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2022年 M1 MacBook Air を買った話

 昨年末にデスク環境を整えたが、その中で最古参の機材であった私用マシン: Mac mini Late 2014を引退させM1 MacBook Air (2020)に入れ替えたので記録を残しておく。

Mac mini か MacBook Air か

 写真や動画の編集もそこそこ快適に行え、かつリーズナブルなマシンをということで考えると、M1世代のMac miniかMacBook Airということになる。(iMacは候補から除外:外部モニタをテレワーク業務と共用するため)
 組み合わせる周辺機器等を色々と調査検討した結果、より配線をスッキリさせる観点でMacBook Airに決定。

Apple Storeで整備済製品を買う

 普通に新品購入でカスタマイズすると
・メモリを8GB→16GBで +22,000円
・SSDを512GB→1TBで +22,000円
と積み上がっていく。このため、外付けSSDを組み合わせて安く済ませる方法も検討していたのだが、M1世代ではTB/USBポート(3.1 Gen 2)の速度が出ないという弱点があるようだ。詳しくは以下のIT Mediaの記事を参照。

Thunderbolt3接続のSSDであれば速度は確保できるのだろうが安くは済まない。ということで本体内蔵SSDを盛っておくのは必須と言えよう。

割高感を解消するためにも、Apple Storeで整備済製品を狙う。

メモリ16GB、SSD 1TBのモデルは出てきても当日中に消えてしまうのでこまめにチェックして確保する。
新品を買うとしたら
・メモリ8GB、SSD512GBの基本モデル: 142,780円
・メモリを16GBで+22,000円: 164,780円
・さらにSSD1TBで+22,000円: 186,780円
となるが、これが約15%OFFで 158,180円になる。オプションを加えた際の価格を並べてみるとお得に感じると思う。
唯一不満なのはUSキーボードが選べないことであるが、使用頻度から考えても妥協できる範囲かなと。

そして驚いたのが納期。月曜日の午後にポチって翌日の午前中にヤマト運輸で届いたのだ。新品購入ではカスタマイズを入れるると受注生産となって納期は数週間先になることもある。早期入手の観点でも整備済製品は素晴らしい。

Mac miniをラクウルで売却

 Apple Storeでは新品購入の際には不要になる機器を下取り交換するシステムがあるのだが、整備済製品購入時には利用できない。

 そこで他のショップでの売却を検討。老舗のソフマップ(ラクウル)でいい値が設定されていたのでここで手続き。
 Apple製品は年月が経過していてもそこそこ価格が付けられており、ラクウルの場合 Mac mini Late 2014 (8GB, 1TB)は20,000円であった。
 年数が浅ければもっと高値で売れるわけで、今後は壊れるまで使い倒すスタイルをやめて早めに買い換えて高性能マシンを使える状況を維持する方針に転向しようと考えている。

 

M1 MacBook Air とともに導入した周辺機器

uni USB TypeC ハブ [8ポート]

 いかんせんポートが足りないので、使用機材に応じて拡張する必要がある。今回購入したのはuniの8ポートハブ。

 当初はThunderbolt3ポートを備えるドッキングステーションを買うつもりでいた。

外部モニタ1枚をHDMI接続、Thunderbolt3ポートを備え高速SSDの活用もでき、いつも繋ぐポートは裏面、時々使うポートが正面にレイアウトされており、自分のニーズにマッチしデザインもすっきりしている。
しかしタイミング悪く在庫切れ状態。

そこで方針変更で選んだのが上述のuniハブである。

背面左から電源供給、HDMI、(有線LANは未接続)、USB-DAC

 USB Type-Aが3ポート(Gen1, 5Gbps)、HDMI、Ethernet、SD、MicroSDの各ポートを備えるが、常用ポートが背面側だけとなり見た目すっきり。またMacBook Airとの接続ケーブル(USB Type-C)が着脱式であり、汎用のケーブルに交換できるので置き場所の自由度も高まる。MacBook Airと共に使用するにはちょうどよい性能・機能なのではなかろうか。
 もし、外部モニタを複数枚接続する、Thunderboltストレージを使用する場合にはドッキングステーションを検討したほうがよいだろう。

Anker Nano II 65W

 次にUSB-C充電器。45Wのものを所持しているが今回65Wを新たに購入。ここからuniのハブ経由でMacBook Airへ電源供給する。

Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-Cケーブル

 USB-C充電器とuniハブを接続するケーブル。これは以前から手持ちだったもの。柔らかくて取り回しがよく持ち運びにも適している。データ伝送はできず充電用途のみなので注意。

Cable Matters USB Type Cケーブル

 uniハブとMacBook Airを接続するケーブル。uniハブ付属のケーブルは20cmほどしかないので別途調達。映像信号を伝送する必要があるので相応のスペックである必要がある。Thunderbolt3/4ケーブルであれば間違いないのだがオーバースペックであり3,000円を超えてくるのでUSBケーブルを物色。「USB 3.1 Gen2」などの表記と、データ転送速度および充電W数の組み合わせが明快ではないため、各商品の詳細説明を見に行く必要があって面倒であった。ブランドの信頼性からCable Mattersの商品をチョイス。

UGREEN USB オーディオ変換アダプタ

 USB Type-Aから3.5mmミニジャックへ変換してくれるアダプタ。これをuniハブに挿し、RCAケーブルでFostexのアクティブスピーカーPM0.3に繋いで音を鳴らす。

 以前はUSB-DACとしてFostex PC100USB-HR2を使用していたのだが、M1 MacBook Air(+ macOS Monterey 12.2)との組み合わせでは相性問題が発生、正常にサウンド出力できない状況に。Fostexに問い合わせたところ同じ症状が再現したそうで、個体の問題ではなく回避手段もなし。
 MacBook Air本体右側のヘッドフォン端子も96kHzでの出力に対応しているので、RCAケーブルをスピーカーと直結することも試したのだが、スピーカーをONにしたままでRCAケーブルの挿抜時、それからMacのスリープからの復帰時に大きな雑音が出てしまって大変不快。
 そこで別の商品を調べ始めたところ、PC100USB-HR2が備えるボリュームコントロール機能を省き、単なる変換アダプタであれば安価なものが多数見つかった。そして決め手を欠く中ダメ元で買ったのがUGREENの商品。

24bit/192kHz にまで対応

しれっとハイレゾスペックの出力に対応している。
ただ、192kHzの設定で試したところ音飛びやアプリ(Amazon Music)のフリーズといった症状が発生したため、96kHzでの使用としている。

エレコム マルチメディアリモコン

音楽再生時の音量調節手段が欲しいということでこちらを購入。

 Bluetoothキーボードとして認識される。音量Up/Down、再生/停止、前へ/次への各ボタンが機能する。
 ただ、省電力のためかしばらくするとBluetooth接続が切れてしまい、何かボタン操作すると数秒後に再接続するという動作。電話着信時などとっさに操作したいときに使えない場合がありそう。

まとめ

今回、5年ちょっと使用したMac mini (Late 2014)からM1 MacBook Air (2020)に買い替え、周辺機器を整備した。
■ドッキングステーションではなくUSBハブを採用
 接続する機材から考えてUSBハブで問題なさそう。価格も抑えられ、省スペースも実現。
■USB Type-Cのケーブル問題
 データ転送仕様、充電仕様の組み合わせで混沌。今後も悩むことになりそう。
■USBオーディオ変換アダプタとBluetoothリモコンの組み合わせ
 UGREEN製品は今のところ「当たり」であった。エレコムのリモコンは接続の問題が残る。他の解決手段を引き続き模索したい。

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