BCS卒団式に参加してきました。
今日はBCS(Baseball Club Singapore)の卒団式に行ってきました。
練習の終わりに、先に小学部、その後隣のグランドに移動して中学部の卒団式で挨拶をさせて頂きました。
コロナ禍の規制で2020年4月から現在までの2年間、1グループで5人や8人縛りでの活動しか出来ず紅白戦も出来なかった世代となりましたが、子供達から親御さんへ、親御さんから関わって頂いた全ての親御さんへ、多くの感謝が溢れる卒団式でした。微笑ましい!嬉しい!我が子の時を思い出します❗️
BCSは今年で創立23年を迎えました。
今日本では怒鳴らない監督、お茶汲み当番がないチームが注目を浴びてますが、実はBCSは発足当初の23年前から父兄による指導、毎年各カテゴリーで父兄の互選による監督コーチ選出し、父兄による自主運営で「全ては子供達の為に」をモットーにクラブ運営をしてきました。BCSの基本概念はありますが、毎年のチームの方針はご父兄で決めます。
BCS各カテゴリー監督、指導者にお願いしたいこと ⇓
http://www.bcsgp.org/home/about/requesttoteammanagersandcoaches
父兄での運営なので、もちろんお茶汲みなどもありませんし、理不尽に怒鳴られることは無いです。
日本のみなさんにも知ってほしい野球チームの形の一つがここにありますよ!と勝手に叫びたいぐらいユニークな取り組みをしています。
これからもうちょっとBCSの活動や取り組みをみなさんにお知らせする機会を増やしていきたいと思います。野球人口減少の歯止めの一助、キッカケ、ヒントぐらいにはなるのではと思ってます。(ということで、Twitterで紹介しようと思いましたが、長文は私のクセでnoteで共有する形にしました。今回がその第1回目です。よろしくお願いします。)
シンガポールは常夏で常にボールに触れることができる気候ですが、野球がマイナースポーツな為、対戦相手がいません。少年野球でいうと今はアメリカンスクールでも年間通じた野球コミュニティがありますが、8年前までは少年野球を年間通じて活動しているチームはBCSのみでした。
そんな状況なので、基本は毎週末の練習がメインで、試合の機会も作らないとありません。その中で子供達の為に試合機会を増やそうとの流れで硬式にも取り組んでいます。野球をしている国は非常に限られている上、軟式野球は日本だけなので、周辺諸国にBCS主催の軟式大会への参加を呼びかけたり、軟式の大会に参加する為、近くはマレーシア、野球強豪国の日本や台湾、遠くはアメリカ、オーストラリアにまで遠征して試合をしてました。海外遠征は参加したい人を募る希望制ですが、隣国のマレーシアへは学年末の2月ということでほぼ全員が参加するので選手父兄全員で約200名の移動になります。私も経験しましたが遠征担当のご父兄は本当に大変です。仕事が止まります。
海外遠征ばかりではお金がいくらあっても足りません。シンガポール国内で野球をしようと思うとアメリカンスクールとなりますが、アメリカンは硬式という事情もあります。もちろん怪我のない様にケアしながらですし、硬式大会参加は希望制なので硬式をしない子もいますが、しっかり面倒みます。小学生の選手はソフトボールチームにも所属している子供たちも多いので実際はソフトボール、軟式、硬式と3種類のボールを扱ってます。
一つのクラブチームでありながら軟式の小学生南アジア大会(U12-8か国12チーム)や中学生パンパシフィック大会(U15-5か国8チーム)など国際大会の運営もご父兄みんなで協力し合いながら行ってしまうぐらいのパワーで実践しております。これも「全ては子供達の為に」からきております。
それで弱くも無く、東南アジアの中では強い方だと思います。BCSからプロ野球選手も2名出しているので、その取り組みは間違っていないと思いますし、試合ができないコロナ禍でも部員数が増えており、今はU8からU18までで100名を超えており、各カテゴリーのご父兄の取り組みに感謝しかないです。
すみません。卒団式の感激で熱くなってしまいました。
そんなBCS事務局の私はBCS卒業生の応援団長です。みなさんのこれからの活躍を見守っていきたいと思います。
これからBCSの今までの取り組みや過去の忘備録も兼ねて、歴史や思い出、出来事をnoteに書いていきたいと思います。
それでは、次回、乞うご期待!Enjoy Baseball !!
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