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「考えることを忘れたら、人間失格やぞ」と言われているような料理を食ったのです。

こんにちは。枚方コワーキングHOOP!管理人の中岡ごうです。こないだ、道に迷っているスパニッシュ系の外国人カップルがいたので声をかけて道案内しました。去り際に「Bye,Police.」と言われました。僕、そんなにしっかりしてる感がありますかね。

先日、東京からALIVEの庄司さん、ハラちゃん、京都からヒロカさんが枚方に来てくれました。庄司さんに至っては、HOOP!で一日過ごしてくれました。もう、名誉以外のなにものでもありません。だって、僕の人生を変えたALIVEの代表が来てくれた訳ですから!

なんだか、一人で勝手にテンション上がってみなさんを置き去りにしている感が否めませんが、なぜALIVEが枚方に来たかというと、ALIVEミステリーツアーの開催のためでした。

庄司さんからの連絡

今年の夏はコロナが明けたから、どこもすごい人やでーと言い始めていた7月。庄司さんから「ALIVEミステリーツアーを9月に開催するんで、ごうさん空けといてね」とご連絡が。あわせて「前日入りしてオンラインで会議に出るから、もしHOOP!を利用できたらありがたいです。枚方も行ってみたかったし」と素晴らしい申し出をいただきました。


※ALIVEとはなんぞや?

さまざまな企業で活躍する人たちとチームを組み、異なる文化や価値観、考えのもと、社会課題を解決するプロジェクト。ミステリーツアーは、過去にALIVEに参加した人たち(OB・OG)が行き先を告げられないまま、どこかに行き、道中でチームアップや議論しながら、ALIVEをより良くすることを考えるイベント


HOOP!はALIVEでの体験があったから出来たものであって、断る理由はありません。当然のことながら、即答で承諾しました。

問題はここからです。庄司さんから「枚方で一番美味い店に行きましょう」という、とてもプレッシャーのかかるお誘いをいただきました。

枚方で一番美味い店

一番に頭に思い浮かんだのは「enisi」でした。グルメでもなんでもない僕が、脳みそを刺激させられまくったイタリアン。「なんでこれとこれの組み合わせでこんなにも美味いんや!」と、難しいクイズを出され続けたような体験をした、あのenisiです。

でも、お酒飲まはるし、こういうときは気軽な居酒屋の方が良いよなと思い、昔からやってる「おん」を予約しました。

三代目たくちゃん

9/2。いよいよALIVEが枚方に降り立つ当日。庄司さんから「枚方で2番目に美味いところで昼飯を食おう」とこれまためちゃくちゃなオーダーをもらったものの、あんまり時間が無かったのでビオルネ地下1階にある、「三代目たくちゃん」でそばめしとたこ焼き8個のバラエティセットを一緒に食いました。ごちそうさまでした。

食べ終わり、いざHOOP!へ。まさか庄司さんと歴史街道を一緒に歩くなんてと感慨にひたりつつ、いつか枚方を舞台にALIVEを開催すると心に誓いました。

はらちゃん来HOOP!

夕方、17:30過ぎにはらちゃんもHOOP!に来てくれました。リアルで会うのは初めてで、意外に背が高くてびっくりしました。はらちゃんは僕の知ってる人で3本の指に入るくらい頭の良い人です。たぶん、事務次官になるんちゃうかと思ってたのですがあっさり辞めて民間でバリバリやってます。

庄司さんの仕事も終わり、「おん」は19:00予約だったので「角打ちに行こう」とのことで3人で八幡屋さんに行きました。八幡屋さんは、以前からHOOP!パートナーのジュニアさんが「歴史街道に来たら絶対に行くねん」と言って立ち寄ってくれる立ち飲み屋さん。僕はお酒を飲まないのでなかなか行く機会が無かったのですが、ようやく伺う機会ができました。

八幡屋さんサイコー

HOOP!から徒歩3分ほどの場所にある八幡屋さん。すでに5人ほどのお客さんが出来上がっていて、庄司さん、はらちゃん、僕の3人が入店したら満席。すごく流行ってますね。

メニューのラインナップはそれほどありませんが、刺身や一品ものが安くて、美味しかったです。珍しい日本酒や焼酎が手軽な値段で飲めて、「こりゃ穴場だ」と庄司さん。はらちゃんもぐいぐい飲んでました。

18:45にヒロカさんが枚方市駅に到着するとのことで、ぼちぼち「おん」に向かうことに。

「おん」の悲劇

枚方消防署の前にある「おん」。ヒロカさんとはオンライン・オフラインともに初対面です。ALIVEの理事であり、フォーティントーキョーオーナーでもあるすみけんさんと学生時代からの友人で、京都でお母さんと一緒に会社を経営されているとのことです。バスケットボール選手のマネージャーもされていて、多彩なビジネススキルをお持ちの方です。奇しくもこの日はバスケW杯の日本対カーボベルデ戦。勝てばパリオリンピック出場が決まるという大一番でしたので、ヒロカさんは心なしかソワソワしていました。

「おん」に入店し、予約の旨を伝えたところ「18:30でご予約されていて、お越しになられなかったので別のお客様をご案内しており、満席になりました。すみません。」とのこと。なんたる失態!「枚方で一番美味い店に連れて行って欲しい」という庄司さんのオーダーに応えるどころか、そもそも店を予約できていないというミステイク。この4時間後、バスケ日本がパリオリンピック出場を決めたこの日に枚方では悲劇が起きていました

原点に立ち返り、枚方で一番美味い店へGO

川原町へ行けば何かあるだろう。そんな安直な気持ちで一向を連れて向かいました。途中、看板に筋斗雲が描かれていて、僕たちは、三蔵法師御一行みたいな感じやなと想像して心の中で笑っていました。孫悟空の僕、沙悟浄のはらちゃん、猪八戒の庄司さん、三蔵法師のヒロカさんという布陣。

川原町は、夜のお店が集まった枚方の夜の町です。といっても、昔は北新地のごとく栄えていましたが今は、店舗も歯抜けになっていて寂しい限りです。当然のことながら人通りも少なく、あまり活気は感じられなくなっちゃいました。

ですが、今も個性的なお店が点在しており、ここに行けばなんとかなるだろうと考え、三蔵法師御一行を連れて向かいました。

enisiに引き寄せられるように

enisiの前の通りに差し掛かった際、「実は枚方で一番美味い店はここなんですよね。ただ、お酒飲むし、今日の雰囲気と違うかなと思ってやめたんですが」と誰に言うでもなく口ずさんだところ、庄司さんが「ええやん、行こうよ」と反応が。店内を覗くとすでに2組のお客さんがいましたし、当日いきなりの来店なんで無理やろうなと思いつつ、ダメもとで確認しに行きました。

キッチンカウンターにいた店主のサトさんに「4人ですけど、当日は厳しいですよね?」と声をかけてみたところ、「なんとかしますよ」と言ってくれました。何たる幸運!!サトさんありがとうございました!

三蔵法師御一行はenisiを旅した

乾杯を済ませ、一品目に出てきたのはアイス。アイス?デザートやがな。なんで一品目にアイスなんやろうか。とうもろこしのアイス?ジェラート?どんな味やねん。ほかに添えてあるものは何やねん。わからんことが多すぎる。食ってみて判断しよ。食わんとわからんし。

と脳みそがフル稼働。一口目。なんじゃこりゃ。うま!!は?何これ?そもそもなんで美味いんや?どうなってるんやろうか。わけわからん。考えろ、考えろ。でも美味い!!

まさに天竺。思わず言いそうになりました。

「考えることを忘れたら、人間失格やぞ」という天啓

enisiの料理は食べながら、考えるのです。この料理の素材はなんやろうか。立体的な味は何で構成されているのか。グルメでもなんでも無い僕みたいなもんでも、そうなってしまうのですから、食通の人とかだと、考えまくるんでしょうね。

あわせて過去の記事を読んでみてください。

2回目の今回は「考えることを忘れたら、人間失格やぞ。」という天啓がありました。一食一食、ただ腹を満たすだけじゃなく、感じること、考えることが大事だと改めて思い知らされた次第です。

ALIVEとenisi

僕が社会や将来のことを深く、広く考えるきっかけとなったALIVEと食するという体験を改めて考え、人間とは何か?を深考させられる機会になったenisi。ともに僕の人生を彩る、無くてはならない体験をさせてもらいました。それが枚方で混ざるなんて!歴史的な一日になりました。

いつか、ALIVEが枚方で開催されたらいいなあ。



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