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小学校外国語活動・外国語科の評価について

2020年から始まった「教育改革」

大学入試の改革を柱にして、これから求められる学力がガラリと変わります。

小学校外国語活動・外国語科も2020年から正式に教科化され、5,6年生は他教科と同様に数値による評価が行われます。一方、3,4年生では記述式による評価が実施されます。


どのような評価が実施されるのかを詳しく見ていきましょう


○評価の観点

2020年の新学習指導要領評価では、すべての教科で評価観点が統一されました。

・知識・技能

・思考・判断・表現

・主体的に学習に取り組む態度

この3つの観点を各教科の活動に当てはめて評価していきます。

○評価方法

音声が主体となる小学校外国語科では、テスト等による記録が残りにくい特性があります。

なので他教科よりも活動観察やワークシート・作品などを単元ごとに評価し、累積していくという形になります。

もちろん教科として数値評価する高学年の外国語科ではテスト(おそらく学期に1回程度か?)が実施され、パフォーマンス評価(教師と児童の会話のやり取りを評価する方法)も行われますが、あくまで普段の授業の積み重ねで評価する必要があります。

○評価を充実させるための工夫

3つの観点を毎時間評価することは限りなく不可能に近いです。なにせ1クラスの児童数は約30人。45分の授業で一人につき1分評価に使っただけで、授業を進める時間は残り15分という状況になります。

うまく評価を行っていくためには、毎回の授業ですべてを見取るのではなく、単元や題材を通じたまとまりの中で評価することが大切です。

可能であれば、ALTや専科の先生とのT.T(チーム・ティーチング)ができれば評価の実施がぐっと楽になります。

新しく始まる小学校外国語の授業準備は評価まで見据えて行っていきたいですね




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