しみじみ味わうおみそ汁。
河内の国守・守護、 和泉の守護として人心をよくつかみ、質素を旨とした鎌倉時代の武将である楠木正成の言葉に「遊びも度重なれば楽しみならず。珍膳も毎日食らえばうまからず。」とあります。
遊びにふけって生活を破壊し食におごることを戒めたものです。
したことないけど、毎回贅沢をして遊びまわっていると飽きてしまうんでしょうねぇ。
贅沢な生活も、遊びも、日々していると、楽しい事はない。
日々、苦悩している人が、人の情け、感じた時、価値がわかるものなのでしょう。
いい食べ物食べて、日々暮らしていると、人間が本当に旨い食べ物は、解らなくて、絶食して、米を食べ、みそ汁を飲んだ時の旨さは、ほんと美味いと感じられるのだと感じます。
現代は昔のような「ハレ」と「ケ」の区別が薄らいできているといえるのかもしれません。
ちなみに、”ハレ”とは「非日常」、”ケ”とは「日常」のことです。
「ハレ」と「ケ」どちらに片寄っても、生活としては楽しくなくなっていくのでしょうねぇ。
どちらも大切にしたい。
そう、ケがあるからハレがある。
「夏になると冬がよいという、冬になると夏がよいという、狭い家に住めば広い家に住む人がうらやましいという、広い家に住めばこじんまりとした狭い家がよいという、独身の頃には早く結婚したいといい、結婚するとやはり独身時代が気楽だったという、それじゃどこにも幸福はあるまい、汝は自分勝手に不幸を作っているのだ、“喝”」
どこかのお寺の門前の掲示板に掲げられていた言葉ですが、ごもっとも(ペコリ)
どんな時でも「今」を楽しく過ごすことができれば、その状態は幸福と呼べるのだろうと思います。
そう、「汝は自分勝手に不幸を作っているのだ」^^;
肝に銘じて、暖かごはんとおみそ汁食べて、カラダにじんわり、あたたかさが広がる・・・・・・♪、感触を味わい尽くさないと、ね(^^)
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