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[ポケカ]毒ルギアについて


本稿は拡張パック「古代の咆哮」「未来の一閃」環境でのジムバトル用デッキについて言及する。ポケカ歴1カ月弱の若輩者によるレポートなので、参考にされる際はその点ご承知おきを。

【画像出典】ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイト
【デッキコード】xGYKx8-Ta7OhB-DxxxcD

【構築上の着眼点】

後攻3ターン目までに安定かつ継続した230点以上のダメージ出力を手に入れつつ、自分はその出力のダメージを可能な限り1ターン分受け止め、かつエネルギーの手張りに大きく依存しないデッキ

というのを要求ラインとして設定してみた。

せっかくなら非ルールのポケモンが良い、と思い検索すると、浮上したのがこの子。

ケッキング(スノーハザード)

無色3エネで240点を叩き出す猛者である。ゴージャスマントをつければHPは280にまで伸び、ポケモンVなどと比べても全く見劣りしない。ぜひこのカードを活躍させたいと考えた。無色ポケモンという点からルギアVstarが浮上し、アーケオスによるエネ加速も考慮できる。

ただ、ダブルターボエネルギーをつけた場合を想定すると打点は220点に下がり、テツノカイナexやトドロクツキex、エンテイVなどの230点ラインを突破できない。ルギアVstar自身の打点も同じく220点であることから、両者は同様の課題を抱えていると言えるだろう。ケッキングにゴージャスマントを装備する余地を残しながら、あと10点を補いたい。

そこでこの子を導いた。

アラブルタケ(古代の咆哮)

どくのダメージによって、瞬間で最低230点、かがやくヒスイオオニューラを合わせると最大で270点までの出力を確保可能になる。HP270ラインにはダークライVstarやサーフゴーex、リククラゲexがおり、多くのポケモンを一発圏内に収めることが期待できるようになり、ベンチから毎ターン起動できる点も良い。

ここから、「ルギア軸アラブルタケ、タッチケッキング」というコンセプトが定まった。この段階で自然とサブアタッカーとしてガケガニの採用が内定する。

【コンセプトの評価】

安定した230点ラインの攻撃はパオジアンexなどに対して優位に立てるものの、リザードンexやサーナイトexなど2進化ex系統のポケモンには受け止められてしまうことが課題になる。
また、ルギアを立てるまでの展開を如何にこなすかという展開速度上の問題が浮上した。

【課題解決:展開速度の改善】

ベンチにドロー要員を立てておける余裕がないため、博士の研究ペパーの引き込みを期待し、後攻型のデッキとして運用することを割り切る。
後攻1ターン目から出来れば殴りたい状況となるため、エネなしで技が撃ててコンセプトにも合うヒスイマルマインVを採用する。技を撃つのに必要なカードは、最低で3種類(ヒスイマルマインV、アラブルタケ、ブーストエナジー古代)となる。3枚で後攻1ターン目に100点出せるなら上等だろうと思うことにする。

前にガケガニ、ベンチにルギアVなどのときの別ルートとしてワザマシン:エヴォリューションを1枚挿している。ペパーで揃えることもできるため、初手に博士、ペパーときていてアーケオスなどを握っている場合にはペパーから呼び出してさっさとルギアを進化させておくのが良いと思われる。

【課題解決:仮想敵への追加打点】

個人的な意識の問題ではあるが、2進化デッキの中でも展開の速いリザードンexを特に意識している。
草タイプが弱点であるので、ヒスイマルマインの打点が200(+10〜30)点になる…が一撃での気絶には乗らない。あと100点……というところで気がついた。これを採用してみようと思う。

ばつぐんグラス(スペースジャグラー)

これでぴったりリザードンexは落とせるし、エナジーつきトドロクツキもヒスイウインディVもブラッキーVmaxも確定範囲内だ。草タイプの有力デッキが不在なため、刺さる相手は意外に多い。
ただ、この方法ではキョジオーンexだけはどうにもならなかった。なんともあいつはすごい硬さだ。

ミュウVmaxにはフュージョンエネルギーによってどくがきかないので、渋々ながらドラピオン先生に登場していただくことになる。しかし、Eレギュレーションが使用不能になればこの点は解決するので、次を見越してサーナイトexを仮想敵としてハブネークを入れている。

ハブネーク(スカーレットex)

ばつぐんグラスなし、ダブルターボで威力を落とした状態からでも320点、サーナイトexが一撃で落ちる攻撃力は凄まじいの一言だ。ガケガニのように使っていけることから、今回は1枚採用してみることにした。

また、別の観点でもう1ルート攻め方を入れ込んでいる。プテラによる退化攻撃である。

プテラ(ポケモンカード151)

プテラのたいかこうせんがデヴォリューションと本質的に異なるのは、ダメージを与えつつ退化させる点だ。2進化exのHPがいくつであろうが、進化前の最大HPが100以下であればその時点できぜつとなる。オコリザルなどわずかな例外はあれど、最大HPが110以上の中間進化ポケモンはほとんど存在しない。また、プテラのにげるコストは0である所も見逃せない。小回りのきく妨害役として、相手の場を引っ掻き回してくれるだろう。

【戦績】

このデッキを握ってはやく実践を積みたい所だが、仕事が忙しくて残念ながら今週末はカードができそうにない。というわけでここまでは机上の空論となる。どなたか、興味が出た方がおられればぜひ試して感想を聞かせていただきたく思います。

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