小学校外国語 各技能の目標①聞くこと
2020年より施行される外国語科の授業では、子どもに4つの技能を身につけさせることをねらいとしています。(4技能5領域)
①聞くこと
②読むこと
③話すこと(やり取り・発表)
④書くこと
この記事では①聞くことについて詳しく見ていきたいと思います
新学習指導要領の目標及び内容には次のように書かれています
(1)聞くこと
ア ゆっくりはっきりと話されれば、自分のことや身近で簡単な事柄について、簡単な語句や基本的な表現を聞き取ることができるようにする。
イ ゆっくりはっきりと話されれば、日常生活に関する身近で簡単な事柄について、具体的な情報を聞き取ることができるようにする。
ウ ゆっくりはっきりと話されれば、日常生活に関する身近で簡単な事柄について、短い話の概要を捉えることができる。
聞くことの目標は言語理解の2つのプロセスをもとに設定されています(トップダウン・プロセスとボトムアップ・プロセス)
※2つのプロセスについては下記記事をご覧ください
学習中の指導例としては
○チャンツやゲームなどで慣れ親しんだ語句を文章中から聞き取る活動(ボトムアップ・プロセス)
○長文をリスニングして、聞き取れた単語を発表する。文のタイトルや掲示された写真などから大まかな話の流れを予想する活動(トップダウン・プロセス)
指導者はリスニング活動の際 ア・イ・ウの内どの目標を達成するための目標かしっかりと把握する必要があります。
ねらいが明確になると子どもに向けての発問もより具体的になり授業の精度が上がります。
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