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日記(ウマ娘にハマった、サクナ記事、鳥の詩の「わたつみ」)

 いやー、三日前の日記ですこし『サクナヒメ』のレビューに触れながら

これを書いたり編集してもらったりしたなかで思ったことをnoteに書こうと思います。

とか言って『サクナヒメ』記事についてなんか書こうと思ったんですけど更新しませんで。もうね、『ウマ娘』に全部持ってかれましたわ!もう『ウマ娘』以外どうでもいい!ダイワスカーレットを最強にして、ハルウララを有馬で勝たせることを人生の楽しみとします。

 『ウマ娘』は名の通り競馬を擬人化して、かわいい少女たちで、往年の名馬たちを再現したゲームなのですが、ダイワスカーレットと言う馬は元になった馬の時点で大スターで、牝馬のなかでもだいぶかわいい!特に目がかわいい。

だいすか

 そんな映えまくりの名馬を美少女化した結果、「馬耳」+「巨大ツインテ」+「名雪髪」+「ティアラ」+「アホ毛」+「ふさふさした髪留め」+「大きめのリボン」という、幼児が描いたの?ってなるくらいの要素てんこ盛りヘッドになってしまっている。大変すばらしい。

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 しかもこれで古典的ツンデレ+ウオッカとの原作再現百合まであるという…。やられてしまいましたね。

 ウマ娘の不満点

そんなウマ娘にも多少不満点があります。 

①ライブシーンが見ていてつらい

 『ウマ娘』には競争をしたあとに彼女たちによるライブが行われる謎のシステムが搭載されています。その世界になんであるのかは謎だけど、なんでゲームにあるのかは明確にわかる。
 でも、さっきまで殺しあった間柄なのにとってつけたようなライブパートで笑顔にさせられているところを想像してしまってつらい。最初は勝手な想像だったんだけど、ハルウララのシナリオで「悔しさを隠して踊る負けたモブ」の辛さが描かれていたのでこれはマジです。アイマス式の商売のために少女たちが心をすり減らす、酷な仕様だ。

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なので全部飛ばしているんだけど、曲とモーション自体はいいので、別世界線のものと割り切って、シアターモードで見ている。

 ②高身長キャラがいない

 まだまだウマ娘になりうる馬はいるのですが、中央競馬最重量であるヒシアケボノが178cmということで、それ以上の身長が出るのはなかなか厳しい模様。まあハルウララがいるように地方競馬の馬でもいいらしいんだけど、僕としてはやはり180㎝を超す、できれば貧乳のキャラが欲しいですね。


 『ウマ娘』の丁寧な原作オマージュを調べているうちに、『ウマ娘』以上に競馬じたいへの興味が湧いてきてしまいました。競馬じたいも見に行きたいですが、引退した競走馬はわりと乗馬クラブなどで暮らしているらしいので、いつか見に行きたいものです。


 『サクナヒメ』でのこと

 『サクナヒメ』のレビューについてやっぱりちょっとだけ書いておくと、最初の方にある「神話や民俗学好きな筆者の視点からすると」という文言は私ではなく編集の方が挿入したものです。これだけははっきりと真実を伝えておきたかった。

 あともう一つ。さいしょ「貴種流離譚」の解説はもっとくわしく書いていたのですが、長すぎるってことでカットされてしまいました。その結果「ジョジョは違うでしょ」みたいな、内容をわかっていないコメントもついてしまった…。でもそれは仕方ないというか適切な取捨選択の結果なのだろうということを学んだ。読み切られないことの多いwebメディアという媒体で、「何を一番伝えるべきか」という視点からすると、前置きである箇所は最低限にして、本題に行った方がいいってことがわかった。

 自分としてはすでにじっくり説明することは『プリパラ』でやったしね。そもそも『プリパラ』分析の方が内容は濃いというかすごい。


 まあなにはともあれ、あのレビューは結構伸びたそうで(プレイステーション協賛とかいろいろ要因がある)、私はまたレビューを書かせてもらえるらしいです。でもレビューする作品が見つからない…!
 なのでもし檜山にレビュー書けそうな作品があれば教えてくださいませ!


『鳥の詩』に御伽草子の海があった

 この前夢に『AIR』が出てきたので『鳥の詩』を久々に聴いた。それで疑問におもったんだけど、「わだつみのような 強さを守れるよ きっと」という歌詞のわだつみはそのまま海の神を指しているのか、それとも海じたいを指しているのか気になった(元は神の意味だが、海を指す言葉でもある)。

 うまく飛べない鳥に仮託してその微妙な切なさを歌っている歌で、いきなり海の神がでてくるのはおかしい気がするし、歌詞サイトを見る感じ表記も「わだつみ」だから、海ととらえるのが無難だろうと思う。

 ではなぜ海を表すいろいろな言葉のうち、「わだつみ」なのか。「海」じゃ音が足りないが海原とか大洋とか大海とか四文字の言葉はたくさんある。だがそうした概念を示す言葉と違って、わだつみはumiという音が入るやわらかな和語である。だからわだつみという言葉にはおだやかで静かな強さを持った海を想起させる力があるのだろうと思った。

 が、わだつみとは「綿つ霊(み)」という意味らしく、わたが海を指す言葉らしい。だから語源的には正しくない。

 と思ったところで中世の御伽草子に「わたつうみ」という表記があるのを見た。わたつみとすべきところにあえて「う」を入れた表現なのか、あるいは中世ではわたつうみという言い方が広まっていたのかもしれない。どちらにせよ、わたつみのumiに海を連想した結果だろう。だから鳥の詩の「わたつみ」の使い方は、500年くらい前からあったのだ。そこまで行くともう伝統というか歴史的な解釈となろう。やはり国歌(笑)はちがうなあ。

 ちなみに山の神のことをおなじように「やまつみ」と呼ぶのだが、「わだつみ」とはくらべものにならないほど使われないのも興味深い。わだつみとちがって「山」って聞きなれた言葉で言う分、現代人にもわかりやすい気がするが、やはりそれだとカッコよくない、忍ばせた語感がなくて魅力がないということなのだろう。


 タイトルについて

 そういえば『サクナヒメ』の記事のタイトル(『天穂のサクナヒメ』を神話から読み解いていったら「人間の尊さ」にいきついた!神と人のあらたな貴種流離譚(きしゅりゅうりたん))は自分で考えたものなんですが、電ファミの記事を参考にして、それっぽい耳目を引きそうなタイトルを考えるのはなかなか新鮮で楽しかったです。

 いつものnoteは日記なので、そこまで煽情的なタイトルをつけないようにして、過度に読まれないようにしています。「日記()」型のタイトルは知らない人にあまり読まれたくなくて、そうでない形式のものはそれなりに知らない人に読まれることを想定していて、もっと読まれたくないものははてなブログに載せてます。ずっと更新してないけど。

 「ジェンダー指標診断」なるものについて調べた、このnoteでも最大級につまらないゴミ回があるのですが、それっぽいタイトルをつけた結果、このnoteでは断トツでビューが伸びてしまい、なんとも言えない気持ちになったのを覚えています。

 でも伸びそうなタイトルを考えること自体は楽しいですね。制作中のゲームの正式タイトルも決まったのですが、なかなか良いと思うので、いまから反応が楽しみです。ヒントは「ふ」ではじまる食べ物です。

 もうすぐキービジュアルとともに発表いたします。

 


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