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【観劇】彼の男、十字路に身を置かんとす

横浜桜座に出演した事をきっかけに知った、劇団銅鑼の次期看板役者(だと勝手に思っている)山形敏之さんが出演するので行ってきました〜

サンモールスタジオは去年立たせてもらう機会がありましたし、何だかんだで行くんすよ。でも、隣のおっきめなシアターサンモールでの観劇は数年ぶりですかね!

さて、今回のお話
「彼の男、十字路に身を置かんとす」
第一次大戦の頃、実在した鈴木商店の右往左往というか、栄枯盛衰というか。

この頃の日本は、明治維新で世界に開かれて、イケイケどんどんな感じで発展していった。
総人口で言うと世界的にもトップの方だったんですって、この頃。
それもあっての発展!
何をやっても成功する〜・・・とまでは言いませんが、それでも指折りの国の一つだったんですよね。

そんな中、鈴木商店は色々な物流を引き受けて発展していった・・・が、収入が増えれば支出も増える。資金繰りには相当四苦八苦していたようです。
かと言って資金を得る為に株式会社にしたら、運営は株主の顔色を見なきゃならなくなる。自分達のやりたい仕事が出来なくなる。
今でこそ株式会社は当たり前な感じですが、その事で会社としての格だって舐められる。
そして面倒な事に、成功するとどうしたって妬み僻む人たちがいる!足を引っ張る人たちがいる!!
食糧難の時、政府の要請でやった米の輸入にだって難癖をつけられる。当時は情報の仕入れ先が新聞というマスメディアがメインだったので、あらぬ事を掻き立てられてしまい、国民は激怒!遂には放火までされてしまう。

廃墟になってしまった鈴木商店。
しかし、それでも男達はまた立ち上がる道を選んだ・・・

まぁ、相変わらずのネタバレ満載な感じではありますが、板橋の引っかかったポイントは「情報の大切さ」
昔は新聞や風聞という、ある種の一面からの情報しか入らない。それが良きにしろ悪きにしろ。
米の輸入だってやればやるだけ赤字になったというのにも関わらず、国の為を思えばなんとか凌いでいられたわけで。

ありがたい事に今はネットワークが発展してくれたおかげで、情報を自分から得る事ができる。
その事を忘れてしまうと、誰かの意図で流布された情報に踊らされる事になる。
果たしてそれを是として良いのか。
ひいては人の未来の為になる事なのか。

・・・まぁ、その辺りの事は歴史を振り返ってみて貰えば良いと思います。
「歴史を振り返って情報を得る」選択は、まだ許されている世界ですから。

余談
2021年9月22日調査情報では、日本は「相対的貧困率」が13位。
先進国の中ではワースト2位だそうです。
相対的貧困率っていうのは「世帯所得が全所帯の平均値以下」の事を指すそうです。
簡単に言ったら貧乏人が多い国って事ですよね。
なんでこんな事を書いたかというと、お金がないと考える余裕がなくなるからです。そうするといとも簡単にマスメディアなんかに流されてしまいます。つまりは・・・まぁ、考えて欲しいかなと思ってます。
今はスマホのおかげで玉石混交の情報を手に入れられます。自分の生き方と照らし合わせて、幾つかの考え方を見つけてから情報を選んで欲しい。

少なくとも板橋は鈴木商店に火をつける側には立ちたくないのですよ〜☆ミ

余談その弐
関東大震災の後「朝鮮人が起こした地震だー‼︎」と、謂れのない事で朝鮮人達を惨殺しましたね。
どうしてでしょうか・・・

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