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【クラシックとはどんな音楽か】演歌と比べるとよくわかる

クラシック音楽が、どんな音楽かを知ろうと思ったら、演歌(歌謡曲)と比べてみると、分かり易いと、私は、よく、そう思います。

つまり、演歌は、

「有節歌曲」

といって、一節、二節、三節と、同じ節が、何回か繰り返される形で作られており、各々には、私たちに、分かり易い、日本語の歌詞が、ついていますよね。

惚れた・はれた・別れた・涙した・雨がふる等と、直ぐに、情景が想像でき、喜怒哀楽の気持が伝わってきます。

理解するのに、何ら、困難がないうえに、現在では、カラオケというものまで、揃っています。

何回か聴いて、覚えて、カラオケで、歌ってみる。

頭の中に定着するのに、時間は、かかりません。

それに対して、クラシック音楽は、大半が、楽器だけによる曲です。

もちろん、演歌と対比できる歌曲もあるわけですが、歌詞は、ドイツ語やイタリア、フランス語等、何を言っているのか、意味がわからない(^^;

長い曲もあれば、短い曲もあり、作曲者のことを考えれば、仕方ないけど、一曲の中で、山あり谷ありと、色々な変化がつけられています。

有節歌曲とは違うから、なにしろ、簡単に、覚えられない。

いや、覚えたとしても、何を言おうとしているのかは、依然として、分からない。

響きや色彩感、雰囲気(情緒)などが、あるだけです。

そして、抽象的です。

だから、聴こえてきて、直ぐに、内容のわかる演歌と比べると、どうしても、

「とっつきにくい」

という印象が、まっ先にきてしまうのではないでしょうか。

例えてみれば、庶民的で、話しやすい下町娘に対する、ちょっと、気どった、山の手のお嬢さんと、例えることができるかもしれません。

本当は、友だちになりたいくせに、自分からは、話しかけようとしない。

如何にも、思わせぶりに、私たちの前に現れては、その反応を、窺ったり、楽しんでいるところがある。

しかし、それなりに、チャーミングなことも確かだから、ケーキやコーヒーを好む都会派には、やはり、どこか、気になって仕方がない。

できれば、友だちになりたいし、もっと知りたいと思う。

そういう、クラシック音楽と親しくなるには、何よりも、演歌と同じ基準で、眺めないことですって、あまり、良い例えではないかもしれないけど(^^♪

クラシック音楽は、一節、二節、三節と、単純に繰返す音楽、または、歌詞を手がかりに、聴く音楽ではなくて、音、そのものの重なりや変化、響きによって、何かを表わした音楽であること。

抽象的ではあるけれど、その33分、想像力や、空想力を広げて、さまざまな興味を刺激するユニークな音楽であると、知ることと、言えるのではないでしょうか。

そして、こちらから、近づいて聴く音楽だと、理解することがポイントだと、そう、感じます。

【季節とシチュエーションに応じたクラシック音楽】

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秋の夜長とクラシック~Autumn night long classical music

Clair de lune~月夜のクラシックメドレー


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