指名なし討論入門

初任でもったクラスの子どもたちは、相互指名を行いどんどん発表するような子どもたちでした。
これまでの積み重ねがあったからこそだと思っています。
現に私は発表に関して何も指導をしていませんでした。
そういった姿を見てきたからこそ、相互指名に取り組んだ時期もありましたが、偏った指名の仕方に悩んだこともありました。
そこで注目したのが「指名なし討論」です。
指名なし討論の進め方を、三好(2023)は10のステップで示しています。


1 教材について知る
2 教師が発問する
3 立場を明らかにする
4 自分の考えを書く
5 ペアやグループで話し合う
6 人数の少ない立場が発表する
7 人数の多い立場が発表する
8 自由に討論する
9 討論をまとめる
10 感想を書く

指名なし討論が発表の手段のすべてはありませんが、このような方法もあるのかと感心しました。
お互い指名する時間が短縮され、その分多くの子どもが発表できるようになります。
教科や場面によっては取り組んでみたいと思います。

参考文献
三好真史(2023)「指名なし討論入門」フォーラム・A


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