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サクナヒメに人生を搾取されています

昨日も今日もゲームだけして過ごしてしまった。やるべきことがなにも進んでない!!!!!!

 昨日は「天穂のサクナヒメ」、今日はサクナヒメやらないぞと決意した結果、なぜか一日中チェスとかの戦略ゲームをやってしまった……。


 昨日に関しては寝食を忘れてぶっ通しサクナヒメをやってしまった。ということでなぜやるべきことを放置してやってしまうのか言語化してみます。
(ほんとはスクショ貼りたいけど、スクショのためにswitch起動させるのが怖い)

 ADHDについて調べたりなんだりすると、「脳の報酬系が弱いのでそこをサポートして生活しよう!」みたいなことが書かれています。

 報酬系とは脳みその中の、喜びの達成のために意思を起こすメカニズムのことらしく、ADHDは報酬系の機能が定型発達より弱い、つまり達成が遠かったり明快でなかったりする目的に対して意思が起きづらいということになるそうです。

その結果目標のために計画立てたり、日常で必要なことのために毎日習慣的になにかするのが苦手になるということだそうです。そして日常の習慣とかを欲求する能力が欠如しているので、締め切り前とかの終わりが目前に来たときだけはそれまでの流れを無視して集中できる……ということだそうです。

 で、それの対応策として、ちっちゃい短期的な目標を見つけ、それに向かって頑張ることを繰り返すことで、飽きずに頑張ろうということが言われるわけです。
で、いろいろ短期目標を想起して書いたりしてみるんですが、そんなものよりも

サクナヒメの方がうまい報酬システムを与えてくれるんです!


 ということでサクナヒメの素晴らしすぎる報酬システムを解説します。ガチすぎる稲作パートと良質な2Dスクロールアクションパートがうまくむすびついていることで知られていますが、それらの切り替えは完全に任意で、リアルタイムで進んでいく時の流れのなかで、プレイヤーは稲作をやるかアクションに行くか時々に応じて選択していきます。つまり全体のシステムとしてはRTSなんですね。

 ゲーム内には一日の概念と一年の概念があり、
1日(飛ばさなかったらと現実で20分くらい?)の時刻に応じてできることが変化していきます。
それが3セット、つまり3日で一季節が過ぎる。稲作パートではその時期に応じた稲作を行います。
そして四季(12日分)で一年がたち、秋の収穫(と脱穀・精米)を行うと、主人公のステータスが伸びるというシステムになっています。

 つまり!サクナヒメには幾層、幾種類もの報酬システムがあるわけです。まず一日を有効活用できると嬉しい。
そして一季節を満足に終えられると嬉しい。
最終的に一年の農作業がコメの出来具合としてフィートバックされる。カンストにはまだ遠いのでいくらでも来年の稲作に関する計画が立てられる。
さらにアクション面で探索や討伐がうまくいくと嬉しい。
しかも仲間(手下)を使って素材集めをさせる要素まである。
 だから1日単位の超短期的な努力とフィードバックを積み重ねていくうちに、中期的な稲作という目標が達成されていき、それとは別の時間の流れのなかでアクションの達成感が満たされる。そして全体を通した長期的なストーリーが進んでいく。完璧だ……。ゲームとしての評価を言ってませんでしたが、まごうことなき名作です。ハマる人間は別に障害とか関係なくハマると思います。

 (おそらく年月の繰り返しが無味なものに感じないように)仲間との偶発的なイベントやクエストがいろいろ用意されているのですが、私としてはなくても全然構わない。むしろ合理化されたループを乱されて嫌だなと感じてしまう。

 ながながと語りましたがこんなシステムに対して、太刀打ちできるはずがないんです!

 1分と5分と10分と30分と2時間で別々のフィードバックが与えられるビデオゲームに勝てる、作業方法があるはずがない。飢餓と睡眠欲が小規模な抵抗をするのでそれで飯食って寝るだけの生活になる。

 この完全敗北現象は「信長の野望」等の戦略ゲームでも起きて、寝食を忘れてぶっ通しでやってしまいます……。civはあんまりやったことないんだけど、あれはプレイ時間が長いから死因になりかねない。

 そして今日はサクナヒメをやらないぞ!と決めて神経薬も飲んだものの埋まらない欲求はネットチェスと信長の野望に向かった……。

  チェスは長いと飽きてくるので1分チェスというのをやっています。持ち時間1分で時間切れた瞬間負けになる。つまり絶対2分以内で終わる。
 一分で戦いになるの?っておもわれるでしょうが、ネットチェスには「予約手(premove)」というのがあるんです。相手の考慮時間中に次の自分の手を予約しておいて、自分のターンになったとき、予約した手がルール上打てる場合はノータイム(消費0秒)で予約手を返す、というシステム。
 それを駆使して時間を残しながら戦うのがネット一分チェスになるのですが、相手の手を予約する心理戦になるのでめちゃくちゃ面白いです。終盤、持ち時間で優勢の場合は時間稼ぎの手を予約して相手の時間を削りにいったりできるのですが、相手が時間稼ぎ予約手を打つことを予測して、本来なら無謀な手で逆襲を狙ったりできるんですね。心理戦で勝てるともう気が狂うほど気持ちええんじゃ。
 まとめると2分以内に戦略ゲームとRTSと対人心理戦が含まれているので面白く、レートシステムもあるということです。

 といった感じで二日連続でゲームに負けてしまいました……。俺が堕落した生活している間にたろおみさんはワードプレスでいみわからんゲームブックみたいなのを作っていた……。下記URLから遊べます。ボリュームは短いですが氏らしい妙味があります。

https://t.co/9XBvswpkqh?amp=1

 いきなり遮断しても穴埋めにゲームしちゃうってことはもうちょい軟着陸させる必要があるように思うが、どうしたらいいのか……。こうして失敗を言語化することは良いことらしい、実際今の自分はゲームとかやらないで描くぞって気分なのだが明日の自分が信頼できない
 報酬システムについてもうちょっと考えたことがあるのですが、長くなってきたので別記事に書く(書かないかも)。

 でもチェス一緒にやってくれる方はいつでも募集しています(lichess10切れで1600,1切れで1300前後)


にょ