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小学校外国語 各技能の目標④書くこと


2020年より施行される外国語科の授業では、子どもに4つの技能を身につけさせることをねらいとしています。(4技能5領域)

①聞くこと

②読むこと

③話すこと(やり取り・発表)

④書くこと

この記事では④書くことについて詳しく見ていきたいと思います


新学習指導要領の目標及び内容には次のように書かれています

ア 大文字、小文字活字体で書くことができるようにする。また、語順を意識しながら音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現を書き写すことができるようにする。

イ 自分のことや身近で簡単な事柄について、例文を参考に、音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現を用いて書くことができるようにする。


「書くこと」という技能項目は2020年の新学習指導要領に初めて記載されました。

大文字・小文字を活字体で書くことは必ず習得させる必要がありますが、語句や基本的な表現については書き写しができるようにすることを目標にしています。


アの目標の中に「語順に意識しながら」という文言もあります。

これは

Sakura pushed Taku.       Taku pushed Sakura. 

のように語の順序を入れ替えると意味が大きく異なってしまう英語の特性を意識させるということです。

語順を意識させるためには、各単語が表す意味を理解させる必要も出てきます。

I like dogs very much.

という英文を語順通りに訳していくと

I (私は)like(好きです) dogs(犬が) very much.(とても)

となり日本語と明らかに語順が違います。日本語と英語の語順の違いに着目させることは指導要領でも推奨されている指導法です。一つ一つの単語の意味を覚えさせる必要はありませんが、ジェスチャーや絵、写真などを用いて感覚的に単語の意味を理解させる工夫は必要になるでしょう。



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