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【2022冬欧州の旅】13日目プラハ

2022.02.17 0:47(チェコ時間)

ドブリーデン。チェコ語でこんにちはです。

今日は珍しく孤独を感じなかった一日。

旅が始まって2週間目に差し掛かるところで、やっと色んな人とマトモな会話ができるようになってきました。大分、耳も英語に慣れてきたかな。

ということで、今日はヨーロッパに来てはじめての国境越え。パンデミック最中もあって、何かトラブルはありゃしないかと少し緊張していたのですが、例の如く格安バスで呆気なくチェコ入りを果たしました。

こっちに来て初めて雪と起伏のある地形を見ました。

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バスの中、人でぎゅうぎゅうです。

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今日の宿は中心街から、ちと離れたところにとっていたので、荷物を預けにプラハを東に向かって歩きます。

そういや、通貨が変わるんだった。レストランの表に出ているメニューを見ると、むむ、結構物価は安いんじゃないかチェコ。ドイツの2/3くらいの値段で食い物にありつけそうな予感です。嬉しい!

ホステルスタッフがおすすめのチェコ料理屋を教えてくれました。昼時だったので、すぐに行ってみることに。

店に入るとおじさん達が昼から美味しそうにビールをあおっている…じゅるり。私は昼から飲むとフラフラになるので、アルコールは控えお腹を満たすために肉料理を頼むことにしました。

メニューがチェコ語だったので、読めない、と店員に伝えると大きな溜息をつかれました。感じ悪いなぁ…。

出てきた料理↓

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見た目は質素ですが、かなり美味いです。

黄色いのはクネドリーキ?チェコ風茹でパンでしたかね。ニョッキをもっとヘヴィにした感じです。

豚の肉まきもソースも、手が込んでる〜。ソースの味、好みです。味付けはしょっぱめなので、ビールにとても合いそうです。

これで600円ほど!早い、安い、美味い、の三拍子〜。

会計の時に、さっきの溜息店員さんがジョークを言ってくれたらしいのですが、全く意味が分からず硬直してしまい、また溜息をつかれました。ごめんなさいね…。

そうそう、チェコはレストランに入る時などコロナチェックをほとんどされません!これが、かなりありがたい。移動にあまり気を使わなくて済みます。

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店を出ると近くに丘があったので登ってみました。

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Vitkovという丘です。少し登るだけでプラハの街が一望できます。

次は旧市街へ向かいます。雨が少し気になりますが、日本ほど強くはならないので、そのまま歩き続けます。

Klementinumという古い大学の建物が気になっていたのでガイド付きで見学しました。英語のガイドだったのですが、半分ほどしか内容を聞き取れず(泣)。図書館の内装がものすごく綺麗だったから、まぁ良し……

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ツアーの途中、二人組のアジア人が声をかけてくれました。

「どこから来たの?」「バケーション?」

と軽い会話をするうちに、流れで一緒に街歩き、そして夜ご飯も一緒に食べることになりました。

釜山男子と、フィリピン男子。アジア人同士、何か引かれ合うものがあるのでしょうか。会話のテンポも絶妙に合うような気がしましたし、ボキャブラリーが少ないながらも様々なトピックを持ち出してお話しできました。

釜山男子は徴兵期間を経たようで、韓国のその辺りの事情や、北朝鮮とのこと、もし戦争が起きたらどうなるのか、二つの国は統合するべきか等、かなりハードなテーマで話が盛り上がります。

フィリピン男子は、私に対して、フィリピンは過去に日本の侵略を受けており、それはスペインもアメリカもそうだけど、君はそのことについてどう思う?とストレートに聞いてきます。

他にも、

そういえば、君は信仰あるの?

と、日本にいる時には全くされなかった質問をぶつけられるシーンもありました。

In my opinion, 私個人の考えだけれど…という前置きはしたつもりでしたが、私の喋っていることから彼らの日本イメージが出来上がってしまうような気がして下手なことは言えないなぁ、でも宗教や政治についての微妙なニュアンスを伝えるほどのボキャブラリーと知識は持ち合わせていないし…、

とドバドバ汗をかきながら、半分理解してもらえないのを承知で、できる限りの議論はしました。うーん、できたかな。私はとても楽しかったですけれど。

と、プラハのビアホールで刺激的な一夜を過ごしたのでした。

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