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【2022冬欧州の旅】17日目ニュルンベルク

2022.02.20 20:50(ドイツ時間)

ニュルンベルクからこんばんは。

バスでミュンヘンから北へ2時間ほど、昨晩遅くに到着しました。ホステルでチェックインを済ませると、ロビーでビリヤードをしている4人組に声をかけられ、内2人は日本人だったこともあり、「明日一緒に街をまわろうよ!」ということに。なんともありがたい出会い。そして、ドイツで日本語を喋れるという幸せにもありつける…。

そんなわけで、今朝〜陽が沈むまで彼らと一緒に街歩きをしました。

やはり、最初は教会。駅から北へ進んで川を越えた先にあるFrauenkircheです。

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4人組ガイド役のティムによると、ニュルンベルクにはカトリックの教会しかないそうです。だからここも例外なく、そう。地域の掟で他の宗派、宗教は認められていなかったということかな。

この教会は以前シナゴーグがあった場所に代わって建てられたものだそうです。シナゴーグは1349年に反ユダヤ暴動で破壊されました。

またユダヤ人迫害の話が出てきた…!!

「どうしてここでもユダヤ人が迫害を受けていたんだろうね?」

私が何気なく彼らに話を振ると、

金融業で働いていたユダヤ人達に他の市民がお金を沢山借りていた。その借金を帳消しにしたいがために、そういうことをしたんじゃないか。そういうのも一つの要因だと思う、という答えが返ってきました。

なるほど、そういうこともあったのかもね。

この質問に答えてくれたティムはクリスチャンで、自分は9歳の時に自分の信仰する宗教を決めたこと、学校では聖書を読む授業もあったことなど、宗教と自分の生活の関わりについてよく話してくれました。

また、現存する多くの宗教が、何を神としているのか、戦うことを良しとするかしないか、その解釈の違いから、それぞれ間で摩擦が起きていること…等々、

話し合いができるくらい皆よく考えているんだなぁ…。

英語で混み合った話ができないことに悔しさを覚えつつ、次の目的地へ。


カイザーブルク城!

中世のニュルンベルクは、神聖ローマ帝国の重要拠点の一つだったようで、街中が厚くて高い壁に覆われていたそうです。

その名残となる壁が残っていました。

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写真を撮り損ねたんですが、この壁が、城の周りにずーっと続いているんですね。しかも、二重に壁が配置されている部分もあったことも確認できたので、相当守りを堅くしていたのだな、と。

壁には弾痕らしきものがありましたが、ここも大戦時に損害を受けているようです。

高台からの眺め↓

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そして、待ちに待ったナチスの史跡。

資料館がだいぶ充実していておりました。

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充実していたおかげ&英語のキャプションとの格闘で、展示をじっくり見たもんだから、外に出る頃には陽が落ち、寒いのなんの。

エリア内の史跡はざっと見る程度で終わってしまいました。

しかし、どれもかなりのスケール感、ということは分かります。ローマの建築物を意識しているのだなぁ、というのもなんとなく。

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寒すぎて写真を撮るのも億劫になってしまったよ…。

また明日の朝、散歩しがてら見てきますね!

4人組には感謝!チュース。

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