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選手育成

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高校の3年間は野球の能力が非常に伸びる時期なので、出来る限り正しい方向に伸びることができるようナビすることが重要です。「最速で成功するポイントは、最速で失敗を繰り返すこと」なので… もっと読む
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2022年10月の記事一覧

★【選手育成 ここからスタート】”成長する選手”のパターンを作る

選手の成長には「身体的な成長」と「技術的な成長」があります。 選手の成長スピードには当然個人差があり選手の意欲・意識によるものも多いですが、成長するために必要な要素にはパターンがあるので、選手に「成長する選手は、こう考えている。こうしている。」と定期的に伝え、成長を促します。 「身体的な成長」基礎の運動能力を高める 高校生だとまだまだ身長が伸びたり成長過程の生徒も多いので、野球だけでなく基本的な(全般的な)運動神経を高めることも必要です。一般的に”運動神経の高さ”は”体

★【選手育成】トレーニング年間計画の流れ

選手個々に体力強化を進めるトレーニングは、年間通して同じことをするのではなく、時期によりトレーニングの目的とそれによる実行計画が変わってくるので、新チームスタート段階で年間計画を立てそのスケジュールに大筋沿って進めていきます。 トレーニングは単調になりがちで選手が慣れて飽きてくる(手の抜きどころを覚える)ので、同じものを毎回行うのではなく少しづつ変化をもたせて飽きない工夫があると良いです。 また、年間計画は進捗により数ヶ月に一度くらい見直しすると、実態に沿ったトレーニング計

★【選手育成】トレーニングプランの立て方・注意点

トレーニングの目的を明確に高校生の場合、トレーニングをすることが「練習だから」「やれ!と言われたから」「何となく」ということもあり得るので、何のためにトレーニングするのか?その目的を明確にし、目的達成意識を強く持って(モチベーションを持って)トレーニングに取り組めるように共有します。 トレーニングで体に負荷をかける理由 トレーニングでわざわざ体に負荷をかける理由は、 「人間の体が”環境に適応する”能力(仕組み)があることを利用し、             負荷に耐え体を

★【選手育成】「ノック」でのチェック点

”エラーした・しない”は判断しない普段の練習で行なうノックの際、その結果の成否を「エラー(ファンブル・後逸・ファンブル・暴投…)をしたか?しなかったか?」になりがちですが、そこですべての判断をしないようにします。 「エラーをしたか?しなかったか?」は、試合では勝ち負けに直結する部分になりますが、練習のノックの段階ではそれよりもエラーをした原因を見つけそこを改善することを重視します。 守備は「足の運び方」がポイント守備の成否は、ボールが来る前の準備段階で「足運び」がカギを

★【選手育成】「普段の生活」を野球の生かす

「高校野球」における普段の生活高校野球を行なう高校生は、「野球選手」である前に学業を本分とする「学生」です。一日の時間の使い方はプロ野球選手のように「すべての時間を野球のため」に使うことはできず、授業や学校生活等日常の学生生活(普段の生活)があり、その中で規律ある行動が求められます。 一日で言うと野球以外の「普段の生活」の時間のほうが圧倒的に多くこの時間は野球には関係ないようにも見えるのですが、高校野球で強豪と言われている学校はこの「普段の生活」がしっかりしているケースが多