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Boston Strong 2021(16)

どうも、bos-bosです。MLBの後半戦が始まり、東京五輪も始まりましたね。

MLBファンはトレードデッドライン(7/31)までは毎日そわそわした日々が続きそうです。

さて、レッドソックスの日程はというと、同一カードの繰り返し(NYY/TOR/NYY/TOR)となります。出来れば、突き落としてやりたい😤😤と息巻いておりました。

*日付は、現地時間を採用(いまさらですが)

ニューヨーク・ヤンキース(NYY/ヤンキースタジアム)

①延期 ②W 4-0 ③L 1-3 ④L 3-9 1勝2敗

7月15日に後半戦が開幕予定も、NYY側にコロナ陽性者が複数でたために延期されました。

【7月16日 W 4-0】髭をそったEduardo Rodriguezが5.2回2安打8奪三振無失点の好投で7勝目。打線はChristian Arroyoが6号2ラン本塁打で先制。対左腕OPS.894の強さを発揮。チーム全体で5安打のみだったが、効果的に4得点。

3番手のTanner Houckが3イニングセーブで締めた。そこまでスライダーの威力が発揮できなかった中で、しっかりと投げてくれました。4-0で3イニング任されるのは「信頼されている」とみていいのでは、NYY戦で。

【7月17日 L 1-3】6回雨天コールド負け。NYY先発のGarrit Coleが6回11奪三振で完投。チェックスイングの判定がちょっと辛口。BOS先発のNathan Eovaldiも負けじと5回2安打1失点7奪三振の好投(5回2アウトまで0安打)。2番手の澤村が2本ソロ本塁打を打たれてメジャー初黒星。被本塁打は9本に。ランナーをためて一発を浴びることはない点が、不幸中の幸い。

チーム一番のニュースはJarren Duranがデビューを飾り、メジャー初打席初球をセンター前安打を記録したこと。

【7月18日 L 3-9】Martin Perezは4.1回でマウンドを降りる。ビハインドの展開でRenfroeが2度の好機で凡退。6番を打つ彼の調子は大事になっていきます。点が取れない中で、Rougned Odorに2ラン本塁打。D.Hernandezの立ち位置も安泰とは言い難いなと感じさせました。

初めて一塁でのプレーを経験したArroyoはまさかの負傷交代となり、そのままIL入り。開脚して送球を捕球した際のケガとあって、「不慣れな動きのポジションは怖い」な。やはり一塁手は、意外と難しい仕事。特にボガデバコンビが内野にいるチームにとっては。


トロント・ブルージェイズ(TOR/)

①W 13-4 ②延期 ③W 7-4 2勝0敗

【7月19日 W 13-4】NYY3連戦は計8得点。初回にDuranのキャリア初本塁打で先制。逆方向への一発とワクワクさせてくれました。Renfroeの満塁本塁打(13日ぶり)もあって初回に8得点の猛攻。その後も本塁打が連発。BOS先発のNick Pivettaは4回に4失点も、大量援護に支えられて6.2回を投げた。

【7月20日 雨天中止】

【7月21日 W 7-4】今日は5本塁打で快勝。キケとDeversの本塁打はいずれも2ストライクと追い込まれてから。三振の多いTOR先発Robbie Rayからで、価値ある一発。キケは2ストライクからもしっかり対応できているような印象。

Garrett Richardsはなんだかんだで、しっかりと試合を作ってくれています。

ありがとう、バッファロー。次シリーズからブルージェイスはトロントへ帰ります。

ニューヨーク・ヤンキース(NYY/フェンウェイ・パーク)

①W 5-4 ②W 6-2 ③L 3-4 ④W 5-4 3勝1敗

【7月22日 W 5-4】BOS先発のTanner Houckは5回を投げ切れずも8奪三振と力を発揮。スポット先発としては十分。7回裏、満塁のチャンスで1点しか取れず、その直後Adam Ottavinoが2失点と嫌な展開。しかし、土壇場の9回裏に、Enrique Hernandez(キケ)の同点打。7番に下がったVerdugoと8番Dalbecがつないだ点も評価したい。

10回裏はNYYが2度も暴投してくれて、おまけで勝てたような気もしますが、フェンウェイ・パークでのNYY戦らしい盛り上がった雰囲気も素晴らしかった。


【7月23日 W 6-2】E-RodとColeの投げ合いが楽しみな試合も、E-Rodが2回に負傷交代。最悪な展開と思われたが、2番手Valdezが3回7奪三振0封、3番手Riosが2回0封の好リリーフ。打線を救ったのはDeversの2本の本塁打でしたが、そのいずれもキケとDuranがつないだチャンスでした。


【7月24日 L 3-4】NYY先発のJameson Taillonは序盤3イニングいずれも失点をしたものの、7回3失点の好投で、2戦連続の勝ち投手。TJ手術からの復帰1年目とあって、そろそろ状態を上げてくると厄介だなと。8回に流れが変わり一挙4失点で逆転を許した。ポテンヒットもありで致し方ない点も。Ottavinoは2試合続けての失点。

【7月25日 W 5-4】NYY先発のD.Germanに7回までノーノーの好投をされたが、8回の集中打で一気に5点を奪って逆転勝ち。前日の仕返し😏😏このシリーズは、NYY自慢のブルペン陣からGreenとLoaisinga、Brittonと攻略した。

野手陣-Duranデビューと打線の組み換え-

【Jarren Duranという男】

後半戦最初の注目トピックはJarren Duranのメジャーデビューです。この太い腕💪

MLB公式サイトでは球団内プロスペクト3位の評価を受けている有望株選手。AAAではOPS.926を記録していて、もっと早い昇格を望む声もありました。個人的には悪くないタイミングだったと思います。

彼の成長(適応)具合とチームのデッドライン戦略を見据えた動き。

アグレッシブかつエネルギッシュなプレースタイルが魅力だと思います。こちらの好走塁でも沸かせてくれました。

今季に評価を急上昇させた選手で、期待値が上がりすぎた状況はやりにくそう。19年はマイナー合計5本塁打、今季は一気に15本塁打とパワー開眼。メジャー昇格直後からパワーを発揮できたのはホッとしたはず。

7試合 打率.182(22-4) 1本塁打 2打点 2四球9三振 .250/.364-OPS.614

今季のAAAでは三振率23.7%、これがメジャーでどれくらい上昇するのかに注目。持ち味を発揮しつつ、速球をしっかり打てれば問題なし。デビュー戦がCole(NYY)相手だったのは、いい使い方。自信になったでしょう。

【打順の組み換え】

打線の組み換えもありましたので、確認しておきましょう。後半戦始まって9試合、同じ打順はありませんでした。今季のBOSは上位打線はしっかりと固定されていましたが、こちらにも手を加えています。

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JD Martinezは打順は下がったものの、状態はむしろ絶好調。クリーンナップの組み換えは選手たちに違和感(リズム)がなければ問題なし。

上記3人が大暴れして引っ張てくれていますが、打線全体はそこまでといだたところ。

Verdugoの状態も下がっていて、Duranが2番、Verdugo7番の打順もありました。打線のつながりを考えると、巧打のVerdugoが2番にいることが理想的だと思います。ただDuranがどのくらい出塁率を上げられるか。

全体的に下位打線の状態が悪く、IL(故障者リスト)入りした選手も少なくありません。このあたりがトレード補強に影響するのかにも注目です。

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Franchy Corderoが再昇格したと思えば、一塁手として起用(7/25)。復帰1試合目は2四球を選び、翌日は復帰後初安打と順調な出だし。

【Rafael Deversが通算100号本塁打を達成】

Rafael Deversは24歳の若さでキャリア通算100号を達成。レッドソックスで25歳までに達成した選手はTed WilliamsとTony Conglani以来3人目。

Deversの誕生日は10月24日ということで、今シーズンまででどのくらい2人に近づけられるか。そもそも、昨季がコロナ禍の短縮シーズンでなければ、2人の記録を超えられたでしょう。いますぐ、契約延長をすべきだ。

100本塁打のすべてはこちらから。


投手陣-E-Rodの故障が残念だ-

先発投手陣はまずまず。「Nasty Nate」Eovaldiと「Steady Eddy」E.RodriguezのWエース体制が安定していました。ただ、E-Rodは故障者リスト入りと残念な形になりましたね。あとはChris Saleが戻ってきてくれれば。

Houckはまずまずの内容も、やはりロングリリーフ待機が理想かなと思います。

【ブルペンチェック】

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相変わらず安定していたと思います。ただ、Ottavinoは連続失点。D.Hernandezは3試合連続2三振以上も、まだ勝ちパターンの信頼はありません。Whitlockは複数イニング投げてほしいなと思います。

RiosとValdezの2人がともかくよかった。

荒れ球Workamanなどよりもプラスになるリリーバーの獲得もいいなと考えていますが、どうなるか。


最後に

ヤンキースとブルージェイス相手に6勝3敗。試合の延期もありましたが、もう少し勝ちを増やしたかったです。

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一方で、首位を争うレイズはMINからNelson Cruzを獲得。いち早く、戦力強化をおこなってきました。

レンタル補強のCruzに対して、対価は割高だとの声も少なくありません。ただ、レイズの充実したファーム組織ならば問題のない出費。あくまで、各チームによって変わります。

おそらく、レッドソックスには強い影響があるとは思いません。むしろ、ブルージェイスとヤンキースの2チームが、どのくらい動いてくるのかに注目したいです。

逆にレッドソックスは、レイズがRich Hill放出したような動きがないかなと。

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