見出し画像

20年以上前の大学出席カード

部屋の大掃除をしたら、懐かしいものが出てきた。

そう、通っていた大学の出席カード。もう20年以上も前のことだけど、昔は大学の講義に出席すると、このような出席カードが配られることがあった。

これに名前を書いて提出するとその講義に出席したということになる。特に大きな教室である講義はこれがないと学生の出席確認ができない。

なぜいろいろな色があるのか

教授の好み? そうではない。出席カードの提出があればその講義は出席扱いとなる。つまり出席カードさえ出せればサボってもよいし、友達の代返も可能ということ。

すべて同じカードだと他の講義で手に入れた出席カードを別の講義で出すこともできるため、不正防止のために色んな色を用意していると思っている。

その結果、様々な教授の講義に対応しようとすると、このようにできるだけ多くの色を揃える必要があり、大量に入荷できた場合は友達と共有しておくと、講義を休んだ時でも出席カードを出しといてもらえる。

なぜストックするのか

人数分しか出席カードを配らない教授もいるので、ストックは重要。

ではどうやって出席カードを集めるのか。

狙うのは大講義室の講義。受講する学生が多いので人数分のカードを配るこが難しく、小学校のプリント配布スタイルで一定量配布すると必然的に教室の後部座席に余ったカードが溜まる。

自分の講義がない時間帯とかは大講義室を狙って講義中に忍び込んで、余った出席カードを数枚いただくのである。

代返はうまくいくのか

ほとんどうまく行ったと思っている。4年間で失敗したのは2回だけだった。

なぜうまく行ったと「思っている」のかと言うと、あの頃はうまくいったぜイエーイとか思っていたが、いざ大人になってみて振り返ってみると、バレバレだったんだけど大目に見てくれていた教授もいたのかもしれないから。

大学生なんてその時は自分はオトナだと思っているが、40代になると大学生も中高生もほとんど同じようなものに感じる。

失敗した2回はどんな失敗だったのか。思い出してみた。

失敗1

講義の前後で2回配布パターン。私とB君はA君に代返をお願いした。

いつもは講義開始時に一度出席カードが配られるのだが、不正が多かったのかある日パターンを変えてきた。

小さい教室で比較的出席カードが配りやすい講義だったのもあり、講義の開始時と終了時に出席カードの色を変えて配布してきた。

代返をA君にお願いしたのだが、A君は2回目の出席カードの色を持っていなかったため、私と代返をお願いしたB君は出席時にはいたけど、途中で抜けた扱いになってしまい、私とB君はその講義は単位を落とした。

翌週講義に参加したら、先週不正をしたリストが掲載されていて、私とB君の名前がバッチリ書かれていた。教授からはここのリストにある人は単位でないので帰ってください、と言われて、みんなでそのままカラオケ行って歌いまくった。

失敗2

何故か理由はわからないが単位を落とした講義があった。ずっと謎だったけど、つい今さっき分かった気がする。

捨てる前に懐かしい出席カードを目に焼き付けておこうとよーくみたら、同じ色の出席カードでも、角が落とされて形がカスタマイズされているものがあるではないか!

これ、同じ色だと思って出したら、正式に配布したものと違うから不正やってるなと思われてアウトだったのかも。

これは当時気が付かなかった。じぶんアホや~

結論

代返はやめよう。親になったからわかる。親は我が子のために、必死に汗水たらして仕事して学費を稼いでくれたから学ぶことができた。きちんと勉強しないのは裏切りだと思う。

それに、社会人になると本当に時間がない。仕事の合間の僅かな時間で勉強するしかない。ふと思う。学生の頃って勉強だけすればいいんでしょ!?

なんでも勉強できるじゃないかと。

いま学生の方は、あとで後悔しないようおもいっきり、勉強と遊びをやって欲しい。

ところで、今の大学に出席カードはあるのだろうか

ふと思った。今はこれだけいろいろなものが電子化されている。学生証とかもICカードなの? 出席カードはあるの? 急に気になりだした。最近の大学はどうなっているんだろう・・・

・・大掃除中は、このように思い出の品を発掘するとそこで中断してしまう。いつもならこれは思い出の品だから取っておこう、という判断になるんだけど、今回はこうしてnoteに思い出を残せたので、出席カードは捨てよう。

さあ、次は何がでてくることやら・・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?