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選ばれる時

河野企画代表、チューバ奏者、指揮者の河野一之です。

ここ最近、色々なものが高品質になり、金額も安定、チェーン店の質もほぼ均一となっている。

音楽家だって毎年何万人という卒業生が音大をでてフリーランスとして活動する中、本当に素晴らしい音楽性と技術を持っている人たちばかりで誰が一番なんて決まられないぐらいだ。

こういう世の中になった今、”平均値”が上がりみんなの普通が本当に高いレベルになっている。そこでは良い意味でも悪い意味でも量産型が増えた。

そんな中、僕たちはいざ何かを、誰かを選ぶときに無意識的にどのように選んでいるのか、そして選ばれているのか、今日はそんな話。

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ラーメン屋

例えば自宅からほぼ同じ労力で行ける二つのラーメン屋さんがあったとする。

内装も同じ、チェーン店なので出すラーメンのおいしさもほぼ同じだ、というか両方ともうまいとする。

場所、値段、内装、商品の質どれも同じだった場合。つまり先述した素晴らしいもので溢れている世界の場合、僕たちが選ぶ基準にできるのは最後、

人だ。

地理的条件も同じ、値段、内装、質どれも同じであるならば最後に残る選択肢は”誰が”提供しているかだ

例えば、かわいい店員さん、めっちゃ愛想のいい店員さん、物覚えが良くてこちらのラーメンの好みをわかってくれている店員さん、話し方や物腰が柔らかく美しい店員さんなどもしどっちかにこういう店員さんがいたら行くだろう。
またもしどっちかのお店に知り合いがいたり友達がいたら多くの場合そちらに行くと思う。
(僕は知り合いや友達がいると逆に気を遣うのでいかない場合も多いけどw)つまり人で選ばれる。

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音楽家の場合

僕たち音楽家も音楽大学や様々な専門教育期間で今ではとても高い水準の教育や海外アーティストからの教育も受けられるようになったり、ネットの発達で簡単に情報が得られるようになって音楽家たちの音楽家力の平均値も底上げされた。

つまり多くの汎用的、両方の意味でも量産型的な力を持った音楽家が増えたということだ。

一昔前は音楽の専門教育を受けるなんていうのは本当に一握りしかいなかったけど、専門教育を受けられる場所の増加や各音大の窓口の広がりなど本当に音楽家が増えた。きっと市場は飽和状態だろう。

しかもその市場に流入してくるのは高性能の能力をもつ素晴らしく若い音楽家たちだ、そんな中で僕たちはどう選ばれ、どう選ぶのか

例えば全く同じ演奏技術を持っていると思われる2人の奏者から僕がどちらかを選ばなければならないとする。

そうすると僕が選ぶのは知り合い、友達というわけですでに関係性を持っている人の方だ。当たり前だけどね。

ここで考えなくちゃいけないのはじゃあいざ僕たちが選ばれる側になった場合にどうしたら良いのかである。

直接会って飲みに行って友達になってというのも大いにありでそれが一番良い方法だけれども、日本中、世界中回るには時間がかかる。

そこで僕たちができること、それが

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発信、アウトプット


それが発信、アウトップだ。しかも嘘偽りのないものね。

例えばブログ、SNSで自分のことや自分の好きなこと、考えなんていうのを誰か友達に話しているかのように書いてあげればそれを読んだ人はあなたのことを知ってくれて知り合いや友達のような親密さを感じる。

それを読んで好きではない人だったらはなから読まれなくなるわけだから、結果的に自分と合う人というのをふるいにかけるという意味でも大いに効果的だ。

知ってもらえて好きになってもらえれば何か起きるかもしれないし、選んでもらえるかもしれない。=合う人と仕事ができる!

知ってもらい好きになられなければ”その人とは合わない”ということなので元からぶつかることもない。=合わない人と仕事をする必要がなくなる。

こういうこと。このために絶対に発信の際には

嘘をつかない、自分を飾りすぎないこと

なりたい自分、理想の自分を目指してそう表現するのは大いに良いけれども、無理をしたり嘘をついたりした演じている自分でアウトプットをしてしまうとその”演じた自分”、無理をしている自分用の依頼がくる。未来はわかるよね?

なので嘘をついてはいけない

日々の勉強で学んだことをアウトプットしてみました。

Thank you.




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