謹賀新年
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
そして、地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
命を守るはずの建築が、命を奪う状況をみると、本当に心が痛みます。特にこのような旧耐震の木造家屋の耐震化、そして断熱化を進めていく方法はないのかと、何とも言えない悲痛な気持ちになります。本当に日本全国、どこでも起こりうる地震であり、人の命を守るための耐震化＋断熱化を少しでも増やしていくことを、弊社としても必死で取り組んでいきたいと思います。ただ、今はこれ以上被害が拡がらないこと、被災された方々の暮らしが少しでも早く日常に戻れることを願っております。
なお、プラスディー設計室は２０２２年より以下のように住宅の設計仕様を一部変更しております。
・等級6＝HEAT20 G2＝0.46W/(m2・K)を達成する高気密高断熱（目標値0.35～0.39）
・耐震等級３＝建築基準法の1.5倍を確保する耐震性能
・セルロース断熱によるによる省令準耐火構造化
・ZEH（ゼロエネルギーハウス）化による光熱費減＋太陽光自家消費＋売電
ということを基本性能としております。※お客様のご要望により変更可能
これらの仕様全てが、震災後もそのまま安心して住み続けることにつながります。震災時に避難しなくても良いという安心感に勝るものはないと思います。こちらについてはまた改めて書きたいと思います。
さて、旧年中は多くの皆様に大変お世話になり、誠にありがとうございました。
昨年はまずは抱えているタスクをしっかりとこなし、プラスディー設計室として新たな在り方を模索する１年にしようと、なるべく営業を控え、新規案件を取りにいくことを押さえておりました。SNSやホームページの発信も控えていました（本当は忙しくて全然更新できなかったことが大きな理由ですがｗ）
そんななかでも以下のような設計案件が無事竣工しました。こうやってみると多種多様な案件に恵まれていると感じております。弊社にご依頼いただいたお客様、そして施工して頂いた工事業者の皆様に心より感謝いたします。
全ての設計で考えていることは、お客様の要望に応え、誠心誠意の対応で信頼されるパートナーであること。住宅にあっては、心身ともに心地よい暮らしを。事業案件にあたっては、その事業の成功を。
デザインだけに偏らない、でもちゃんとデザインする。
開業以来、時代とともに設計の仕様等は都度変更してきておりますが、『お客様と打ち合わせを重ね、じっくりと考え抜かれた設計をするとともに、デザイン、使いやすさ、設備、断熱、構造、コスト、メンテナンス性などをバランスよく高いレベルで実現すること』という弊社の設計方針は変わっていないと思います。
以下、２０２３年プラスディー設計室の設計竣工案件になります。
『新川町の住宅』
・新築 木造平屋建て 用途：住宅
・中庭とデッキテラスを中心としたプラン
・UA値 0.38、ZEH、床下エアコン採用
・耐震等級3
『上野町の住宅』
・新築 木造平屋建て 用途：住宅
・キッチンを中心とした回遊性のあるプラン
・UA値 0.32、床下エアコン採用
・耐震等級3
『笠之原こども園学童施設』
・新築 木造平屋建て 用途：放課後児童クラブ
・広いデッキを中心としたプラン
・カフェのような水回りデザイン
『コインランドリーLIFE』
・新築 木造平屋建て 用途：コインランドリー他
・屋久島のコインランドリーとセルフカフェの複合施設
・地域のコミュニティを産む場をデザイン
・事業再構築補助金案件
『SAKURA YAKUSHIMA』
・新築 木造平屋建て 用途：戸建て宿泊施設
・屋久島の戸建て宿泊施設
・オーシャンビュー＆プライベートサウナ付
・ホームページや運営などのプロデュース含む
・ZEB ready取得。UA値0.46
・事業再構築補助金案件
『Nesoberi VILLA TAKASU』
・リノベーション＆用途変更 木造２階建て 用途：戸建て宿泊施設
・戸建て別荘のリノベーション
・一部断熱補強
・事業再構築補助金案件
・運営などのプロデュース含む
『株式会社アンカー JR 鹿児島中央ビルオフィス』
・オフィスデザイン 用途：事務所
・リサイクル企業のオフィス
・企業価値と働く環境を未来志向で高めるオフィスデザイン
・植栽協力：enmoyukari
『しぶし動物病院 改修増築工事』
・リノベーション＆用途変更 鉄骨造２階建て 用途：戸建て宿泊施設
・既存の鉄骨造一部をリノベーションし動物病院を拡張
・ファサードデザインを再構築＋老朽化部分の改修
現在、設計にはお時間を頂いております。設計のご依頼に関しましてはお早めにご相談頂けると助かります。
それでは、本年も何卒よろしくお願いいたします。
株式会社プラスディー設計室 代表取締役 川畠康文
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