大学の二塁手であるMax AndersonもMLB Pipelineの順位より上(91位→45位指名)だったのでやっぱ当てにならんNebraska大自体が注目度が低く過小評価されてたのかもしれませんね。ちなみにアストロズでNebraska大出身といえばJake Meyersがいます。ある意味身体能力お化け繋がりな気が…….。時間は大卒にしては多少かかるかもしれませんが、大きく育ってほしいものです。


2巡目(全体61位)ではAlonzo Tredwell(P,UCLA)を指名しました。この選手はとにかくタッパがでかい。でかすぎてタルズヒルかと思ったわ。なんと驚異の2m越え(203cm)。体格だけでなくコマンドも安定感があり、大学キャリア92.1イニング中での四球は18だけと、近年のアストロズの『コマンドいいやつ集めとけ』路線上の投手と言えるでしょう。奪三振も113と申し分ない数です。

去年はクローザーをしており、今年から先発に転向しました。スカウトが"スターターポテンシャルがある"と言っているので、初めからリリーフありきの育成ではないようです。球速も92-94mphと少し物足りなさがあるので、ここら辺をどう伸ばせるかが注目ですね。フォーム的にも肘が怪しそうだな?と思いましたが、2020にTJをしていました。再度の怪我がないことを祈ります。


Matthewsのような身体能力に優れる選手を取ったのはDana Brownの好みが出たのかな?と考えています。しかし、打球データが優秀であるという点は一貫してアストロズらしい指名であると言えます。データ面でも優れつつ身体能力の高さも備えているいいとこ取りの指名になったのではないでしょうか。

2巡目のTredwellもまたアストロズ好みのハイスピンボーラーのようです。先ほども述べたように『コマンドいいやつ集めとけ』路線で取った去年のアンダースロット大学生投手たちは、皆が皆そこそこの結果を収めています。その延長線上として、"コマンド+身体のスペック"を持つTredwellも順調に育てられそうです。

結果として、1巡目でお眼鏡にかなう選手を取りつつアンダースロットでの契約も狙えそうなのは良いピックだったと感じています。実際、去年は3巡目以降でスロットを節約し、11巡目でVanderbilt大への進学が決まっていたRyan Cliffordとの契約に成功しています。今日の指名自体の満足感も高く、明日以降も期待が持てそうです。

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