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THE IDOLM@STER SHINY COLORS 5.5th Anniversary LIVE 星が見上げた空 ライブレポ

お疲れ様です。
バウアーです。

もう5週間前のイベントです。
そして5週連続アイマスイベント参加の一週目です。

あの日を振り返りましょう。
シャニアニ先行上映前。
シャニソンサービス開始前。
年末に向かって様々な展開が開始される前のライブ。
始まりの始まりを感じさせる空気が、
あの日の海浜幕張にあったと記憶しています。

開演前の恒例の名刺交換中も、
馴染みのPの皆さんだけではなく、
新規の方々もいらっしゃいました。
アイマスブランドでは5番目の、
比較的新しいシャニマスには、
自然と下の方々がいるのだと感じられました。

しかしながらシャニマスは今年で5年目。
新規という枠から飛び出し、
新たな発展が必要となる時期。
そこに新規ゲームと新作アニメ。
理にかなっている発展と言えるでしょう。
そんな発展がどうなるか。
シャニマスとしての青写真が見られることを期待し、
このライブに参加しました。

シャニマスの「舞台」とは

開演前、
観客へのアナウンスがありました。
それはライブ演出のため、
ライトの電源を切るようにとの指示。
最初は何かと思っていましたが、
指示に従ってライトの電源を切り、
開演まで待ちました。

開演すると、
天井からステージ上部まで伸びている電飾が輝き、
雰囲気作りが行われました。
イントロのムービーなども含めて、
自分はシャニマスの「舞台」は何なのかを、
強いメッセージで伝えていると受け取りました。

シャニマスの「舞台」。
それは「」です。

「空」というのは、
ボーダレスかつ様々な色を見せます。
朝焼けや夕焼けのようなオレンジ。
快晴の日の澄み切った青空。
日が落ちれば黒。
もっと細かく見れば、
様々な色が見られます。
シャイニーカラーズの8ユニットは、
そんなカラフルなアイドル達であることは、
今となっては説明不要でしょう。

別の観点から、
各種メディアのビジュアルから確認しましょう。

CDジャケットでは、
最初のCDシリーズ、
「BRILLI@NT WING」からの一枚。

Spread the Wings!!

初期の4ユニットが一枚に集まる合同の一枚。
背景には青空と羽根で彩られ、
右下には虹もあります。
シャイニーカラーズのアイドル達が、
大空へ向かって羽を広げ、
飛び立つテーマを伝えています。
楽曲の「Spread the Wings!!」も相まって、
アイデンティティを伝えています。

続いてはゲームのキービジュアル。
「SONG for PRISM」の壁紙です。

公式サイトの壁紙

右下で真乃が踊っています。
舞台は空の中。
空の中で伸び伸びと舞い、
朝焼けのような日の出前の空のような、
色合いが受け手次第でどうとでも取れるような、
解釈の広い絵となっています。

最後はアニメキービジュアルから。

アニメ公式サイトからのキービジュアル

初期組の4人が河川敷に集まっての一枚絵。
こちらも絵の上部に「空」が描かれています。
キャッチフレーズの
「一緒に、行こう。光の先へ」も、
空の中に光の先を見出し、
その先へ皆で進もうとするメッセージが
込められています。

これらビジュアルから、
シャイニーカラーズは「空」が舞台であることを
繰り返し訴えています。
シンデレラガールズは「城」、
ミリオンライブは「劇場」と
目に見える物質としての舞台があります。
シャイニーカラーズの「空」は目に見えるものの、
物質というよりは概念の要素が混ざっていて、
複雑さを兼ね合わせています。
これをライブの冒頭の電飾を使った表現で訴え、
観客に印象付けているのが受け取れました。

以下の記事は両日に渡って各ユニットに関しての
感想記事になります。

①コメティック

2023年は斑鳩ルカ大プッシュの年と言えるでしょう。
5thにて川口莉奈さんがサプライズ登場し、
ルカの283プロ加入が大々的に宣伝されました。
「我儘なまま」ではソロ曲が披露され、
「斑鳩ルカ、ここにあり」と
存在感を見せつけました。
そして同イベントでは新ユニット、
コメティックの情報が公開。
ルカのユニット活動の路線が展開されました。

5.5thでは新作のユニット曲が3曲披露。
川口莉奈をセンターに、
初登場の三川華月さん、
小澤麗那さんが格好良いステージを披露しました。
「カラーレス・アイドル」のテーマを引っ提げ、
殴り込みの様相を呈していたコメティックは、
シャニソンからの新ユニットとして必要な
アグレッシブさを、
このライブで見せつけたと感じました。

②シーズ

濃厚なストーリーを見せるシャイニーカラーズ。
その中でもシーズの存在は、
シナリオの深さを特に担っていると
日々感じています。

にちかも美琴という年の差とキャリア差が
目立つユニット。
そんな歪さを感じるユニットのストーリーは、
いつもハラハラします。
そんなハラハラさがあるからでしょうか、
シーズはいつも格好いい。
ステージ映えします。

紫月杏朱彩さん、
山根綺さんが見せるステージは、
どれもシャープ。
アイマスブランド全体で見ても、
トップクラスで格好良いと思っています。
お気に入りの「Fly and Fly」は
トロッコ演出でしたが、
最後に少し見せたダンスは
自分がこのユニットに惚れた理由である、
シャープなダンスが少しだけ見られたのが
嬉しかったです。

③ストレイライト

アグレッシブさという点では、
シャイニーカラーズに
最初に加入したストレイライトは
トリオのダンスの流れから攻撃性を感じています。
最初のCDジャケットで目にした時から、
只者ではない雰囲気を携え、
いつもライブで「迷光」を引っ提げて、
観客を刺激するユニットではシャニマスで一番かも。

「Wandering Dream Chaser」は思い出の曲。
ストレイライトのデビュー曲で、
生で見た曲では一番目にしています。
「迷光」がユニットテーマにありながらも、
蓋を開けて見たら実は熱血ユニット。
そんな熱血さを見せるこの曲は、
いつも自分を熱くさせてくれます。

④ノクチル

こんなに内向きなユニットが存在するのか。
かなりコンセプトに驚かされたのが
「ノクチル」でした。

全員が全員昔からの付き合いがあり、
勝手知ったる間柄。
アイドル活動こそしているが、
4人にとっての課外活動の感じも否めないのが
ノクチル。
そんなノクチルのコンセプトはこれです。

ゲーム公式サイトより

ありのままの4人。
そんなコンセプトを名刺代わりにステージで
見せつけたのは、
「いつだって僕らは」だと思っています。
やっぱりノクチルの原点はここにあるな。
とそう思いました。

⑤放課後クライマックスガールズ

明るさを目一杯見せつけるという点では、
このユニットの右に出るのは簡単ではありません。
河野ひよりさんの明るい声に引っ張られ、
他メンバーの方々が波に乗って弾ける。
そんな流れを何回も見てきました。

各ブランドでオレンジを基調としたアイドル、
ユニットが存在し、
どれも会場一番の盛り上がりを演出します。
その中でも放課後クライマックスガールズは、
会場全体で乗る雰囲気が高い。
寧ろ波に乗らなくてはと心が焦るほどに、
乗りたいと思う波があります。

そんなノリノリなユニットですが、
いつも激しいノリの曲ばかりではありません。
「ひめくりモザイク」はノリの良さを保ちつつ、
いつもよりテンポは抑えめ。(あくまで比較した上で)
気軽に、
手軽に乗れるのが良さと捉えています。
こういう曲が出来るのも、
このユニットの懐の深さだと感じています。

⑥アンティーカ

「新世界の革命的アイドルユニット」
レボリューションを常に忘れないアンティーカは、
5人組ユニットのチームワークで
いつも新しさを演出しています。

決して全員が全員ゴシックが好みというわけでは
ありませんが、
曲で表現したいテーマを、
機織り機のように滑らかに表現する。
それがアンティーカだと思っています。

今回のライブでは「有彩色ユリイカ」が
リリースイベント以外では初めて披露されました。
ラスサビ歌詞の
やっと分かったんだ描きたいものは」に関する
考察はアンティーカPの間で議論が交わされる程に
深さがあり、
会場で聞いて自分なりの考えを持つようになりました。
考えることが多いアンティーカの歌は、
新世界という定義付けが難しいテーマを背負った
アイドルユニットならではだと思います。

⑦アルストロメリア

花ざかり、私達の幸福論

えー、ここで馬鹿になります。

このユニット。
いつも自分の頭をバグらせます。
幸せとは何か。
幸福とは何によって定義されるのか。
自分なりの持論を持っていましたが、
このユニットに塗替えられました。

リリースイベントで初めて目にして以来、
アルストロメリアが醸し出すハッピーさが
自分の癒しです。
その点では、
今回披露された「グラデーション」は、
幸福論の色合いを込めた内容だと思っています。

脳がいつも蕩けます。
このユニットこそ、
自分が密かに求めていた、
無意識のうちに求めていた理想像。
それがアルストロメリア。

⑧イルミネーションスターズ

各ブランドにはセンタートリオがいます。
本家の「はるちはみき」。
シンデレラガールズの
「ニュージェネレーションズ」。
ミリオンライブの「信号機トリオ」
(ストロベリーポップムーン、シグナル)。
SideMのドラスタこと「DRAMATICSTARS」。
そしてシャイニーカラーズの
「イルミネーションスターズ」。

過去のユニットからすると、
イルミネーションスターズには
そこまで強烈な印象は受けませんでした。
センタートリオでドンと攻めるのではなく、
現代的な優しさを内包した、
包み込むようなユニットだと感じました。

ユニット曲もそうでした。
一気に攻めるというよりは、
徐々に近づいて自分たちを少しずつ知ってもらう。
消極的とも積極的とも言いにくい、
真ん中辺りの攻め具合が
イルミネーションスターズだと思っています。

ユニットのコミュからも感じられましたが、
アイドルを志す気持ちはあれど、
ガツガツした感じは3人には見受けられません。
この辺りも、
アイマスの新規ブランドはその時代に合った
女の子像を反映する、
運営の姿勢が感じられます。
しかしながら目標に向かって進むエネルギーはある。
「ヒカリのdestination」はそんなトリオの気持ちを、
全乗せした曲だと思っています。
Day2の最後のユニット曲に相応しい、
シャイニーカラーズのスタートを担った3人の姿が、
とても眩しかったです。

終わりに

考えさせられるライブだった。
そう言えます。
二日間に渡って各ユニットの定義や意義は何なのか。
ひいてはシャイニーカラーズとは何か。
観客に疑問を投げかけ、
定義を主張するようなライブだったと振り返ります。

シャニソンの展開を念頭に置いて、
コメティックを両日に渡ってアピールしたのは、
今後の期待の大きさが伺えます。
ルカを中心に、
新作ゲームを宣伝するにあたっての、
強いアピールを担うこととなったコメティック。
今後のライブイベントへの露出機会の多さからも、
期待値の高さはとても高いと言えるでしょう。

アニメに関して言えば、
先行上映を通じてシャニアニの良さが、
多くのPの皆さんに届くことを願います。
個人的な感想は、
バウアーは既に第1章の感想記事を載せましたので、
詳しくはそちらを参照してください。

今後の展望として望ましいのは、
新作ゲームとアニメを通じての新規の方々の増加。
2024年の
「THE IDOLM@STER SHINY COLORS 6thLIVE TOUR Come and Unite! Brilliant Blooms/Fantastic Fireworks」では
大阪城ホールとKアリーナ横浜と万単位の会場が
用意されました。
ここで一気に広い会場で勝負に出たと感じました。
増えた分だけ、
多くの方々にシャニマスを知って欲しいと、
一人のPとして思います。

この記事はここで筆を置きます。
来年以降のシャイニーカラーズの繫栄を願って、
次の展開に期待を寄せます。
それでは!

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