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Boston Strong 2021(12)

 どうも、bos-bosです。2021年シーズン観戦記は12回を迎えました。ただの週1回投稿ですが、なんとか続いています。

 チームは先発投手陣が苦戦中で、夏のデッドライン以降も戦える戦力なのかという不安も無きにしも非ず。全員が、こうも不調になるとは思わなかったですけど、なにかアイデアでもあるのでしょうかね。

 NBAでは、ボストン・セルティックスがトレードで元オールスターガードのKemba Walkerを放出しました。まだ他のチームはプレーオフ中、チームは新フロント就任2週間で、大きなトレードをまとめた仕事の早さ。

アトランタ・ブレーブス(ATL/トゥルーイスト・パーク)  2連勝

6月15日W 10-8・初回にRafael Devers の3ラン、Hunter Renfroeのソロ、と2本の本塁打で4点先取。BOS先発のEduardo Rodriguezは2回までは1被安打5奪三振👍3回はエラーも絡んで1失点して、4回は3本の二塁打を浴びるなど3失点。結局、4回でマウンドを降りることになった。5回表に7-4と再度リードを奪う。6回裏、Garrett Whitlockが1点を奪われて、なおも満塁のピンチを作る。ここで、Ronald Acuna Jrを高めの速球(98mphで三振。Darwinson Hernandezにスイッチして、ワイルドピッチと犠牲フライで同点とされるが、同点止まり。8回表、Alex Verdugoの勝ち越し3ラン本塁打が決勝打となって勝利。

6月16日 W 10-8・ATL先発はIan Anderson。ニューヨーク出身ながらレッドソックスファンとして育ちました。2回には3者連続三振を記録。5回までに11安打6得点。BOS先発のGarrett Richardsは、右打席から右中間を破るタイムリー二塁打を放つ。しかし、本業の方はDansby Swansonに3ラン本塁打を浴びて、6失点で降板。勝ち越しを許した7回表、2アウトから代打の代打Christian Arroyoが逆転満塁本塁打を放ち、10-7。「バットフリップ」も決まっています。9回裏、10-7の場面でAdam Ottavinoが登板して、Acuna Jrにタイムリーを打たれますが、三塁を狙った走塁は、余裕をもってアウト。

(Tatis Jrもそうですが、三塁上でパフォーマンスしていいのかな?)

相手は右のShane Greenに対して、Cora監督は代打Danny Santanaを起用。そこで、ATL監督のBrian Sniker監督は、左のMinterをマウンドへ。はたまたCora監督は、代打の代打としてArroyoを起用。見事、代打3ラン本塁打。DH制のないナ・リーグ主催試合たがらこその思い切った采配が的中した。

カンザスシティ・ロイヤルズ(KC/コウフマン・スタジアム) 1勝2敗

6月18日L 5-3・KCはKyle Zimmerをオープナーに起用。そして、先発登板が続いたKris Bubicが2番手で登板。3回にいきなり先頭から3連続シングルヒットで1点を先制。しかし、その後のチャンスは5-4-3のダブルプレーで抑えられた。3塁ランナーのArroyoが中途半端な走塁でした。スライディングしないで、タッチアウトはよくわからなかったですね。その裏に、Adalberto Mondesiに特大の3ラン本塁打を打たれて、逆転された。5回表に2点目を挙げたが、BOS2番手のMatt Andrieseが、2イニングいずれも失点をして引き離された。

6月19日・PerezDay。1回裏からWhit Merrifieldが2盗、3盗と決められたが、ショートゴロでXander Bogaertsが好返球、本塁タッチアウト。Merrifieldは、さらにもう1つ盗塁をされたが、大きなプレーにはならなかったのが幸い。5回表の3点目は、ランナー(D.Santana)を3塁において、投ゴロ(弱)で挙げる。さらに、JD Martinezの2ラン本塁打で追加点を挙げて、この回で試合を決めた。Bobby Dalbecは勝ち越しのタイムリー三塁打、9回表の2ラン本塁打など3打数3安打。

6月20日L 3-7・2回表、Renfroeの四球からEnrique Hernandezが2アウト2ストライクから2ラン本塁打で先制。しかし、BOS先発のNathan Eovaldiは2回に一塁失策で1失点。3回にも3失点。Carlos Santanaの投ゴロをしっかりとさばいて、ダブルプレーを取れていれば、複数失点は防げいてた可能性も。ただ、ロイヤルズ打線は、センターから逆方向の打撃で、攻略した点は相手が上手だった。打線は3,4,5回と得点圏にランナーを進めるも無得点。6回裏に3失点と突き離された。

Adalberto Mondesiはケガで出遅れて、5月下旬に復帰。まだ、10試合のみだが、.361/.378/.833と当たっている。MerrifieldとSatanaの1.2番コンビは不動で、中軸はSalvador Perezが孤軍奮闘。機動力を使えて、守備力も安定。中軸がどっしりと計算できれば、もっと勝てるか?Benintendiを忘れてた。


野手陣

 ATL2戦はどちらも10得点で、勝利を手繰り寄せました。その分、KC戦は投手陣が踏ん張ってほしかったところでした。リードオフマンこそ日替わりのような形ですが、2番から7番は固定されてきました。

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 最もホットだったのが、Bobby DことDalbecハードヒットの申し子は、KC3連戦で12打数6安打。三塁打も3本記録。ただ、6月は早くも22個目の三振と大型扇風機もフル稼働中。ハードヒットを打てるのはもう知っているので、その先の課題なのですが。

リードオフ固定から外れたキケことEnrique Hernandezは、4試合連続ヒットを記録中。1番起用された試合では.229/.281/.385。Christian Arroyoは同じ1番起用で.263/.317/.342。

 Marwin GonzalezはATLの初戦で、代打起用で登場。2ストライクカウントで送りバントを成功。良いバンドでした。打撃は上がってきていませんが、守備のUT性(OAA6)も含めて、ベンチに置いておきたい選手です。

 21日の試合では、Arryoがケガで途中交代。Kevin Plaweckiも負傷交代。そろそろ、ケガ人も出てくる感じがします。

先発投手陣

 Eduardo Rodriguezは4シームこそ良く、空振りも50%を記録。しかし、3,4回と捉えられ出したのもまた4シームでした。2巡目ですぐさま攻略されるのは課題です。Garrett Richardsはカーブを1球も投げることなく、4回7被安打3奪三振6失点。粘着物質の使用取り締まりが影響したとか、してないとか。

 Nick Pivettaは高めの速球とナックルカーブで三振を奪えた点は良かったです。ただ、やはりスライダーがカギになりそう。Martin Perezは持ち味のチェンジアップが良い日は安心できます。

 Nathan Eovaldiは「Horrible」な守備もあったとはいえ、4回は物足りなすぎです。

―ブルペンチェック―

 ATL戦は、ブルペンの総動員でした。この状態が続くと、後々に響いてくるのでしょうか。ある意味、KCに負け越したのは、休養日になって良かったのか?休みを挟んでいますので、Matt Barnesは6連休。移籍してきたばかりのYacksel Riosが5試合中3試合に登板と勤勉。移籍後初勝利を記録。同郷プエルトリコのCora監督の元で、少しでもアピールを

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 クローザーのBarnesが6月は低調。6登板のうち3試合で失点していて、ここ7試合での防御率は5.68。ただ、イニング数の倍の三振を奪っているので、球威自体に不安はなさそうです。Adam Ottavinoが安定していて、セーブ機会での登板も少なくない。また、他の選手の状態もまずまずと、皆でBarnesを支えられる状況です。あと、契約延長の話はどうなるか?

9回 Barnes 8回 Ottavino 7回 Taylorもしくは澤村など

 Garrett WhitlockはATL戦で失点。2つの四球が大きかった。ただ、持ち味であるゴロを打たせる投球は出来ていた(打球初速はシングルヒット73.7マイルと二塁のエラー75.6マイル)。6月は10イニングで5つの与四球、とコントロールが乱れてきています。一時の疲れか、一喜一憂する必要もないのかも。

 またATL戦は、父親が初めてメジャーの試合を観戦しに来ていたそうです。さらにこの日、メジャー初打席で、メジャー初安打を記録しました。

 その他は、Darwinson Hernandezが相変わらずのコントロール難。Josh Taylorはまだ左打者には安定しているのですが、D.Hernandezは左右問わずの荒れっぷり。Matt Andrieseは一時の打たれっぷりからは盛り返し。4月は出木杉で、今の状態が通常運転でしょう。

おわりに

 KC戦の負け越しは残念。Andrew Benintendiの再会も果たせませんでした。ただ、Mondesiが復帰後好調で、BenintendiとS.Perezと合わせた中軸打線が嚙み合えば、嫌な存在になりそうな予感もあります。今月最後の対戦カードは、ホームでのKC戦です。楽しみ。

 さて、次戦の相手は、地区2位のレイズです。ロイヤルズ相手に負け越して気落ちしていたら、レイズは6連敗。いつの間にかの首位奪還(ゲーム差は0.5)。マリナーズ強し←Jake Fraleyの活躍がうれしい。あの外野有望株たちがいる中でのアピール。「BOSのレフトはどうだい」と思っていたこともありました。

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 (MLB公式サイトより 6月22日閲覧)

 そして、レイズは球界最高のプロスペクトWander Francoを、レッドソックス戦から昇格させるようです。やったぜ。どうせ戦う相手なら、記念すべきデビュー戦に立ち合うのがありがたいってもんだ。

 


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