【フェムケア】VIOの脱毛後ケアに注目! 消費者が欲するアイテムとは
VIO(デリケートゾーン)の脱毛をする方がここ数年でグッと増えています。それと同時に、脱毛後のケアアイテムにも注目が集まっているのです。
そこでこの記事では、VIO脱毛をした後に使用するケアアイテムの需要について解説いたします。
VIO脱毛の需要の高まり
VIO脱毛自体は新しいものではないものの、ここ数年で経験者が一気に増加。男女問わず、多くの方がVIO脱毛に踏み切っているという状況となりました。
VIO脱毛をするメリットには、以下のようなものが挙げられます。
・生理時の不快感が減る
・デリケートゾーンのムレやニオイが改善する
・デリケートゾーンケアがしやすくなる
・水着や下着でおしゃれしやすくなる
・黒ずみケアにつながる
メリットが多い施術であることから、興味を持つ方が増加。また、フェムケアやフェムテックへの関心の高まりも後押しとなり、VIO脱毛を決断する方が増えているのだと考えられます。
VIO脱毛後のケアアイテムも話題
VIO脱毛をしている割合が増えると同時に、脱毛後のケアアイテムについても注目が集まっています。サロンで販売されていたり、脱毛プランに含まれていたりすることもありますが、一般的にサロン販売品は高価格帯の商品が多いもの。より安価な市販品を求める方が増えているといえるでしょう。
VIO脱毛後に起こりやすい肌トラブルと、ケア方法
VIO脱毛は、レーザーや光の照射によって行われることが一般的です。カミソリや毛抜きでの自己処理に比べると、処理頻度の高さや摩擦による肌ダメージを減らすことができます。
とはいえ高熱を肌に当てることになるため、ダメージなしで施術することはできません。レーザーや光の種類にもよりますが、少なからず肌に負担がかかってしまいます。
また、デリケートゾーンに生えている毛は、他の部位に比べて太くしっかりとしていることがほとんど。太い毛には脱毛のレーザーや光が反応しやすいため、脱毛効果を実感しやすい反面、肌トラブルも起こりやすいとされています。
では、脱毛後に起こりやすい肌トラブルとそのケア方法についてみていきましょう。
乾燥によるかゆみ
VIO脱毛後は少なからず皮膚がダメージを受け、照射による熱で皮膚の水分が奪われているため、乾燥しやすい状態です。デリケートゾーンが過度に乾燥すると、水分不足からかゆみが生じてしまうことがあります。
この場合、とにかく保湿をすることが大切。全身用のものを使用するのではなく、デリケートゾーン専用で作られた、刺激の少ないアイテムでケアすることが推奨されています。
肌荒れ・赤み
照射のダメージにより、ブツブツとした肌荒れや赤みが生じてしまうことも少なくありません。また、照射直後は問題なくても、しばらくすると下着の摩擦で肌トラブルが出てしまうこともあります。
肌荒れや赤みに関しても、保湿が効果的。ローションやオイルなどを使用して、肌内部にうるおいを閉じ込める必要があります。また、赤みはデリケートゾーンを冷やすことで軽減することも。ひんやりとするタイプのケアアイテムを使うのもおすすめです。
VIOケアの現行品の傾向は?
VIO脱毛後のケアアイテムについてはすでに注目が集まっていることから、現行品もいくつか発売されています。そこで、人気のアイテムやこれから注目されそうなアイテムをいくつかチェックしてみましょう。
エステ脱毛サロンであるミュゼが販売しているVIO保湿ケアアイテム。脱毛に関しての知見があるサロンから開発されていることから、信頼感のある製品です。アルブチン、L-アスコルビン酸 2-グルコシドと美白成分が配合されているほか、脱毛サポート成分、肌荒れ防止成分、美肌成分など、1アイテムに幅広い成分を配合しています。
サラッとしたテクスチャーで、お風呂上がりに塗布しても不快感のない使い心地が人気です。
ダメージを受けたことにより、ターンオーバーが乱れて乾燥しやすくなった肌をやさしくケアするデリケートゾーン用ローション。弱酸性で作られており、肌本来の力でターンオーバーを整えます。皮膚内に埋もれてしまった毛を防ぐ効果についても言及されており、脱毛との関連性が高いアイテムです。
洗練されたパッケージで、手に取りやすさを感じさせるデリケートゾーン用保湿セラム。脱毛後の敏感になった肌にも使えるよう、自然由来の成分でやさしくうるおいを与えます。ジェル状のセラムになっており、ベタつきを感じづらいテクスチャーです。
脱毛後のケアアイテムを開発する際のポイント
脱毛後に起こりやすい肌トラブルや、現行品の傾向から、商品開発の際は以下のようなポイントに留意する必要があると考えられます。
保湿+αの訴求ができる
脱毛後の肌状態を考えると、保湿成分の配合はマストであるといえるでしょう。とはいえ、保湿ができることはもはや当たり前。保湿のほかに、プラスアルファで訴求できる効果が必要となります。
現行品に多いのは、美白ケア(黒ずみケア)、エイジングケア、抗炎症作用といったもの。脱毛後のケアに特化するのであれば、抗炎症作用のある成分を配合するとアプローチしやすいかもしれません。
安心して使える成分設計
デリケートゾーンに使用するものなので、安心して使える成分設計が重要です。オーガニックや天然由来、植物由来といった言葉に安心感を抱く方が多いことから、天然由来の成分や植物由来の成分を多く配合して開発している製品が多く見られます。
また、フリー処方の表記も消費者に安心感を与える方法のひとつです。石油由来の成分や香料、パラベンなど、一般的に肌にあまりよくないとされている成分を使用せず、なるべく〇〇フリーという表記をはっきりと記載することをおすすめします。
手に取りやすいパッケージ
フェムケア、フェムテックという言葉が浸透し始めているとはいえ、まだまだフェムケアアイテムに羞恥心を持っている消費者は少なくありません。そのため、デリケートゾーン周りのアイテムを手に取ってもらうには、おしゃれで手に取りやすいパッケージが重要になります。
白やピンクといった清潔感のあるカラーを採用しているブランドが多いのですが、あえてインテリアになじむようなベージュやグレーをメインカラーにするのもおすすめです。
香りの設計は二極化
香りについては、無香料派と香りを楽しみたい派に分かれており、ターゲット設定が重要になります。デリケートゾーンから香りがするのは嫌、ボディケアアイテムの香りと混ざるのが嫌と感じる方もいれば、香りを楽しみながらケアしたいという方も一定数いるのが事実です。
ブランドによっては、香り付きタイプと無香料タイプのどちらも発売していることも。幅広いターゲットにアプローチしたい場合は、複数アイテムの開発も視野に入れてみるといいでしょう。
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