見出し画像

2022.12.29 西原 vs 日大藤沢

第101回全国高校サッカー選手権大会
1回戦 西原高校(沖縄県代表) VS 日大藤沢(神奈川県代表)
                @等々力陸上競技場 12:05 KICK OFF

見に行ってきました。沖縄が地元ということもあり、西原高校の応援で行きましたが、ここは日大藤沢のホーム等々力。ということもあり非常に日大藤沢の応援が多かった試合でした。

試合の感想

前半

 前評判通りボールを保持する日大藤沢と、堅守速攻の西原の対戦ということで、日大藤沢が押し込む展開。清水エスパルス内定の森重選手にボールが集まるも、決定機を決められないというシーンが10分までに2度ほど。
対する西原は引き込んで速攻という形を取るも、安易なクリアと個での優位性では下回っており厳しい立ち上がりだったかなと。

 前半13分に味方の折り返しに森重選手が合わせ先制点を上げる。サイドからの攻撃で森重選手をターゲットにするという、シンプルだけどサイズのない西原高校にとっては、一番難しい戦略だったかな、と。
お互いその後は大きな決定機もなく前半終了。ご飯は美味しいカツカレーを食べました。

後半

 後半立ち上がりからいきなり試合が動き、右サイドからのスローインからクロスに森重選手が合わせ2点目!決めたあとはエムバペのゴールパフォーマンスをしていましたね。笑 やはりW杯の影響はすごいな、と。

 西原高校は後半10分前後まで、あまりリスクを冒すことなく攻め込まれてもクリアでしっかり対処していました。ただ、安易なクリアが多く奪った後もすぐ相手ボールとなり、苦しい展開が多かったかなと思います。
ただ後半20分前後から縦パスも増えて得点の匂いもしましたが、中盤と前線の息が合ってないという印象でした。

 後半17分から森重選手がCBに入って試合を締めにかかりましたが、その直後足をつって途中交代。サッカーでの2刀流楽しみにしていましたが、、しっかりケアして、2回戦に望んで欲しいです。
西原もそれ以降高い位置で奪って良いロングシュート等もありましたが、日大藤沢の最終ラインの対人能力が高く、攻め込めるシーンは少なかったかな、という感想です。

 最終的にはしっかりと日大藤沢がクリーンシートで締めて、2ー0で日大藤沢の勝利となりました。地元西原高校は悲願の1回戦突破とはなりませんでしたが、2年連続の出場と着実に力をつけてきているな、と感じました。

 森重選手の高さの暴力と、日大藤沢の最終ラインの対人能力が際立った試合だったかな、思いました。西原高校はもう少し仕掛ける勇気を持って攻めて欲しかったな、と。地上戦ではしっかりやれていた分、奪った後のリスクを冒した攻めがもう少し見たかったというのが率直な感想です。

その他の感想

森重選手の高さの暴力

 とにかく高かったです。本当に。足元はまだ不安定な部分もあると思いますが、ここから着実に力をつけて欲しいです。体の線もまだ細いと思いますので、4年後くらいには出てきて、日本の今のフォワードにはいない選手像を目指して欲しいなと思います。あと、エムバペのゴールパフォーマンスをやるお茶目なキャラクターも素敵でしたね。

遠い地域の難しさ

 やはり地元となると応援の地の利は凄いなと思いました。西原高校は世界一になったこともある、マーチングバンドが有名なので応援楽しにみしていましたが、年末年始で沖縄から東京は旅費等の関係もあるのか、応援に来ておらず残念でした。沖縄にかかわらず遠方のチームは応援含め負担が大きいので、その点は育成年代の部活動における大きな課題と感じました。
あと単純に沖縄の選手は寒いだろうな・・・笑

日本の育成年代の課題

 世界の育成年代を細かく見れているわけでは無いのですが、やはり「止めて蹴る」の技術はまだまだ向上の余地があるな、と感じました。どうしても攻撃のテンポが2テンポ程遅れてしまうので、育成力のレベルも含めてあげていく必要があると感じました。今年高円宮杯サガン鳥栖vs川崎フロンターレの試合も見ましたが、流石にあのレベルになるとハイレベルでしたが。
ここは日本特有の「部活動」という文化にも課題はあるのかもしれないですね。

つらつらと書きましたが、直接見にいく試合に関しては、簡単な感想を書いていきたいと思います。明日はボルシアMG内定の福田師王擁する神村学園vs山梨学院の試合を見に行きます。2021年の王者と、九州の雄の試合となりますので、好カードになることを心から期待しています。
2回戦以降も出場チームの皆さん頑張ってください!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?