見出し画像

ばやしぃのデッキ紹介 Part.2《カジュアル環境編》 

こんにちは、こんばんは、おはようございます。
ばやしぃです。

前回の記事が思ったより見て頂けたみたいで嬉しく思っております。
見ていただいた皆様、ありがとうございます。


さて、前回は3つのデッキを簡単に紹介させていただきましたが、今回は1つのデッキに絞って紹介いたします。

理由としまして、結構な時間をかけて改良を施し、納得のいく形になったデッキであり、それ相応の思い入れのあるデッキなのでちゃんと紹介しようと思ったからです。

デッキの作成開始から現在の状態まで順を追って説明するので、最新のレシピは最後に紹介します。

今回は実際の動きがわかりやすいように、簡単な動画も用意しております。

是非ご覧ください。

よろしく頼む。



4.大霊峰相剣流次元斬

①:デッキ作成のきっかけ

今回紹介するデッキは、「深淵の相剣龍」が主体のデッキです。

「相剣軍師-龍淵」の変わり果てた姿。

元々相剣を大会で使用していたこともあり、テーマ自体の理解はそこそこあるほうです。

しかし「フォトン・ハイパーノヴァ」で登場した「深淵の相剣龍」は召喚条件がやや特殊で癖のあるモンスターであり、従来の相剣デッキにただ組み込むだけではうまく使いこなせませんでした。

ちゃんと使うなら、それ専用のデッキを考える必要がありました。


そもそもなぜ癖のある相剣龍を使おうと思ったのか。


きっかけはこちらです。(51:45~)


遊戯王の対戦動画を中心に活動しているYoutubeチャンネル
ミソのデュエルのミソ
…の恒例行事(みたいな)「ドリルフィールドの新弾見る枠」生放送内でコメントした時がきっかけでした。

この生放送で喋っているのが
「関西一のデッキビルダー」として名高いドリルフィールドさん。

誕生日に贈らせて頂いたイラスト。
本物はもっとナイスガイ。


この新弾見る枠は、新しく出たカードを一枚ずつ見て相性のいいカードを探したりして知見を増やしていく生放送なのですが、

その放送内で僕が相剣龍と相性のいいカードとして「フューチャー・ヴィジョン」を挙げたんです。
相剣龍の①、②効果のどっちも発動条件を満たせるカードなので相性いいんじゃないかと思って。

エンシェント・プロフェシーで登場。
フォーチュンレディ専用みたいな場魔法。

そしてその「フューチャー・ヴィジョン」に対しての反応が


ド「フューチャー・ヴィジョンめっちゃ賢くない?


ド「結構強くないかそれ」


ド「フューチャー・ヴィジョンかなり賢いっすねぇ


……



賢いのは僕ではなく
フューチャー・ヴィジョンであってぇ…



いやぁ、その界隈で有名な方にそういわれたら組むしかないっしょ…。
きっとみんなそう思うよ絶対…。

とまぁこのアイデアが褒められたからってのが、組んだきっかけなんです。
でも、今の社会にはこういうのが必要だと思うんです。きっと。

嬉しくなると、ついデッキを作っちゃうんだ。




②:「壱ノ型」

こちらが最初に作ったデッキです。

記念すべきVer.1

フューチャー・ヴィジョンとのコンボだけではやることが少なく、相剣龍の出番が少なそうだと思ったので、それ以外でも相剣龍を出すギミックを追加する必要がありました。

そこで、相剣龍の①効果を発動させるトリガーとして、自身を一定期間除外させる効果を持つ「ゼンマイラビット」「ヴェルズ・サンダーバード」を採用しました。

自分で何回も発条のまき直しをするやつ。
セルフ除外はフリーチェーンではないので、タイミングが大事。

(ほぼ)フリーチェーンで発動できるので、好きなタイミングで相剣龍とバトンタッチします。

<<簡単な流れ>>
1.ゼンマイラビット(ヴェルズ・サンダーバード)発動。
2.効果処理で除外。(スタンバイフェイズに帰還)
3.処理後、手札or墓地の「深淵の相剣龍」①効果発動。
4.効果処理で特殊召喚。
5.相剣龍②効果発動、場魔法と相手の場、墓地のモンスター1体対象選択。
6.対象に取ったカード2枚を除外。

っていう流れが主な戦い方です。

↑の2枚は、昔「チェーンビート」というデッキに入ってましたね。
まさか令和の時代に使うことになるとは思いませんでした。


また、フューチャー・ヴィジョンだけでは場魔法が足りないので、「エコール・ド・ゾーン」や「古の森」のようなプレイヤーに制約を課す場魔法を採用しました。

5D’sで登場したフィールド魔法。
ARC-Vにもちらっと出てましたね。


優しい森には神話が生きてる。

フューチャー・ヴィジョンも含め、これらのカードを相手ターン中に相剣龍で除外してしまえば、自分のターンでは制約に縛られずに動けるので、まぁまぁコントロール力が出ると思います。


ただ、問題点も出てきました。それも結構な。
ラビットやサンダーバードで召喚権を使うので、相剣の動きがちょっと邪魔されて、コンボに必要なカードたちがそろう頃には負けに近い状態になることが多かったです。

あと単純に事故率が高い。

そしてあまりうれしくないのが、
相剣龍より承影のほうが、ラビットやサンダーバードの除外ギミックと相性がよく、強いということです。

素材の縛りもなく、出しやすい。


このままではいかんと、デッキを見直しました。

これまで作ってきたデッキは、試作段階も含めてあまり失敗もなくできていたので、初めてこういう場面に遭遇しました。

しかしこれぞデッキビルドの醍醐味、ギミックは(褒められたから)気に入ってるので、デッキを解体せずに改良することにしました。



③:「弐ノ型」

そしてできたのが「弐ノ型」です。

ナンバリングをつけたのはここから。
ちなみに鬼滅の刃のパクリではない。


天威とか相剣の枚数が変わったりとかしてるけど、一番の変更点である3枚のカードについて紹介。

まずは「異次元の探求者」について。

除外するのは他のモンスターでもOK。
(やったことはない)

異次元の探求者は当然、ラビット達と同じ役割で入ってます。
2枚よりも優れている点として、「緊急テレポート」から飛んでくることができ、召喚権がつぶれないとこです。

気を付ける点として、除外したモンスターが帰ってくるタイミングが他の2枚とずれていて、なおかつ長いということ。

次に、フィールド魔法「VV-真羅万象」「VV-百識公国」について。

チョコ。


押し込み系フィールド魔法。

真羅万象と百識公国は一枚で場魔法を2枚用意できることができ、相剣龍の効果を自分相手ターンで往復して使えることです。

もう一つ面白い点として、除外したラビット等が自分の場に帰ってきた際、相手モンスターの正面に戻すことで、百識公国で押し込んだりできます。
後出しじゃんけんしてるみたいで、面白いコンボだと思います。

しばらくこの形で遊んでみましたが、結構よくなった感触はありました。
事故率は多少軽減されたものの、しかし改善には至らず、この時点でこれ以上の改善案が思いつかなかったので、いったん保留にしました。




④:「弐」から「参」へ

何か月かたったある日、デッキビルドパック「ワイルド・サバイバーズ」が発売されました。
その中に収録されたあるカードに注目しました。

グラウンド・ゼノ」。

新テーマ「超越竜」の融合効果持ちサーチカード。

新テーマである「超越竜」や既存の恐竜サポートのカードなんですが、①の効果で破壊するカードは何でもいいんですって。

破壊しておいしいカードといったら何がいいかな~ってなったときに思いついたのが「真竜皇」カードです。

かつて恐竜竜星なんていう
ヤンキーみたいなデッキがありましたね。

実は相剣龍って、幻竜族の効果であればどこからでも特殊召喚ができます。
「邪竜星 ガイザー」がそのような効果を持ってはいたんですが、ちょっと使いずらかった…。

しかし、恐竜チューナーをサーチしながら真竜皇を破壊してもいいカードが出たのなら話は別。
これなら「幻竜族の効果でのみ特殊召喚できる」という部分が活かせるぞ!

と気づいたので早速組み込んでみました。



⑤:「参ノ型」

そしてできたのが参ノ型です。

「参ノ型・真」になってますが、理由は後ほど。

大きく変わった点として
・真竜、超越竜の追加
・ラビット、サンダーバード、探求者を解雇
・EXの見直し

…などです。

一番大きいのは、ゼンマイラビットたちがごっそり抜けたことでしょうか。

今までありがとう。

とはいえ、セルフ除外から相剣龍へつながるギミックがなくなったわけじゃありません。
ラビットたちがしていた動きは「PSYフレームロード・Ω」と「クロノダイバー・リダン」が引き継いでいます。

除外された相剣龍を戻す役割も。
リダンは「スクラップ・ラプター」から作ります。

召喚権がしっかり相剣に使えるので、レベル8やランク8につなげやすくなり、EXデッキのカードもしっかり使えるようになりました。

真竜皇の追加によって除外をはさまずに相剣龍が出てきて、②の除外効果が自分のターンで打てる場面も増えました。
そこからランク8、真竜皇を並べてランク9を狙いやすくもなりました。

基本的には破壊された時の効果しか使いません。

ここからは動画でいくつかの展開パターンを説明いたします。
ほんの一例ですが、どうぞご覧ください。
(※音楽が流れます。)

<<基本的な動き>>

<<実践的な動き その1>>

<<実践的な動き その2>>

<<実践的な動き その3>>


相剣龍へのアクセスも増え、より幅広い戦術を取れるようになりました。

パワーも安定性も格段に向上し、いい調整ができたと思います。

とはいえ今後出るカード次第ではデッキの形が大きく変わったりすることもあるので、一旦納得できる形ができたというところで置いておきます。


デッキ名は相剣モンスターが剣を使うということで「飛天御剣流」みたいな剣術を習得しているであろうことと、かつて「次元斬」と呼ばれるデッキがあったのでそこからとってつけました。

相剣師たち流の次元斬ということで。

(ヴァリアブルブックを買えてないので、相剣たちの剣術とかそのあたりのことがどうとかわかんないです。)


参ノ型に「・真」とついてるのは、参ノ型を作った後に「超越竜ギガントザウラー」を出せるように調整したマイナーアップデートした時につけたからです。

通常モンスターは「天威の拳僧」を使います。


※9月17日追記
ギガントザウラーの素材として「天威の拳僧」を使用できないみたいです。
どうやら通常モンスターとして扱わないモンスターなので召喚条件を満たせないとのことです。

教えていただいた方ありがとうございます。
既にお褒めの言葉を頂いたあとの訂正になってしまい、申し訳ありませんでした。





・次回予告


ここまで読んでいただきありがとうございました。

ドリルフィールドさんに賢いと言ってもらったことから始まったこのデッキですが、短いながら歴史のあるデッキなので気に入ってます。

しかし、1つのデッキをちゃんと紹介するのも大変ですね。
言いたいことが多かったり、魅力を伝えるにもボキャブラリーが足りてなかったらあきまへんがな。

今回は動画での説明も加えましたが、先駆者の方々に習ってフローチャートとか作ってみてもいいかな、なんて思いました。


あと、対戦動画作ってる人達、すごいなって思いました。
今回動画作ってる時にひしひしと感じました。
これからも頑張って下さい。


次回も1つのデッキをしっかり紹介しようと思います。

Part.3に続きます。

ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?