ある一人の漢の物語①
今から20年ほど前。
とある地方のしがない高卒新入社員。
自分の特技を活かし、スポーツ推薦枠での入社。
採用試験は面接と簡単なペーパーテストのみ。
来る日も来る日もライン作業。
男は給料を貯金して、車を買って。
好きな子とデートしたり、生き甲斐のバレーボールに汗を流したり。
本当にごく普通の平凡な地方にいる青年でした。
数年が経ち、結婚を意識していた女性と別れて、なんとなくフラッと寄った初めてのパチンコ。
当時大人気だった北斗の初代スロットでビギナーズラックを炸裂させてそのままパチンコの世界に.....。
私のネガティブな要素はここから始まったと言っても過言ではない。
こうしてギャンブルという世界にのめり込んだ、とある地方の青年は、20年後自分が自殺を決め込もうなど知る由もなく、せっせと開店前の先着抽選に勤しむのであった.....。
続く
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