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283PRODUCTION SOLO PERFORMANCE LIVE「我儘なまま」ライブレポート

お疲れ様です。
バウアーです。

ソロコンセプトライブ。
これまでにない試みです。
出演するアイドル達のソロ曲をこれでもかと盛り込み、
一人一人のパフォーマンスに注目させるコンセプト。
これに舵を切った運営陣は勇気があると思います。

シャイニーカラーズはユニットを前面に押し出した
コンテンツ。
SideMの例を女性アイドルに落とし込み、
ティーネイジの女の子たちの人間模様が売り。
そのコンセプトは確かにヒットし、
会場の賑わいからもコンテンツのヒットが
感じられました。

そんなライブに参加したバウアー。
お目当ては確かにアルストロメリアの3人のステージ。
普段はトリオとしてのストーリーが展開される中で、
一人一人を味わえる機会。
しっかりと堪能しようと思っていました。

しかしながら、
お目当ては3人に限りません。
寧ろ、
こちらを目当てにライブ参加したと言っても
過言ではありません。


斑鳩ルカの異物感を感じたい

2021年12月18-19日に
開催されたクリスマスイベント、
「THE IDOLM@STER SHINY COLORS Xmas Party -Silent night-」

大盛況のうちに幕を閉じたライブでした。
それは単純に演者の皆さんが繰り広げた
イベントが良かっただけでなく、
予期せぬサプライズがあったから。
そう、
斑鳩ルカ役の川口莉奈さんが初めて登場したのです。

ルカの存在はシャイニーカラーズだけでなく、
アイマスコンテンツ全体で見ても異質。
それまでライバルアイドルは
961プロ所属だったのが通例だったのに対して、
別事務所でのライバルアイドルでした。

更に言えばその攻撃性の高さ。
Jupiter、玲音、詩歌は
ライバルアイドルではあるものの、
敵意に関しては及第点のレベルでした。
ルカはその及第点を超えて、
抜き身の刀のような危険な空気を常に纏い、
283プロの天井社長へのヘイトは
過去最大の領域でした。

そんなアイドルが歌う曲、
「神様は死んだ、って」はその攻撃性を
楽曲に移したかのような、
劇薬と言える刺激を与える楽曲。
それまでのシャイニーカラーズの楽曲全体を
見渡しても、
これほどの黒さを感じさせる楽曲が
あったでしょうか。
そんな楽曲を聞けると期待し、
「我儘なまま」に参加したのです。

一人一人を味わうことの意義

繰り返しになりますが、
シャイニーカラーズの基本的な売り方は
ユニットの箱売り。
それまでのCDシリーズも、
基本的にはユニット曲のリリースが中心。

そんな中で登場したソロ曲のCDシリーズ、
「THE IDOLM@STER SHINY COLORS
COLORFUL FE@THERS」は、
シャイニーカラーズのアイドル個人個人を
味わうためにリリースされたと捉えています。
ゲーム内では個人個人でシナリオが進められますが、
個人曲は無かった。
そこに待ってましたと登場したのが
上記のシリーズです。

2021年の
「3rdLIVE TOUR PIECE ON PLANET」では
全国各所でソロステージが披露されましたが、
新型コロナの流行もあって、
全力で応援するというには遠かった。
それのリベンジともいえるのが、
この「我儘なまま」なのです。

イベントが始まって、
学校のドラマが所々に挟まれた演出がありましたが、
それは問題ではありません。
(というか寧ろ問題アリ)
肝心のライブはどれも名刺代わりのソロ曲で
埋め尽くされ、
真正面から向き合うことができました。

そしてその中でも、
恐らくこのライブで
最高潮の盛り上がりを見せたのは、
やはりルカ役の川口さんのステージでした。
あのクリスマスパーティで見せた、
戦慄のステージ。
それを早くこの目で確かめたかった。
そんなPの皆さんが沢山いたのだと感じました。

ルカについてはゲーム内でコミュが作られたりと、
今後のドラマ展開が気になりますし、
発表されました新ユニットの「CoMETIK」の展開は
シャニソンで展開されるでしょう。
ルカと新加入の二人は、
シャイニーカラーズを
盛り上げてくれることでしょう。

ソロコンセプトの正しさを実感

今回のライブは学校ドラマを取り入れてましたが、
正直なところ上手くマッチしているようには
感じませんでした。
学校ドラマならキャストの衣装も学生服風に
合わせるべきでしょうし、
何よりシナリオがぶつ切りで整合性を
感じられませんでした。
これに関しては減点対象でしょう。

しかしながらキャストの皆さんが、
与えられた個別ステージで見せてくれた
パフォーマンスは、
どれも味の違うものでした。
アイドル個人個人のキャラクターが
反映された曲を通じ、
アイドルを知ることが出来る。
一人一人と向き合えたのが、
このコンセプトの意義だと思うのです。

そして同時に正しさも感じました。
最近のシンデレラやミリオンでは
ユニット曲が増加し、
自然とセットリストもユニット曲が
幅を利かせています。
一方で個人曲は、
新しく加入した声優さんのステージはあるものの、
昔から参加されている声優さんが歌う機会は
減っています。

これを自分はソロ曲への軽視と感じ、
警鐘を鳴らします。
確かに複数の声優さんが織りなすステージの良さは
分かります。
ですがそれはソロ曲を通じて、
アイドルの自己紹介をする場所を削る理由には
なりません。

来場するPの皆さんは、
各々のアイドルが一番輝いていると信じています。
そしてその輝きがホンモノであることを
証明するには、
ソロステージが一番分かり易い。
シャニのような箱売りコンテンツであっても、
ソロコンセプトライブを今回開催しました。
先にライブ展開したシンデレラや
ミリオンがソロステージを軽視しては、
ダメだと思うのです。

ソロコンセプトライブは定期的に
開催すべきです。
アイドル一人一人を味わう意義がそこにあります。
このコンテンツを支えるアイドルは、
どんな存在なのか。
それを知るためには、
面倒かもしれませんが一人一人を知ることが肝要。
運営としてその知る機会を提供する目的でも、
ソロコンセプトライブは価値が高いと、
少なくともバウアーは感じました。

各ブランドのソロコンセプトライブの定期開催を、
ここに強く望みます。

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