練習 考 6 書き込みと再生②

自分の心が通った音を鳴らすには、楽譜に書かれている知識とセットになる「それらが自分にとって何であるか」、つまり自分の経験と繋がったイメージを音に乗せていくことが大切だと私は考えていますが

前回の記事で書いた連動の中では、形あるものと形のないものを感じているということが起きていて、この感覚について五感の中で味覚を例にあげると、

・舌という器官で、口に入ったレモンをすっぱいと認識すること(形あるからだで感じている感覚)

・レモネードを飲みながら、昔あのカフェで飲んだレモネードは美味しかったなと思い出しながらすっぱさを感じていること(形のあるからだと形のないからだで感じている感覚)

この違いがあり、どちらも「味覚」ですが、2つ目の例は自分が体験した例を伴って「すっぱい」と感じている、つまり自分の記憶(からイメージされたもの)と繋がった味覚を感じているということになります。

ピアノを弾く時に指がよく動いている(だけの)演奏と、心のある感動する演奏に分かれるのは、ただ身体を動かしているのか、楽譜に書かれた音と自分の体験からくるイメージ(記憶)がセットになっているかどうか、音を鳴らす時に五感が「記憶」と繋がっているかどうかカギになると私は考えます。

書き込みと再生③に続きます。

お読み下さりありがとうございました(*^_^*)


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