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GoogleのDurhamオフィスから追い出されました

こんにちは。大変お騒がせしております。ばやしこと申します。

本日をもって、GoogleのDurhamオフィスから追い出されました!!

ヤーーーーーーー!!!!!

2022年7月11日よりGoogle Cloud Interconnectというチームに入社し、North Carolina州DurhamにあるオフィスでSoftware Engineerとして約半年間、仕事をしてきました。

ココ

…ところが本日1月10日(火)を以て、GoogleのDurhamオフィスから自分の荷物をまとめ、現在のチームでの業務を止めるよう命じられました。

去年の7月にこんな記事を書いてドヤっていましたが、まさかちょうど半年くらいで自分がこんな状況になるとは思いもしませんでした。

最近Twitterのニュースで見たやつと同じことをまさか自分が…

とは言っても、クビになったわけではないです。ローパフォーマンスとか、会社の機密事項を漏らしたとかでもないです(安心してください?)。原因はビザです。ただクビではないとは言いながらも、一ヶ月以内にアメリカ国外でジョインできるチームを見つけないとクビになるので、限りなくクビに近い状況だとは思います。

具体的に人事から言い渡されたのは以下の内容です。
1.本日をもってDurhamオフィス(含め、アメリカ国内のすべてのオフィス)での業務は停止する必要がある
2.明日から30日間は無給休暇であり、その間は社内のシステムや施設にアクセスは可能である
3.その間にアメリカ国外のGoogle拠点で働けるチームを見つけられないと、Googleとの契約は終了になる。
4.アメリカ国内に留まれるのは、3月30日までである
5.もしGoogleのアメリカ以外の拠点で一年以上働くことができれば、L-1ビザでアメリカに戻ることは可能である。

という、希望がまだあるのかないのかよく分からない内容でした。ちなみに3に関してですが、今から一ヶ月以内にアメリカ・日本以外の海外で働くためのビザを用意するのはほぼ不可能なので、実質Google Japanに転籍するしか生き残る道はないと思われます。その頼みの綱のGoogle Japanも、今ではコロナやhiring freezeのせいでまともにヘッドカウントがない状態なので、もうGoogleに残れるチャンスは限りなくゼロなんじゃないかという気がしています。

しかもこの10日後、Googleとしては史上初となる大規模レイオフを行うこととなり、タイミングとしても最悪でした。この半年ほど前からすでにGoogleはコロナや米国不況の影響でhiring freezeをしていましたが、レイオフが発表されてから、さらにものすごい勢いで世界中のポジションのヘッドカウントが閉じてしまいました。
チームを移るとなると、社内で空いているポジションを探して面接を受けるというプロセスを踏む必要があります。僕の件に関してはレイオフとは全く無関係なんですが、直後に起こったレイオフの影響で新しくチームを探すのは清々しいほどの無理ゲーになってしまいました。ジョインできそうなチームも平常時であれば数百あるようなところが、いくら探しても4つくらいしか見つからない状況でした。本当にタイミング悪すぎ…

4/12追記

まあ諸々の要素を考慮すると、クビになったとほぼ同等の状況だと思います。

原因は私のビザでした。


これを書くに至った経緯

僕の状況について気にかけてくれている方が何人かいらっしゃるようなので、その方々のためにも状況はちゃんと説明しておきたく、まとまった分量の文章でなければ状況の共有はできないだろうというのが第一の理由です。
あとは僕の下記のツイートが予想外に拡散されてしまって、「一体どういうこっちゃ???」「こいつは何を言っているんだ???」となっている方が多いのではないかと思いました。このツイートだけ見て、「ビザ怖…アメリカ怖…」とか、「アメリカに挑戦するのやめようかな…」とか漠然と感じてしまう方がいてもと良くないので、やはり一連の出来事すべてを知っている自分が、記憶が鮮明なうちに書いておく必要があるかなと思いました。

以下の文章を読んで皆さんがどう感じられるかは分かりませんが、僕としてざっくり思っていることをまとめると、「自分が悪かった点も当然あるし、そもそもここはアメリカ(というか海外全般そう)なんだし、不運が重なったり、少しミスをしたらこれくらいのことは起こって当然だよね。それらすべてを考慮すると、結局は自分の身を守れなかったのは自己責任と言える」という認識です。

(1/15追記)
以下の理由から、ここから先の部分は有料記事とさせていただくことに決めました。
1.リーチしてほしい層(私のリアルでの知り合い、同僚、Twitterで相互フォローが長い方たち、純粋に私の近況について気にかけてくださる方)にはすでに十分記事が生き渡り、状況の共有が完了した
2.リーチしてほしくない層(私の全く知らない人、状況をよく理解せずに心無いコメントをしてくるような人)にまでこの記事が届き始めてしまった

以上の理由から、これ以上無闇に記事を拡散させる必要はないと判断し、有料記事とさせて頂きます。アメリカのビザの落とし穴にハマってしまった実例として、多くの方に役立ち得る知見だと思い筆を執ったのですが、このような決定となり自分も残念に思っています。

これを書いた後も調査は続けておりますが、どうやら自分の陥った状況は極めて稀なケースのようで、その後3人のアメリカの移民弁護士に相談しましたが、それぞれ意見が分かれています。現在も信頼できる移民弁護士に引き続き対応を依頼しているところです。

4/12追記

なお、本文は公開後も都度調査結果などを追記しており、現在は1/10公開時の文量から6000字ほど増えております。一度読んだ方でももう一度読む価値はあるかと思います。

発覚の瞬間

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