シャニマス5thライブDay1は本当にあれで良かったのか
※注意！
ライブが楽しかったー！と言う人やその人々を批判したり否定するための文章ではありません！シャニマスライブday1が不安だったりモヤる人向けの文章です。
ライブが楽しかった人にとっては水を差すような文章になっているので、特に不満やモヤモヤがなかった人はブラウザバックでお戻りください。
シャニマスの5thライブは大変良かった。
実際自分の中ではday2が良すぎてすごいよかったー二日間通して！
って今はなっているし、不安が解消された後に不安だった時のことは別にそんなに気にならない。
気にならないが、あのday1で不安にされてそれで丸1日放置されたのは事実である。
多分このやり方に関して、今日この数日以外では今後話題にならない。
なぜならみんな「明るい未来」を知っているから。
不安要素が全て解消されたから。
これからアーカイブでday1から初視聴する人も、今後BDで初めて見る人も、みんな「安心な未来がある」ことを先に知っている。
知ってさえいれば、別にday1の全ては紛い物となる。
day1 day2が通しの一本の作品になっていればさして気にならない。
しかし・・・気になるのは、じゃあ「BDや今後観る人に向けたコンテンツ作り」として面白い作りになってたか？という点。
そもそもあれは「終わるかもしれない」ということがはっきりとわからない状況だったからざわざわしたわけで、むしろ「終わらない」ことがわかった上で「終わるかも〜」って話を見ておもろいんか・・・？という疑問は残る。それこそ紛い物の「終わる終わる」な訳だし。
こればっかりは初見の感想を聞いてみないとなんとも言えないが。
それもあってか、おそらくday1は「徹底的に不安にさせる」構成になっていた。後から見ることを考えれば余計にそこは過剰でいいわけだし。
まあシャニマスシナリオ自体不穏なものは多いからやりたいことはわからなくもない。
ただ、やはりリアルのコンテンツで「リアルのコンテンツが終わってしまうかもしれない」と演出でやるのはどうなのかなと思うところがある。
「どこがちゃうねんシナリオと。シナリオ不穏ならええやろ」
「どうなのかな、てなんや」
というツッコミが入りそうなので分解する。
・シナリオの不穏さとリアルイベントの不穏さ
シナリオ自体の不穏さは、特にSHHisは不穏な作りになっているが、
それでもちゃんと前に進む構成にしているし、そもそもSHHisは大前提として頭から不穏なユニットである。というか、そういう雰囲気作りをしているわけなので「ちょっと不穏なの嫌だから見ないね」という選択肢が選べる。実際そうしてるPもそれなりに見る。
他方で、リアルイベント（ライブ）でやられると、ライブにきた全ての人間が対象になってしまう。不穏を軸としたシナリオ作りに抵抗がある人間も巻き込まれることになる。
そしてこれは「どうなのかな」の詳細だが、コンテンツそのものを追っかけている人間に、「終わってしまうかも」といい、その詳細をあかさぬまま放置されるのはハッキリ言って「メンヘラ彼女が気を引くために『死ぬ』というような状況」とおんなじなのである。
そう、みんなは「別にSHHisと付き合ってるかは人によるけどシャニマスくんとは確実に付き合っている」のである。
これは最初に思ったday1ライブの感想だが、少し違和感があるのでもう少し分解する。
付き合っている・・・お互い相手を信じて好意を寄せ合っている状態。
そしてなぜメンヘラ彼女が「死ぬ」と脅すことがダメかと言うと、そもそもそれを切り出す前に何が不安かを彼氏に相談してないからである。
それができないからメンヘラなんだろとは思うが、
相手に限界ギリギリまで吐露しない状況はどっちにとっても良くない。
だからさっさと別れた方がいい。
だから、シャニマスくんの正しい態度としては「サ終直前になるもっと前から溜め込まずに彼氏くん（プレイヤー）に細かに相談する」という形だが、今回は別に「サ終しそうだから脅そ〜」というのがシャニマスくんの意図ではないと思う。
シャニマスくんは「今後カレピッピともっと付き合い長くしていきたいと思ってるけど、本当にあなたがいなかったら私いなかったな〜〜〜って表現したい！」って意図なのである。
じゃあもう少し表現を変えてみる。
ライブを現地でみた人からすると
「死にたい」
のラインがきて
「え、何 どうしたの 大丈夫？」
みたいな心配のライン送って一日経って
「そう思ってた時もあったけど今は君のおかげで大丈夫」
と返されるような感じだろうか・・・
これぶっちゃけ、いい悪いというか、端的に表現が下手なのでは・・・。
day1day2通しで見ればそこの時間差がないことで緩和されているが、
現地勢からしたら「死にたい」ラインがきて丸一日放置されているわけである。
別にシャニマスくんが悪意を持って操作しようとしているわけではないのはわかる。
ただここでいうとサービス終了＝事実上の死亡をダシにしてしまうのは、やはり過激すぎる。「そう思ってたけど・・・」を強調するためにしては落差が激しすぎる。
先のラインの例で言えば、仮にそのラインが全部一気に1トークで来たとしても、「死にたい」（＝サ終）のワードがあまりにも衝撃的すぎて引っかかる。
また、別に「死にたい」にあまりにもリアリティがなければ引っかからないかもしれないが
・4thからあまりにも小さくなった箱
・トワコレ実装などの集金要素の増加
・シナリオへの評価と相反するゲーム要素に対する不安や不満の声
など、「完全に信じ切る」には不安要素が大きすぎる。
冷静に考えたら、企業などのコラボを繰り返したり、合同ライブでもかなり曲が取り上げられたりとしているので、終わらないとは理解しているのだが、じゃあ「完全に絶対終わらんし「死にたい」とか戯言でしょ」と一蹴できるかというと、そうではないという話である。
つまり言いたいことを総集すると「やりたいことは最終的にわかったしよかったけど「死にたい」はやりすぎじゃない？「辛い」とかでよかったんじゃない？」という感じ。
僕めちゃくちゃDVとかパワハラのその手法（マイナス要素を使ったある種の脅し）を身近で見たので最初は「それでコントロールしようとするのはDVだろ！！！メンヘラ彼女か！！」って思ったけど、DVな訳じゃなくて、ただ単に「言葉選びが下手でDVのように見えてしまっている」だけだと思う。
だからそれはこのライブの作り方が下手だったのでは・・・というところなんだと思う。下手というと言い過ぎだが、今言ったように、別に言葉選びが下手なだけで、day2も良かったわけだし、「死にたい」を「辛い」ぐらいにしておけばよかった話なので、そこの緩和がうまくできればなんら問題ない作りだったと思う。
あまりにも「終わり」のアピールが強すぎだというか・・・。
例えばアイドルのコミュ（朗読）だけでも、day2のストレイみたいに「もしも終わっちゃったらどうしよう？」みたいなあくまでもイフとして語っていることをアピールするとか、緩和策がもう少しあったんじゃないかと思う。
あんまりにも我々を信頼しなさすぎだし、信頼しすぎだったと思う。
我々が「サービスは当然終わらないだろ」と思っている・・・と信頼しすぎだし、だからこそあまりにも「これぐらいの表現じゃサ終の匂わせ伝わらんだろ！」と、Twitterも当日の演出もどかどかとつぎ込んできて、つまりは我々の感受性を信頼してなさすぎる。
先に述べておくが、ぶっちゃけここは個人差があるので、ここまで言っておきながら僕は正直普通に演出として楽しんだ側で言うほど「サ終するんじゃない！？」と振り回されて不安になった側では別にない。
なのでお気持ち表明っちゃお気持ち表明なのだが、お気持ちが整理できない人のために作っている文章でもあるので、これは普通に楽しんだ側を批判したり揶揄するものではないし、今言ったように制作側との信頼関係の問題なので、「俺はサ終しないって信じてたし全然そんなことなかったが・・・」と言う方も当然いるし、個人差の大きい問題であるので、そこは留意してほしい。（俺はそんなことねーぞ！！みたいな意見は知っとるがなそんなんってことね）
ただTLの反応を見ているとそう不安になっている人も多かったし、冷静に見る人間はサ終の匂わせなんか少ない文脈で判断するし、不安な気持ちが大きい人はサ終匂わせにすごい敏感になっていると思うから、
やはり「サ終」の匂わせとアピールがどうも強すぎたのが問題だったように思う。
まずロゴとタイトルで不安にさせる。
Twitterアカウントでも白黒の写真をあげる。
このライブを見逃すな、とか言っちゃう。
ハッキリとアイドルに「終わっちゃうんだ・・・」と
繰り返し言わせる。
アンコール後の挨拶も簡易。
最後の曲からの離脱も不穏。
やはり“多すぎ”だと思う。
シャニマスは基本的に少ない文脈で伝えることに徹しているのではなかっただろうか。そういったユーザー層を加味すれば余計にサ終の文脈は少なめでよかったと思う。
改めてまとめると、
・day1の演出そのものは理解するが過剰すぎる。
緩和すればよかった
・day 2が良かったしday1セトリは良かったし本当にそこ（サ終アピールの過剰さ）だけだと思う
・あまりにも個人差がある問題なので、これで良かったと思う人間が多数派だったのか少数派だったのかは不明。
・ただ何人かシャニ辞める人や不安をすごい煽られていた人を見かけたのは事実。
繰り返しにはなるが、これはぶっちゃけライブが終わって「サ終の不安」というものが全く過去のものになれば、どんどん忘れられていくし問題として書かれなくなっていくので、ライブ終わってずっと書いていた。
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