自己紹介 野球の英語に魅せられて

英語の野球用語にのめり込む切っ掛けとなった表現があります。

"Around the horn" こんなプレーです。

日本語で言えば「5-4-3と渡ってダブルプレー」ですが、どうしてこんな言い方するのだろうと、それまでほとんど使っていなかった『ベースボール英和辞典』で調べてみました。

around the horn ① 5 - 4 - 3 と回って (ダブルプレーとなる)《'round-the-horn ともつづる》: The ball was thrown around the horn. (ボールは 5 - 4 - 3 と回されてダブルプレーとなった) ②内野のボール回しで《守備練習や試合中の走者がいない場合でアウトを取った後に行う》.《由来》horn は Cape Horn (南米最南端の岬で),パナマ運河が開かれるまでは船はここを回った (around Cape Horn).その回り方と (3 塁- 2 塁- 1 塁への)  ボールの周り方を結びつけたもの.

 『ベースボール英和辞典』,108頁 (《由来》以降の太字は筆者)

南アメリカ大陸の地図を思い浮かべ、野球のプレーとその航路の結びつきが面白いと思ったのです。その後本塁打を表す "Dinger" や "Tater" や、直球を表す "Gas" や "Heat" など、独特な表現への興味がどんどん深まっていきました。

こうした言葉や表現を集めてみたくなり2015年5月にブログ「野球の英語」を開設しました。当時は記事にするプレーを選んでから投稿するまで2~3時間かかっていましたが、今はシーズン中に1日約10本の記事を投稿するまでになりました。記事を読んでもらいたいという下心からか人気選手の記事が多めですが、本音を言えば贔屓のチームが勝っても大谷翔平選手が投打に活躍しても珍しい言葉や表現が見つからなければその日は楽しくないのです。

英語で野球の単語や表現で分からないことがあれば、この note で何かヒントを見つけられるような記事を増やしていきたいと考えています。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集