【セリエA】苦難の中に見える希望 第24節レッチェ-サッスオーロ
今回は、レッチェ‐サッスオーロのレビューをしていきます。
レッチェは今シーズンから昇格してきたチームでありながら、15位と善戦している。
対するサッスオーロは、昨シーズン11位であった。しかし今シーズンは対照的に前半は不調であった。
多くの選手を安く買い、高額で売るというチームのスタンスを崩さないながらも、この順位に居続ける監督の手腕は見事であると思います。
試合感想
ディオニージ監督の設計されたプラン
ヒュルマンドの存在感
試合感想
結果的には1-0でサッスオーロが勝利しましたが。拮抗した試合展開でした。
スタッツから見てもわかるように、ゴール期待値(xG)レッチェ(1.19)-サッスオーロ(1.10)とレッチェの方が上回っています。
サッスオーロは、ベラルディやフラッテージ、ロジェリオを中心に攻撃を組み立てていきました。
レッチェは、バスキロットやトゥタ、ヒュルマンドのトライアングルで守備のバランスを整えていきました。
バローニ監督はイタリア2部で多くのチームを率いてきた監督です。昨シーズンからレッチェを率いて昇格に導き、攻守のバランスを重視する監督であると私は考えます。
試合の総括としては、両チームが互いにボールを持ちながら、様子を見あう形が多くみられ、監督の戦術の切り替えや選手交代に注目する一戦でした。
ディオニージの設計されたプラン
この試合で多く見られたサッスオーロの攻撃の形について紹介していきたいと思います。
まず、14分のシーンを見ていきます。2CBが開きGKを含めたビルドアップの形を用います。両SBが大きくサイドに開き、相手の守備陣形を広げます。そして、アンカーのオビアングに縦パスをつけ、WGの力を使っていきます。
この時はFW同士の動きが重なってしまい、相手に取られてしまいましたが、あの形こそが、ディオニージの理想する形ではないでしょうか。
ディオニージ監督の印象としては、後方からのビルドアップの形の作り方はとてもうまく築きあげているが、中盤からの展開のやり方が選手に任せすぎている印象を受けました。
ここに関しては、賛否両論あることは間違いありません。
選手の個のクオリティに任せて、自由にプレーすることで、その場の対応や選手の成長につながるでしょう。その一方で、選手に一任しているので個々の調子に左右されるといったデメリットもあります。
ディオニージ監督は、私が注目している監督の1人であるので、引き続き試合を見ていきたいですね。
ヒュルマンドの存在感
レッチェの攻守の要といえば、セリエAファンは間違いなくヒュルマンド選手をあげるでしょう。
昨シーズンの2部時代のスタッツ
出場試合数(スタメン) 37(36)
アシスト 3
タックル成功率 60%
インターセプト 54
総合レーティング 7.53
今シーズンのセリエAのスタッツ
出場試合数(スタメン) 23(23)
アシスト 4
タックル成功率 53%
インターセプト 51
昨シーズンの成績を上回る活躍を見せており、来夏に移籍することは間違いないでしょう。
お金のあるプレミアリーグに引き抜かれる可能性が大きいかもしれませんが、筆者的には、ナポリに移籍するとフィットと思います。
今シーズンからセリエAを本格的に見始めたばかりなので、様々な試合や情報を収集して、分析力を高めていきたいと考えています。
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