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「ベイトマンニュース」スコットランドの食べ物①ハギス

スコットランドの伝統料理の代表は、なんといってもハギスでしょう。
ハギスというのは、羊の内蔵を細かく刻んで、オーツと玉ねぎと牛脂とスパイスと一緒に羊の胃袋に詰めて煮込んだ、まぁいわゆるスコットランド産モツ煮込みですかね。
これをマッシュポテトと、ターニップというカブをマッシュにしたもの、それにウイスキーソースをぐわーっとかけて食べるんです。
夫と息子は、ハギスが何者なのか聞いただけで、絶対に食べへん!と断固拒否。笑笑。
ゲテモノ好きな私は、食べる食べる〜っと喜んで食べてみたんやけど、まぁこれ、まずは歯ごたえが全くない。離乳食か流動食ですよ。味は胡椒がピリリと効いていて美味しいけど、とにかく噛まずに飲んでる感じ。もうこの食事を終えた後には、かったいお煎餅をバリバリ噛みたくなりました。

ハギスの歯応えには同意できないけれど、その精神は好きです。生命を頂くからには、どこも捨てることなく全てをありがたく頂く。そういう日本人にも共通する精神を感じますね。
ウイスキーに一番合う食べ物、といわれているところも好きです。確かに胡椒ピリリ、の部分はウイスキーにピッタリやと思います。

スコットランドではハギスをバーガーに乗せたり、パイに入れたり、チキンにのせたりっちゅう使い方もするようです。これは味に深みを出して、(歯応えもあるし)めっちゃいいと思いますね。

ハギス入りのチキンパイ

ハギス、という名前からして、なんか日本人の好みに合う感じ(おはぎ~、みたいな、柿栖~みたいな響きで。)なんだかええ感じやないですか。

なんか好きなんよなぁ。これ。私はこれからも、スコットランドで暮らしていく限り、この愛すべき歯応えのないハギスを愛していくことを、ここに誓いたいと思います。


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