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【調べ】詩。

昨日の自分にインスピレーションを受けてゐる
あゝあのドジには 前後の脈絡からして
とちる結果がさう顯れてゐたんだなあ、そんな
合理主義者には当たり前の
現實の讀み方である。
医師に「おいおい4月某日までの分の
藥出てる筈だぞ」- こちらとしては
嚥み過ぎた分量の"代はり"となる
言ひ譯が必要だつたのだ…まあいゝ、
オーヴァードーズせぬやう、また過去の
濫費分への埋め合はせどうするか
考へる、これがミッション。
そして…この散文性の高さはどうだ、
調べと言ふ関與を全く採り入れず
詩、は果たして詩たり得るのか。
小次郎どう思ふ 工場さんどう思ふ
而して己、どう思ふ・どう足掻く
黒目川の河畔に合鴨の一團
よちよち歩き; 昨日の自分にインスピレーションを受けてゐる
私はなんて凡庸な思想者
行動者
なんだ!
(だが夜にはマラカスを振って酔つ払つて、
そこに乗つかる「調べ」を唄うてゐるのだらう-)
ヤレヤレ。©都築郷士

〈雨の日の無頼装ひ襤褸である傘で支へるか男ごゝろを くにを〉
如何にも無頼らしく字余りでスピード感を得るのである。

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