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雑記

「ここで辞めてたまるか」

それだけ弾いてみたい曲があったんだ…
今そう思う。

再開当初持っていたもの
勇気と少しの自信。

私は子供の時ピアノを習っていた再開組であるが、当時の先生が本当に良い形でピアノを卒業させてくれた。
中高生からは吹奏楽やオケ時代の経験。
多人数の中で、いかに遣り繰りしていけるか、演奏の技術だけではなく、部活ならではの人間関係の作り方。
顧問の先生も非常にポジティブで、出来る限り、生徒たちの意志を汲み取って音楽をさせてくれた。
学生時代、音楽に取り組む環境には本当に恵まれていたと思う。

こんな私にも自信を与えてくれたもの、それが音楽だった。
再開したピアノでも、続けていけば出来ることも増えて自分の居場所が見付かる。そう思っていた。

でも月日が過ぎて、練習しても越えられない何かを感じた。

人間関係だった。

経験上、ピアノの人間関係は、団体で演奏する吹奏楽やオケとは全く異なる。
子供のピアノと大人のピアノも全く同じではないと感じている。

件の教室では技術の他に経験年数(教室での在籍年数)が大きな意味合いを持ち、生徒間で力関係が発生していた。
個人レッスンという性質上、どう振る舞おうと先生さえ咎めなければ、強い生徒が力を持つ。
あまりにレッスンマナーが無礼で破門されかかったにも関わらず、親子で先生の懐に入り、難を逃れた強者もいた。
(マトモな先生なら本当に退会させていたような案件)

発表会の運営には影響力のある生徒が先生に力を貸しており、ある種独特の雰囲気であった。
ただ、ここの発表会は社会人にも参加しやすい時間に開催されていたのが唯一有り難かったというか…でもそれだけ。
いくら懸命に演奏しても、相見えない雰囲気。
先生もお気に入りと楽しそうにしている。
あるときの発表会で先生にとんでもない対応をされたが、それはまた…
その「とんでも無い事」が教室を去る、大きな引き金になった。
先生が私のことを、何を言っても文句を言わない優しい人間と思ったからだろう。
それか口数が決して多くない私をイジりたかったのか。
友人に「早く他の先生を探せ」と言われたことを素直に聞けば、痛い目に遭わずに済んだのかもしれない。

今。
未だに先生は変わっていないと知った。
お気に入りを囲い込んで、守る。
そうすれば彼らが持ち上げてくれる。「素晴らしい先生だ」と。

生徒への指導法や運営、メンタルのサポート。
情報が多々ある中で、新しいことを学んでいる様子もない。
相変わらずボスのように振る舞う。

とんでもないコミュニティに見えるが、中にはただ黙々と音楽に取り組む生徒もいるだろう。
あの教室の中に、もし真摯に音楽に向き合っている生徒がいれば、どうか彼らが伸び伸びと表現できる場が作られるよう、願うばかりである。

色々あったが、それでも悪い教室ばかりではないと私は信じている。
音楽を習いたいならば、指導者として信頼に値するか、よく先生の人となりを見て欲しいし、発表会があればぜひ見学したり、体験レッスンでプログラムや写真等(見られれば)から自分に合っているか確認することをお勧めする。
今、先生との関係に苦しんでいるなら、無理はしないで、一度立ち止まって。
安心して自己表現出来る場を探して欲しい。


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