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(当時の)部長、申し訳ありませんでした

自分がまだ若手の頃、プログラムを書いてシステムを作るのが主な仕事内容だった。

学生の頃からとにかくプログラムを書くのが好きだったので、正直、好きなプログラミングしてお給料がもらえるなんてなんて良い仕事だろうと思っていた。

当時まだ私は20代。なぜか40代の部長と一緒に仕事をすることになり、部長はパソコンでなにをやっているのだろうと何度か画面を覗き込んだことがある。

そしたら、部長はいつもパワポで絵を描いてた。部長もプログラマーからスタートしたはずだけど、プログラミングをしているところを見たことがない。

大体は、パワポでお絵かきしているか、メールを書いているか、ゴルフ行くかだった。

プロジェクトが炎上しているのに、まったくシステム改修作業を手伝ってくれない上、ゴルフにいく部長に対して当時は不満を持っていた。

そして、月日は流れた

私は40代になった。部下には20代の若手もいる。
気がついたら、こんなツイートをしていた。

パワポでお絵かきする仕事が増えてきている。
そんな今だから分かる。

若い衆がシステム開発案件を対応しているうちに、次の仕事を獲得しないと若い衆の仕事がなくなってしまうので、トラブル対応に負われている部下を横目にパワポでお絵かきしなければならない。

そしてトラブル発生でお怒りのお客様のお偉いさんを溜飲を下げたり、今後の関係性を良くするための接待ゴルフ・・・

部長にしかできない仕事をしてくれていたのであった。
現場のトラブルに直接介入しなかったのも若手を育てるため。お陰様で現場でのトラブル対処能力は鍛えられたので私の今がある。

当時はそんなところまで見えなかった私は部長と衝突したこともあり、今では連絡先も分からないのだが、一言言わせて頂けるのなら、、、

部長、あの時はいろいろすみませんでした!

若造が生意気言って申し訳ありませんでした。本当に無知って怖い・・・
そんなわけで若手の皆さんは、上司からの指示や行動を表面的な視点だけで判断しないほうがいいですね。
自分より人生経験、社会人経験も多いし、会社でそれなりのポジションに付いているということはそういうこと。

部長元気かな、、、
きっと今お酒を飲みに行ったら、いろいろな話ができると思う


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