My Best Album 2022
遅くなりましたが年間ベストです。
⑳The Hindsight Notes / Cold Night For Alligators
去年のVOLAの傑作に続く、Djentyでオサレなプログレメタル。LEPROUSライクなVoもよし。
⑲IMPERA / Ghost
そりゃあレトロなHRの中に光るキャッチーなメロディが身上なバンドだとは思っていたけどここまでやりますかね。極上のアリーナロックになりやがってくださってますよ。最高じゃないか。
⑱Ash in Realms of Stone Icons / Tómarúm
デビュー作で驚異のクオリティ。Ne Ob型サウンドの中にもCYNICのような壮大さもあり、意外と正統派に弾きまくるギターなどフォロワーに収まらない。
⑰Radiant Bloom / Astronoid
激しさの中で煌びやかで浮遊感のあるサウンドと甘ったるいボーカルの織り成す音世界に心地よく漂える一枚。新曲出したAtomAと一緒にどうぞ。
⑯Mirage / GAEREA
ここ最近のブラックメタルの中では最上位の1枚。トレモロ満載、叙情メロディ満載で圧倒的満腹感。ジャケもよい。
⑮BLOODIEST / 聖飢魔Ⅱ
23年ぶりの…という前口上は置いておいて1曲目の「LOVE LETTER FROM A DEAD END」。ど真ん中ド直球の正統派ジャパメタのかっこよさにただただ跪くしかない。
⑭Zeal & Ardor / Zeal & Ardor
ブラックメタルとブラックミュージックの融合というジョークから生まれたのにこの本気度。ブルースのボーカルにブラストビートが謎に調和する。やはり今はブラックメタルが一番の実験場だ。
⑬Epigone / WILDERUN
前作から一気に開花。メロデス色は薄れながらも一切気が抜けない緊張感は健在。春風、熱風、暴風、ありとあらゆる風が語りかけます。
⑫All That Was Promised / HATH
デスとブラックの持つ邪悪さが複雑な展開の中で混然一体となったブラッケンドデスの理想形。デスボーカルのクワイア大好き侍ゆえ、大好き。
⑪How to Shroud Yourself with Night / Lacrimas Profundere
日本ではもはやほとんど聞くことがなくなった男性Voゴシック。とは言えこれもうほとんどメロデスじゃないですか。どの曲もしれっとカッコイイ。
⑩False Light / WHITE WARD
この年、ウクライナのバンドがアルバムを出すということがどれほど大変なことだったか。都会的なジャケットとサウンドの前作から一変した今作を聞くと自然と推察してしまう。とは言えそんなことは抜きにして、ただブラックメタルとして一級品。
⑨Woe / An Abstract Illusion
プログレッシブメロデスのお手本のような圧倒的な完成度。PERSEFONEの新作もだけど、テクに頼らずドラマチックな構成がお見事。
⑧Oh What The Future Holds / FIT FOR AN AUTOPSY
ベテランのデスコアバンドはどれもこれも本当にバランス感覚がいいなと思う中、メロディもシンフォニックもクリーンボーカルもThis is最高にちょうどいいデスコア。ブレイクダウンが苦手な昭和メロデスおじにも優しい。
⑦Pathos / CONJURER
GOJIRAとTHE BLACK DAHLIA MURDERを足してこれほどのメジャー感が生まれるものか。これからのメタルのメインストリームはこれなのかも。
⑥アイランド / 明日の叙景
そう言えばポスブラって元々オサレな音楽だということを思い出した。自分はJ-POPをメインで聞くわけではないのにこういうバンドにはJ-POPを感じさせて欲しいというめんどくさいおっさんの我儘に高次元で答えてくれている。ジャケに騙されて聞いて。騙してないので。
⑤Void / HAUNTED SHORES
PERIPHERYのギターチームのインストプロジェクト。Djentと初期OPETHを足したら世界最強のリフができました。おあがりよ!
④Liminal Rite / KARDASHEV
俺たちはブラックゲイズじゃない、”デスゲイズ”なんだ!という主張の通りどっしりとした重さのあるプログレッシブデス。いやいやそんな事よりも、何よりも、ただただひたすらに美しい。
③Overgivenheten / SOILWORK
傑作だった前作からさらにメロディ志向を推し進めた結果、こちらも大傑作に。歌メロをここまで前面に出していながらメロディアスでアグレッシブなSOILWORKの芯は一切ぶれていないのは何事。これだけこのバンドにしかできない音ってあるものなのか。
②Day of the Lost / THE HALO EFFECT
元IN FLAMESメンバーのスーパーメロデスバンド。イェスパーのギターにミカエルの声が乗るだけで至高。究極。このメンバーが今までのキャリアを持って最高のメロデスを作ろうとした結果、99年~00年代のダートラ・インフレになったのは興味深い。つまりはコレなんですよ。
①Rakshak / BLOODYWOOD
インドのエンタメが世界を席捲する中でメタルにも衝撃の新人が。ポリウッド+メタルコア、英語のラップにヒンドゥー語、ポップな歌にゴリゴリのディストーションギター、そして映画のようなMVと全てが融合して聞きやすさとカッコよさに振り切っている。やはりインドが熱い!
…というわけで2022年はメタルと映画でインドが2冠でした。いや実際上位5枚は本当に僅差なので、映画「RRR」の勢いのままBLOODYWOODをベストにしましたが。ただ2022年はメタルにとって何の年だったか後で考えたらきっとこのバンドのデビューアルバムの年になると思うんですよ。それだけのポテンシャルがある1枚。
ここ数年は色々と食指を伸ばしてちょっと背伸びしたものや変わったジャンルなどにも手を出してみていましたが、この年に自分の趣向がハマってきた感じがします。
順位に関しては頭6枚が確定で、後はほぼ順不同。他にも漏れたけど入れ替わりそうなのがImperial Circus Dead Decadence、DISILLUSION、KARG、IN NOTHINGNESS、RIVERWOOD、MACHINE HEAD、AMORPHIS、ARCH ENEMY、Dir en grey、DARKANE、DECAPITATED、PERSEFONE、NIGHTRAGE、IBARAKI、ALLEGAEON等々。30枚にすればよかった。しかしこう見るとベテランも本当いい作品多かったですね。じゃあなんすかAMORPHISよりいいアルバムが20枚もあるんすか?って言われたらそれは絶対嘘なんですけど、まぁ、ランクは気分で!それでは2022年真のベストチューンで記事を終わります。
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