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【つくり話】 詩。

王國に王は一人
ぢやあX公國に公爵は?
これが、一人とは限らないんだな
ベッドで私はさう嘯いた-
何人ゐると思ふ?
私が話を振ると
彼女は(一應だらうが)考へ中のポーズ
三人くらゐ?
私は驚いたやうに
なんだ知つてるの
ほら、三頭政治つて、ローマだつたつけ
よく知つてるねー(とか笑、
彼女はかう見えてもW大卒だ)
私: でも三頭政治はせなんだ
彼女: えーどゆこと?
三人の公爵が、それぞれの公爵領を
並行して治めてるんだよ
そんで、そのとしどしの代表を
交代しながら..それで國家になつてる
因みに公侯伯子男の内
三人の公爵の家来である
男爵も三人
それ以外の貴族はゐない。

それつて話作つてないー?
いや本当だよ、ググつてみりや
すぐ納得の實話だ。
-ホントはこれは私の作り話、
女性はピロウトークが好きなのだ。
そして寝息が聞こえてきた。
それだけ。おしまひ。
©都築郷士

筆者近影。

〈ぽかぽかと三寒四温の黄泉がへり くにを〉ぢき春だ。アデュー。

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