【日常茶飯事】新しい1週間を始める前に新聞を念入りにチェック♪
「井の中の蛙 大海を知らずされどその深さを知る」
自分より知識も経験も深い人と出会ったとき、逆に、自分より経験を重ねているはずなのに、全く意識に広がりを感じない人に出会ったとき、私は、しばしばこのことわざの1行目を思うことがありました。
そんなマイナスの気持ちを払拭するきっかけとなったのが、後に続く2行目を知ったときです。
誰だって、今より、知識も常識も、つけられるものならつけたいもの。
いろいろなところへ行って、見聞を広げられるものなら広げたいもの。
でも、あらゆる知識を身に着けるのも、あらゆる場所を知っておくのも、時間的にも、物理的にも、限界があります。
そういう意味で考えてみれば、ほとんどの人が、ある部分で
「井の中の蛙」
になるのではないでしょうか。
もし、私が、誰かに対して、この人は、自分の
「井戸」
しか知らないな、と思ったとしても、私が、
「海」
だと思っている所は、別の人からみると
「井戸」
でしかないかもしれません。
だから、話が通じにくいなぁという相手がいたとしても、それは、お互いの
「井戸」
を知らないから発生するすれ違いであって、決して、相手が、もしくは、自分が劣っているとか、視野が狭いから、というわけではないのです。
そして、その
「井戸」
は、それを持っている人だけが飲める水であふれていて、深く掘り下げていくことで、誰もが、その
「井戸」
のプロフェッショナルになれる可能性を持っているのです。
掘っていくことで湧き出す水は、芸能に関することかもしれないし、心に関することかもしれないし、経験に関することかもしれないし、などなど、人それぞれです。
そう思ってから、おごることなく人に接することができるようになり、私ってまだまだだなぁ、とちょっと自分に後悔することがあったのも、今の私だって全然ダメなわけではないんだ、と思えるようになりました。
だから、みなさんも、そんな素敵な井の中の蛙なんですよね(^^)
ここでちょっと立ち止まって、自分の
「井戸」
に目を向けてみませんか?
自分が手の届く範囲で、ただ生活しているだけでも、他の井戸から来た人にとっては、必ずプロフェッショナルに思える一面を誰もが持っています。
実は、みんなそれぞれが、すごい人なんですから!
みんなが、豊かな水で潤う井戸を持ち続けていられますように。
参考までに言えば、
「井の中の蛙・・・」
の出典は荘子ですが、その後に続くとされている2行目は、後の人につけられたものだそうです。
詳細は不明です・・・
「近くばかり見て、生きるんじゃない!!」
'`−ィ♪( •ᴗ• )⸝