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【或るエナジー】 詩。

君と己の間には
何かゞ足りなかつた 目分量で
はかつても
瞭然-
それは二人の触れ合ひ
電車の中でいちやいちや
とか、そんなんでなく
心と躰
も尠しバランスを取つて
己たちはくつつくべきだつた。
あの、變なドレスを好んだ
がりがり亡者のお姉さんの、
感じ過ぎたのかしら?(目がギョロギョロ)とは
全然-
違ふ 君と己には「可能性」が
あつた。
交際の中から
不思議な伝染性の
良質なエナジーを
取り出す事が、出來たのではないか
そいつは己の夢想なのか
企画倒れの幸福化計画に過ぎなかつたのか
今となつては
ポール・デルヴォーの
夜の静謐(の調和)を
パクらうとした児戯
? 己には
分からない。
分からないんだ。

©都築郷士

筆者近影。

〈さあらばよ夜のぶらんこの親密よ くにを〉春の句ですが。なんか、切ないね。アデュー。

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