見出し画像

コーヒーショップという場所

今回のこのウィルスの大流行により、外食産業というものの在り方についてよく議論(非接触、効率化、デリバリー等)されていますが、

私の思うところ、外食という大きな区切りは、とても大きすぎるなぁとも感じていて、うちのコーヒーショップは喫茶店(カフェ)に分類される訳なのですが、(細かくすると、自家焙煎珈琲豆の販売は小売業です)

喫茶店の今後の在り方について少し考えてみました。

歴史に目を向けると喫茶文化の始まりは、1888年(明治21年)に開店した「可否茶館」で、「コーヒーを飲みながら知識を吸収し、文化交流をする場」として広めようとした。と。

要は当時から交流の場が目的であったというところが、何とも感慨深いなと感じます。

ただ単純に食事をすること(空腹をみたすために行く場所)と上記の喫茶店の立ち位置は大きく異なり、100年以上経った今も、喫茶店は交流を目的としています(愛知の喫茶文化は特にモーニングをしながら、喫茶店に集合しますby近所の方々)

お客様同士がつながること。それは一番嬉しい瞬間であったりもします。

ただ、そのような場づくりを店舗側で設計していないと、喫茶文化のそれとは異なり、ただ食事をしに行く、コーヒーを飲みに行く、オンライン授業を受けるために、仕事をしに行くために、という目的にも利用されているのも事実です。

それはそれで、必要なお客様であって、全員がその場で繋がってほしいとは一切思ってはいないのですが、

そのような仕掛けをするために、あえてしっかりコストをかけるというのはとても大事だなーと、このコロナをきっかけによく思い返します。

繋がりを仕組み化するのは、とても大変ですが、それぞれのお店(飲食店)にあったやり方は確実に存在するだろうし、そんなことは大手チェーンは絶対できない(非効率すぎるし定量での判断が難しい)ので、この部分を強化することが、小さなお店にできることなのかも知れませんね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?