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Boston Strong 2021(13)

どうも、bos-bosです。6.25、フェンウェイ・パークにて、Dustin Pedroiaのセレモニーが開催。

 思い出深かったのは、ルーキーイヤーの07年WS。先発のBeckettが3者連続三振。確か全球ストレートで、解説の梨田さんが「すごい」と唸っていました。そして、その裏にPedroiaが先頭打者本塁打。もう、このシリーズもらったな😤と感じたのを覚えています。

 デビューしたときは背番号64だったんですね。この日は、観客制限が解けて、ホームも満員御礼。宿敵NYYとの3連戦に向けて行ったチームの粋を感じて、勢いをつけてほしいです。

タンパベイ・レイズ(TB/トロピカーナ・フィールド)

さて、まずはレイズとの対決。まだ前半ですが首位攻防戦になりました。

 チーム打率.229はMLB全体でも20位タイの数字。野手陣は、守備力が持ち味であるように感じるが、wRC+(得点期待値)は同12番目とまずまずらしい。ちなみに、BOS104とTB100。

・1勝2敗

6月23日 W 9-5・初回からエラーと四球で2点を失う嫌な展開。それでも、打線が奮起して5点を奪い、逆転に成功。BOS先発のEduardo Rodriguezは3,4回ときっちり抑える。しかし、5回にWander Francoに3ラン本塁打を打たれて同点。依然としてノーアウトも、3人で終わらせ、そのまま、6回を投げきったE-Rodをしっかりと評価すべきと思います。

その後はリリーフ陣がランナーを出しながらも無失点に抑えて、延長戦へ。11回表に、Deversの決勝二塁打など集中打で4点を奪って勝利。

(この日、3打数2安打のデビューを飾ったWander Francoにはこの大歓声。トロピカーナ・フィールドがこんなに盛り上がるのを僕は記憶にない🤔)

6月23日 L 2-8・BOS先発のGarrett Richardsが早々にノックアウトされました。しかし、その後を継いだリリーフ陣が、6回までを与四球4を出しながらも、被安打はわずか1本のみ。中盤で得点を奪えていれば、展開は変わっていたかもしれない。5番手のMatt Andrieseが、7回に3ラン本塁打を打たれたが、そんな試合の流れが影響したダメ押し弾だったように感じました。


6月24日 L 0-1・9回サヨナラ負け。BOS先発のNick Pivettaが、試合開始から気迫のこもった投球😤イニング終わりにベンチで、バンバン叩きまくってました。4.5回とストレートの四球を許すなど、飛ばし過ぎの感もRefroeが好守で支える。

 結果的に、ノーヒットのまま6.2IP100球で降板。打者が左のチェジマンであり、前の打席で良い当たりをされていたため。両軍点が入らないまま、9回裏Margotの盗塁+Vazquezの送球エラー三塁へ。最後はMatt Barnesの暴投でサヨナラ😭

この試合は、BOSもVazquezの盗塁+送球エラーで三塁へ進塁した場面も。さらに、両軍ともに1塁ランナーが帰塁時に、2塁ベースを踏み忘れていたシーンもありました。TB側は、守備のアピールでアウトとなり、BOS側は、守備側の悪送球で、事なきを得たり。

ニューヨーク・ヤンキース(NYY/フェンウェイ・パーク)

 シリーズ前の10試合で7勝3敗と調子を上げて迎えた。4ゲーム差と迫ってきていましたので、3連敗すれば足音が聞こえてくる位置につけていました。

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6月25日 W 5-3・Pedroiaのセレモニーから1回裏にいきなり3点を先取。しかし、すぐ2回表に、四球とショートのエラーが絡んで満塁となり、押し出し四球とタイムリーで3点を追いつかれる。

しかし、3回裏に今度はBOSが四球と投手エラーでチャンスを作り、Renfroeの犠牲フライで勝ち越しに成功。4回表には、Renfroeが今度はレーザービーム発動。BOS先発のMartin Perezが3.2IPで降板も、その後をリリーフ陣が5.1IPを被安打3に抑えた(Barnesが9回に被安打2)

6月26日 W・BOS先発のNathan Eovaldiが7.2回を1失点の好投。バランス良く空振りが取れて、アウトの約半分がゴロアウトの安定した内容でした。バッテリーを組んだのはこの日がメジャー初マスクのConner Wongでした。初打席初安打🥳を記録しつつ、好投を引き出した活躍👏打線は、内野安打1本と犠牲フライ3本で4得点の「省エネ」勝ち。Rafael Deversのナイス走塁も見事。

6月27日 W 9-2・BOS先発がE-Rod、NYY先発がGerritt Coleの一戦。プレイボールの1球目を「9試合ぶりの1番」Enrique Hernandezが本塁打。その後も2本塁打などで、3回までに6得点とColeを捉える。E-Rodは6回8奪三振無四球5被安打2失点の好投。継投に入った7回に満塁のピンチを切り抜けると、7回に1点、8回に2点を追加点を奪って、突き放した。

野手陣

 TB戦は、初戦の9得点以外は抑えられましたが、NYY戦では効果的に得点を重ねられていました。犠牲フライが多い印象でした。Cora監督も、バットに当てれば何かが起こると、常々語っていたことが、浸透しているのでしょうか。あとは、何人かの個人をピックアップしておきました。

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 JD Martinezは13試合連続ヒットを記録。その期間の打率.272(55-15)。連続安打記録があっても、今月の打率.241はどうなのか??(出塁率.271)。

 Xander Bogaertsはここ7試合で打率.423と絶好調。今季の対NYY6試合で、23打数11安打6打点、打率.478と目の敵にしています。Hunter Renfroeが決勝打や四球のつなぎと貢献。OPS.774まで上昇。

 リードオフマン問題は今週6試合で26打数5安打。K.Hernandezの2安打が好印象で、2人に関してはピリッとせず。「2番」Alex Verdugoの状態は少し下降気味でした。対左投手に.204/.245/.258と大きく落としていて、対右とのOPSの差は4割以上。Cora監督が1.2番コンビを右左で並べたいのも頷けます。それでも、彼が出るとほぼホームに帰ってくるのは、中軸打線のつよさでしょう。やはり、問題はリードオフマン。

もうひとりフューチャーしたいのは、Christian Vazquezこと「BOSのスモールベースボールマン」は、得意の右打ちを発揮するなど、今月は打率3割超え。TB戦で今季7個目の盗塁を決めて、キャリアベストに並びました。NYYでのダメ押し本塁打も。


6月21日の試合でKevin Plaweckiが負傷交代して、そのままIL入り。代わりに昇格したのはCooner Wong

 そんなWongのメジャーデビューは代走。Francoが鮮烈なデビューを飾る中で、ひっそりと決勝点のホームを踏みました。初の先発マスクをかぶった試合でも活躍。活躍の裏には、Jason Varitekコーチあり。

先発投手

 先発投手陣はEovaldiとRodrigez、Pivettaの3人がそれぞれ素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれました。先発が速い買いでマウンドを降りた時は、リリーフ陣が安定した成績を残してカバー。

 Garrett Richardsは今季ワーストの登板。速球のコントロールも不安定で、どうしようもなかったですね。試合前には、2シームやチェンジアップと今季あまり投げなかった球種を使うのではとみられていました。結果的にはいつもの3球種のみ、むしろカーブを多く使っていました。とりあえず、試してみようかといった感じか。

 本人も「違う投手になる必要がある」と話していて、どのように対応するのか、じっくりと待つ必要もありそうです。

 Nick Pivettaは文句なし素晴らしい投球。最速99マイルを記録。スライダーもナックルカーブも○足の上げ方を変えて、タイミングを外させたのも奏功しました。

 4シームで高めをうまく攻めて、ナックルカーブとの高低を広く活用。スライダーとのコンビネーションで、左右の揺さぶりも有効。と、Richardsにも通ずるスタイル。個人的には、Richardsはそこにシンカーをまぜるのが効果的なのではと思います。

 E-Rodはここ何試合かは4シームに頼る投球がみられていて、変化球はチェンジアップ頼み。しかし、NYY戦の登板は、4シームが最多の37%を投げつつ、チェンジアップとカッター、シンカーとバランスよく変化球を使って、相手打者を翻弄していました。

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(baseballsavantより)

 6月21日までのデータ。開幕時は4シームが20%に満たない日もあったが、ここのところは急上昇している。27日のNYY戦は、4シームが37%のみだったが、6回8奪三振と好投。

ブルペンチェック

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 ブルペン陣の課題は、守護神Matt Barnesの調子が落ちている点です。調子の悪い時は、あまり無理をさせずに状態が戻るのを待つ、といった状況です。Adam Ottavinoの負担が増えそうで、さすがにお疲れみたいです。

 27日の試合は、終盤にダメ押し点を取れたことで、主力リリーバーをしっかりと温存できました。負担軽減には、打線が頑張ることもマストです。そして、新戦力のYacksel Riosもまずまず。マイナーオプションも切れている選手ですので、今後はわかりませんが、その分どんどん起用していきたい。

おわりに

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 なによりも、ヤンキース相手に2シリーズ連続のスウィープは、気持ちが良い。しっかりと勝ち切れたましたし、Coleを打ち負かしたし、いい戦いでした。先発投手陣がゲームを作れたのも好材料。どうやら、順調にChris Saleがリハビリの段階を経ていますので、ローテ再編の可能性も注目されます。

 そして、勝率6割復帰。前半戦も残すところあと13試合。早い、あっという間



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