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ジャズバラードのベースラインについて

どうもです〜!
ベーシストの森田哲生です!

今日は、タイトルにもあります『ジャズバラード』のベースラインについて話をしていきます!

バラードと聞きますと、多くの方は曲のイメージが出来るんじゃ無いかなと思いますが、
ご想像通り、テンポは遅めのしっとりとした曲調のものを指すと思います。

ジャズのスタンダードの中にも、「Body and Soul」や、「My One and Only Love」など、比較的よく演奏される曲もあります。

今回はその中から、「Polka Dots and Moonbeams」と言う名スタンダードを取り上げて説明して行きます!

ジャズバラードのリズムフィール

まずは、ジャズバラードのリズムの種類について説明して行きます。
ジャズバラードは、リズムの根底に三連符的な物は流れています。
しかし、それだけを強調して演奏するかと言うと、そうで無い場合が多いです。

三連符を主体に演奏して行くと、スローブルースと言うとイメージしやすいかなと思うフィールになってしまうので、三連符は味付け程度に使うと効果的です。

三連符は根底には存在していますが、イーブンのリズムも同時に使えるのが面白い所でもあります。
これは、ベースラインに限ってでは無く、メロディーやアドリブソロにも言える事です。

ベースラインのアプローチ

ジャズバラードのベースラインを自由に弾く為には、目的地となる音に対して、いくつかの音で自由にアプローチする必要があります。
これは、アドリブソロにも通ずる事にもなりますし、ベースラインおいても2ビートや4ビートなどのスウィングでも、二分音符や四分音符だけで演奏しない場合には共通している事です。(勿論、4ビートの場合、四分音符のみでも4つの音の中で、どの音を使って、どうアプローチするかは同じことが言えますが、、、)
更には、ポップスやロックなとで使う、8ビートや、16ビートでも、コードとコードを繋ぐアプローチや、コード内でも主要な音を繋ぐと言った意味では、同じ事が言えると思います。
つまり、コードで自由にベースラインを作って行くのは、音程の距離感を、どんな音符の種類が何個の音が必要かを自由に扱い、目的の音に繋げる事とも言えます。

また、逆にこれまで4ビートのベースラインの作り方も、いろんな曲を取り上げて、効果的な方法や、具体的なベースラインなども解説して来た回もありますが、その辺りを習得している人は、今回のアプローチはそんなに難しく感じないかもしれません。

これまで取り上げた、4ビートのベースライン解説のリンクも貼っておくので、是非、参考にしてください!

今回の具体的な手段

先ほどにも説明しましたように、リズムの種類と個数で目的の音にどう繋ぐかをメイントピックにしています。

ジャズバラードの多くの曲と、多くの場面では、二拍でコードが変わる箇所が見られます。
ですので、まずは、その目的地となる音を変わるタイミングで正確に弾ける事から始まります。

この方法は、シンプル過ぎて余り良く無いと思う方もいらっしゃるようですが、実際には、そんな事は全く無く、このシンプルな方法でも充分なベースラインになっている事が、演奏して行くと感じられると思います。
実践でも使え、且つ、大事な所を習得できますので、是非、いろんな曲で慣れていきたい所です。

次に、偶数拍で何らかの音を使って、奇数拍にアプローチする練習です。
今回の教材では、『一つの音でアプローチする方法を二つのリズムの種類』で、『二つの音でアプローチする方も二つのリズムの種類』で、
更に、『三つの音でアプローチする方法を一つのリズムの種類』で説明しています。

実際の演奏

実際の演奏では、今回挙げている様なベースラインをミックスして使う事が多いです。
後半では、箇所ごとに取り出して、具体的なベースライン例も沢山挙げています。

書いてあるベースライン例だけを繋げて演奏しても、良い感じにはなるとは思いますが、最終的には、例を参考にしてご自身で作り出せる様になる、
もっと言いますと、最初に話したように、考えずとも自由にいろんな曲で弾ける様になると良いと思います。

是非、例を参考にいろんなベースラインを作ってみてください。
その際、先にも挙げた、4ビートのベースライン解説も参考になると思いますので、是非、合わせてご活用ください!

教材の内容は、一部、動画にて詳しく解説もしていますので、是非、合わせてご覧下さい!

動画は公開時間以降に見れます。


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