【FX初心者学習】2日目「FXって何」
2日目の学習がスタートです!!
ようやくここからFXについて本格的に学んでいくことになります。
早速始めていきましょう!!
FXってそもそも何??
FXはForeign Exchangeの略称です。
日本国内外の通貨を売り買いして、それらの差益で利益を得る投資です。
差金決済
差金決済は、現物の受け渡しを行わないで、売り買いによって生じた差額のみの受け渡しをする取引のことです。
FXでドル円を取引する際も、円とドルの受け渡しは行わず、売買で生じたの損益の分だけの受け渡しを行います。
これにより、ウェブ上などでも取引ができるようになっています。
また、FXの特徴として売りから取引を始めることもできたり、口座に円しか持っていなくてもEURUSD(ユーロドル)を取引することが可能です。
証拠金取引
証拠金取引は、一定額の金銭を担保として預けておくことで取引ができる仕組みのことです。
FXで利益を上げるには、主に2つのタイプのトレードがあります。それは「裁量トレード」と「システムトレード」です。
裁量トレードは、自分自身の手によって注文から決済までを行うトレードで、システムトレードは自動取引プログラムに注文や決済を任せるトレードです。
ただし、システムトレードは、人間のような感情抜きで24時間休まず、プログラムが相場で取引することができる一方で、システムを自分で設定する必要があったり、自分の思うように取引をコントロールできないというデメリットがあります。
FXの知識がないままシステムトレードに手を出すのは、自殺行為のようなものなので、裁量トレードで経験を積んでからやってみたほうがいいです。
利益が出る仕組み
FXでは、2つの方法で利益を上げることができます。
「安い時に買って高くなったら売る」もしくは「高い時に売って安くなった時に買う」このどちらかです。
FXは差金決済によって売りから始めることができるといった通り、ドル円(USDJPY)を高い時に売って、安くなった時に買うことで利益を生むことができます。
しかし、相場ではうまくいくことばかりでなく、「安い時に買ったのに、高くならずにさらに安くなる」、「高い時に売ったのに、安くならずにさらに高くなる」ということが往々にしておきます。
そのような場合は、利益ではなく、損失を生むことになります。
為替レートの読み方
通貨ペアは、USDJPY、EURUSDというようなアルファベットで表記されます。
例えばUSDJPYの為替レートが、123.456だった場合は1ドル123円45銭6厘(厘は「りん」と呼ぶ)と読み、EURUSDが1.05432の場合は、1ユーロ1.05432ドルと読みます。
USDJPYのUSDのように、左側に来る通貨は、EUR(ユーロ)、GBP(ポンド)、AUD(オージー)、NZD(ニュージー)、USD、その他の順になってきます。
例えば、NZDとGBPの通貨ペアはNZDGBPとは表記せず、GBPNZDと表記されます。
BID、ASK、ロング、ショート
為替レートは、売る時の値段と買う時のレートの2つがあり、それぞれBID(売値)とASK(買値)と言います。
買いで注文をするときはASKのレートが適用され、売りで注文をするときはBIDのレートが適用されます。
BIDとASKのレートには若干の差があり、その差をスプレッドと言います。
スプレッドは通貨ペアによって違います。また、証券会社によっても同じ通貨ペアを比較した時のスプレッドも違いがあります。
一般的には、スプレッドが小さい証券会社を選択するのがいいとされています。
この画像の場合は、ドルを売る場合は、1ドル131.989円、買うときは1ドル132.013円のレートが適用されます。
仮に買った瞬間に売ると、スプレッド2.4PIPS(2.4銭)分が損失になります。なぜなら、買うときは、前回学んだ通り勝った時よりもさらに高いレートで売らないと利益にはならないからです。
買い取引のことはロングと言い、売り取引のことはショートと言います。
BIDは売値、ASKは買値
BIDとASKのレート差をスプレッド
買い取引のことをロング、売り取引のことをショート
スワップポイント
スワップポイントは、通貨ペアに表示されている2通貨の金利差から発生する利益のことで、ポジションを保有しているだけで、毎日自動的に付与されます。
スワップポイントは、通貨ペアによって違うだけでなく、同じ通貨ペアでも利用するFX会社によって違います。
付与されるタイミングは、毎日、日本時間の午前7時(冬時間は6時)をまたいでポジションを保有していると付与されます。その時間をまたがずにポジションを決済してしまう場合は、スワップポイントは付与されません。
金曜日にもったポジションが土日をまたぐと、翌週の水曜や木曜に3日分をまとめたスワップポイントが付与されます。
スワップポイントは、ポジションの取引量に比例しますが、極端に大きい取引量出ない限り、1日数十円程度のものです。
また、FX会社によってはスワップポイントが付与されないスワップゼロの口座があったり、スワップがマイナスの場合もあります。
スワップがマイナスの場合は、ポジションを保有したまま日をまたぐことで、若干の損失が生まれます。
レバレッジ
FXは証拠金取引により、預けたお金よりも大きな金額で取引ができます。
例えば、10万円の証拠金があれば、最大5,000万円まで金額まで取引が可能です。
このように、自分の証拠金が見かけ上大きくなる仕組みをレバレッジと言います。
レバレッジがあることによって、証拠金が見かけ上大幅に増加するため、取引量を多くできます。
それによって得られる利益を大きくすることができます。
例えば、資金10万円でドル円が1ドル100円のとき、ドル円をロングしたとします。
そして、レートが1ドル101円になったタイミングで決済したとして、レバレッジが1倍、20倍、500倍とでどのくらいの利益が出るのかを比較します。
レバレッジが大きいことで、レートが1円動いただけでもこれだけ利益に差があることがわかります。
ただし、レバレッジを最大限までかけて取引量を多くすることは、メリットばかりではなく、コントロールをしないと大きな損失を招くデメリットにもなるので注意が必要です。
ロスカット
相場は上下を繰り返しているため、「安い時に買ったのに、高くならずにさらに安くなる」、「高い時に売ったのに、安くならずにさらに高くなる」ということが往々にしておきます。
これらの場合は、含み損(損失)を被ることになります。
しかし、相場は上下を繰り返しているということからもわかる通り、一時的に含み損だったとしても、時間経過とともに含み損が利益に転ずることもあります。
FXで一番危険な行為は、この「いつか戻るだろう」という淡い期待によって、含み損が拡大していくことです。
FXでは含み損が一定水準になると、マージンコールと呼ばれる緊急通知がメールなどで来ます。
また、このマージンコールを無視して損失を確定させずにいると、ポジションが強制的に決済されるロスカットが行われます。
マージンコールやロスカットのタイミングは、FX会社によって異なります。
マージンコールレベルが70%、ロスカットレベルが30%の例はこのようになります。
損切り
損切りは、ロスカットになる前に、含み損をキリのいいところで損失を確定させる行為のことです。
含み損が小さいときに決済することが、FXで利益を上げるためには最も重要な行為です。
たった1回の損切ができないだけでも、損失が大きくなり、これまで得た利益ごと、証拠金も失くしてしまいます。
損切注文はポジション保有時に注文することができるため、例えば30PIPSなど決まった値を入れるようにするといいです。
プロスペクト理論
人間は、生まれもってして損失を受け入れることができない生き物です。
同じ金額の利益の嬉しさよりも、同じ金額の損失の恐怖のほうが、はるかに大きく感じてしまい、それを認めたくないと、損失を先延ばしにする習性があります。
これはプロスペクト理論と呼ばれるものです。
例えば、1万円の利益と、1万円の損失を比べると、1万円の利益で嬉しいという気持ちよりも、1万円の損失で得る恐怖や不安のほうが大きいため、利益がでたらすぐに決済するのに、損失が出たらいつまでも決済できません。
これにより、損失ばかりが拡大し退場していきます。
FXで勝ち続けるためには、このプロスペクト理論に左右されないメンタル維持がとても重要です。
おわりに
2日目はこれで終了です!お疲れさまでした!
この記事で一番重要なのは、損切りとプロスペクト理論に左右されないメンタルです。
どんなにすごいプロトレーダーでも感情に左右された瞬間に、大きな負けを被ることがあります。
正しい知識だけではなく、相場に臨むメンタルも重要っていうことになります!
では、3日目もよろしくおねがいします^^
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