【続・気胸で集中治療室までいった話】
<あらすじ>
とある女子大生が、肺に穴を開けたまま2ヶ月放置し、やっと病院にかかったところ自然気胸が判明し緊急入院しました。
で、入院する…となるとまず、胸腔ドレーンというものをブスッと入れられます。
そもそも、肺は肋骨と胸膜というのに守られぴったり閉じています。この空間を胸膜といい、ここから外につながっている直接的な抜け道はありません。
そのため、肺から漏れた空気は逃げ場がなく(正確にいうと一部は血液に溶けて体外へ運ばれるらしい)、胸腔の周りの臓器をグイグイと押し潰すわけです。
心臓の痛みは↑これが原因だったようです。
というわけで、漏れて溜まった空気の抜け道を直接作ってあげよう!というのがこの胸腔ドレーンという治療法です。
気胸になると手術の有無を問わず、大体の人がこのドレーンを経験するみたいですね。
↓イメージ
というわけで、胸腔ドレーンを入れて一緒に過ごす生活が始まるわけですが、まあーこれが痛い。まあーとにかく痛い。痛いんです。
例えるなら、体の中に鬼がいて金棒でガスガスやられる感じ。"逆"一寸法師の気分。
もう眠るのも困難なので、様々な鎮痛剤を嗜んでました。
お馴染みのロキソニン、実は鎮痛剤としてはまあまあ強い方。だが!さらに強いのが医療用麻薬。これはすごい。
医療用麻薬。パワーワード。アウトローでヤバい感(語彙力)ありますが、医療用で正当に開発されたものなので大丈夫です。捕まりません。
検査を受ける→三食食べる→お薬飲む→眠る、ことをしながら大学の先生方に欠席事情のメールを送る毎日。
が、4日目くらいに39.2℃の発熱。
痛い・熱い・苦しいの三拍子で、意識もボヤ〜っとしたまま精密検査。
"ちょっと気胸どころじゃない事態なので
集中治療室行きましょう!"
????
あれよあれよと、あちこちに管を刺され機械をつけられそのままベッドごと輸送。
というわけで集中治療室編に続く。
(タイトルの写真は関係ないです。入院したせいで桜が見られなかったくらいでしょうか。ちなみに写真は梅です。)
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