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好きなバンド 5 BaseBallBear      曲紹介 part2

前回から引き続きオススメの曲の解説等できたらと思います。今回紹介する3曲も良い曲がそろっているので是非聞いて欲しいなと思っております。

次回は、一度違うアーティスト等の話もしたいとか思っております。

気を遣わず投稿しようと思いつつも、気を入れないと中々書きたいことが書けないジレンマと抱えてしまっています、、、、(記事の書き方も勉強していきたいです。)

ダビングデイズ

さて、最初の曲はダビングデイズという曲から紹介します。

この曲はアルバム「新呼吸」に収録された楽曲になります。          新呼吸のテーマが、一日の始まりから終わりまでを描かれております。なので最初の曲「深朝」と最後の曲「新呼吸」には時間軸で繋がりがあります。

アルバムの曲数が全部で12曲、1日が24時間なので、一曲当たり2時間ずつ意味のある構成となっております。

このアルバムの面白い点は、1曲目が午前1時から2時を表した曲ではないことです。(あくまで私の考察ですが、、、)

「ダビングデイズ」は、アルバムでは2曲目に収録された楽曲になります。この曲は午前7時から8時にあたる曲になります。

通学、通勤等でいつも当たり前の道、駅、人、電車何も変わらない平凡な毎日。まるでダビングされた同じ日々を生きている気持ち、そんな普通な日常を描いた楽曲です。

このアルバムが出る前に東日本大震災が発生し、小出さん自身もこのまま曲を作っても良いのか、当たり前だったことが全て無くなってしまう現実に虚無感の様なものを抱いていたそうです。

そんな中でのこのアルバムを発表しました。行先の見えない恐怖や何も変わらない日々にもがいて、この意味のないループ感を感じたりする人もいると思います。

そんな人にダイレクトで突き刺さる様な、イントロのギターはBaseBallBearのロックンロールを楽しめる楽曲の1つではないかなと思います。

私は、よく月曜日の通学時に1曲目で聞いていたりました。

この歌詞で出てくる「赤、青、yellow」は7作目のアルバム光源の楽曲に繋がりがあったりもします。                      こういった伏線の様な曲の繋がりを描くのが本当に上手な小出さんに感服しますし、受け手側も読み取ってやるぞっていう気持ちになりこの関係性が築けるのが、音楽、BaseBallBearの良さかなと思ったりもします。

kodoku no synthesizer

二曲目は、「kodoku no synthesizer」になります。

曲名から感じ取れるように、夜に孤独に溶け込む瞬間に歌詞カードを見ながら聴きたい曲です。

こちらも新呼吸に収録された曲です。この曲が表す時間帯は午後11時から12時になっています。(曲名とぴったりですよね。)

小出さんは曲名等に日本語をローマ字表記に変換して、英語と合わせて1つの言葉に変える技法を取ります。

これは小出さんが好きなバンド、ナンバーガールの「omoide in my head」から影響を受けていると思われます。

こういった語呂合わせのセンスも素晴らしいですよね。

この曲は孤独との向き合い方、孤独の存在がシンセのように徐々に心に迫ってきて、時には恋人、沼、青空の様で自分なりの捉え方が変化していく孤独の存在を享受して、自分なりの解釈をしている小出さんの心象風景を言語化した歌詞が魅力的な楽曲です。

サウンド面もバンドサウンドとは思えないエフェクターの使い方を工夫してシンセの様な音作りと、あくまでロックバンドの範疇で留めて表現している点がBaseBallBearらしさ、小出さんらしさで他のバンドにはない先にいってるよという小学校の登校班班長の様な佇まいが良いなと思いました。


Summer Melt

続いては最新のアルバムC3からの紹介です。

曲名は「Summer Melt」です。

夏の終わりから秋の本番に聞いて欲しい楽曲です。

BaseBallBearと言えば、夏!青春!!みたいなイメージが強いですがこの曲は秋がテーマでBPMもかなりゆったりとしたテンポで進んでいく楽曲です。

この曲の特徴は前回紹介した「リアリティーズ」にも言えることですが、洋楽っぽい展開の仕方かなと思います。

つまりサビでドンと上げるのではなく、ゆったりと進みながら気づいたら盛り上がって終わるみたいな洋楽で良く耳にする展開かなと思います。

リズム隊のサウンド面が骨太になってきたからこそ、余計なギターサウンドを入れずにできる楽曲だなと思いました。

BaseBallBearは深化が似合うバンドで、この変化がリスナーを常に離さない要因の1つだと思いました。

何かのインタビューで小出さんも、この曲のプロデューサー?ががなり洋楽のトレンドに長けている方で、そういったサウンドのアプローチも取り入れてくれたと話していました。(内容が曖昧ですみません、、、、)

歌詞もギター同様に端的に一枚絵をかなり意識されて作成したんじゃないかなと個人的に思っています。                      とても情景が浮かびやすく、効果音を上手に盛り込むなとも思いました。(小出さんは、この効果音等いわゆる横文字みたいな日本語を操るのが上手な方だと思っています)

以上が今回紹介したかった3曲になります。

この楽曲達から派生してBaseBallBearを聴いていくのもよし、他のバンドやアーティストへ移るのもありだと思うので、是非聴いてみてください。







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