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人魚さんができるまで~ピーマ制作レビュー~2.造形・型抜編

※この記事は未購入で全文お読み頂けます。

お疲れ様です。バライタです。
では、先週の続きです。

アメブロにて、2018年に作品の制作日誌を付けておりました、
球体関節人形「人魚のピーマ」の制作日誌をまとめていきます。

当時の写真と当時の文章に現在の目が肥えたであろう私のまとめ・反省・ツッコミを入れていきます。
みなさんの隠れた物作り精神が刺激できれば幸いです。
※コメント頭に 2021年/ と付いているものは、2021年の私が書き込んだものです。

あらすじ

なんで妖精から人魚になったの?

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人知れず、危機を脱していた。

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迷子の迷子子猫ちゃん〜あなたの作品どうなるの〜。
バライタです。

ついさっき迷子から脱しました。
そして、子猫ちゃんなんて、そんな良いものではない。

(もうちょっとちゃんと、わかりやすくまとめたら先生に相談します。取り急ぎ、制作日誌UP。)

トルソーにするという話になっていたんですが、ただのトルソーではあまり面白くないのでは?
ということで、横たわったトルソー的なものにします。
トルソーに変わりないんじゃん。

というのも、トルソーといえば、直立不動しているものが多いなと思いまして。
前回直立したものを作ったのでイメージ被りを避けたかったというのが本音です。

それに、今回の作品出品予定の、新世代造形大賞の去年は直立物の作品が多かったし。
多分今年もそんな感じではないかなと。

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コレっす。チチヌユーっすよ。

些細なことかもしれませんが、作ってる人間が一番作品に近い人間なので、どうしても気になっちゃいますよ。
それでもって、ちょっと怪物チックにしたい。
また怪物?だって好きなんだもん。

今回は眼を入れて、左右対称に近づくよう整えて、細かーい部分に手を加えました。

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凹んでる眼です。イタリオアイです。

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口の先端作りこみましたが、まだ足りませんね。

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右腕予定。乾いたら切断した部分を繋げます。

右腕は鱗の造形がしたいので、型取りはできないだろうと考えて粘土仕上げの予定です。

ただ、材質の違いがどこまで塗装に影響があるのかわかりません。
(水の吸収率等が違うため。同じ色で塗っても色が変わるのでは?)

顔と胴体、左腕は同じ材質。右腕は石粉粘土の予定です。
右腕だけ黒と赤で塗装します。それ以外のパーツは黄色気味の人肌です。

胴体と色を合わせる必要がないので、塗装の違いはさほど問題ではないかな?とも考えてます。
全てのパーツを同じ色にする必要があるなら材質ごとの色の微調整が必要かもしれませんが...

とりあえず、作品完成イメージ描きます。
っていうか、当初から変わりすぎじゃない?

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2021年/
危機を脱しましたね。
突然脱して、衝撃の事後報告って感じですね。

トルソーじゃないトルソーですって。
読んでてそうだったっけ?と思いましたが、
なんとなく思い出してきましたよ。

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当初の予定の妖精では、

1,全身像を作る。
2,服を作る。
3,土台を作る。
4,小道具を作る。

上記4ステップあったのです。
ガントチャートを書くならもっとステップ数は増えると思いますが。
この4ステップと実際の残り時間を比べて、
ヤヴァくない?ヤヴァイよね?と
不安になりながら作品を仕上げたことを思い出しました。

ヤヴァかったね。

あと、みなさんには先にお伝えしておきます。

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この切り刻まれた腕、今後出てきません。
シレッとボツになりました。

この素材はイージースリップ(モデリングキャスト)というものです。
型抜き後にこのように組み替えて制作すると、強度が落ちます。
なのでボツになりました。
型を応用して新しいことをやるならやはり石粉粘土でやるべきですね!

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新しい顔ができたわよ!

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先が見えたっ!
バライタです。

完成形が見えてきました。
早い段階から見据えるのが良いのですが。

兎にも角にも顔を仕上げます。
前回よりもさらにクオリティアップを目指しています。
...当たり前だけどね。

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耳も型取りに支障が出ない程度に深くしています。
もうちょっとくっきりしたいなぁ。


今回作成している頭は、前回の型から型抜きしました。
なので、前回の原型と比べて見ます。

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サイズは今回の方が若干小さいです。

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目のせいなのか、前の顔の方が優しそうな顔してます。

前回は能面のように角度によって表情が変わるよう意識して作っていました。
顔を上に向けると笑顔。←照らす。
下に向けると泣き顔。←曇らす。
が、展示の際に人の腰ぐらいの位置に展示をするため、あまり意味がなかったように思います。

今回の顔と比較。

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曇らす。

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照らす。

難しいなぁ〜もぉ〜。
それはそうと、展示方法どうしようかなぁ。

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2021年/
能面の話が出てきましたね。
最初に作った球体関節人形の『経刻変化』の制作日誌でも
ちょっと話が出てきましたね。

小手先では能面あの感じを出すことはできない!と気付きましたので、
今はもうそういう作り方は追求していません。
追求するならまずは能面を作るべきだと思いますね。

あと、これで8月が終わりました。あばばばばばば・・・(白目)

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離型剤忘れ事故発生!

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格闘してます。バライタです。
顔以外のパーツの型抜きをしていました。

色々とアクシデントはありましたが、
一応予定のパーツは抜き終わりました。

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まだ手直し必要だけども...。

問題は、顔ですよぉ〜!もうっ!

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2021年/
これは今でも型抜きの際に思い出します・・・。
型抜きを行う前に型に離型剤を塗るんですが、
それを忘れていてそのまま傾き作業を行ったという事故です。

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写真をご覧頂くとわかると思いますが、
型抜き後の粘土の表面がガサガサです。
上手く型抜きできず、表面が型側に貼り付いて剥がれないところを
無理に剝がしたからこのようになってしまったのです。

当時、散々型抜きしつつ、自分で作った手順書とにらめっこ・・・
型抜きを何とかした後に、
「あ、離型剤塗ってないや・・・。手順書にも・・・書いてないや・・・」と気付きました。
過去(2016年)の自分が手順書に書き忘れたんですね!

もーーーーーー怒

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細々したところ直しました。
バライタです。

顔以外のパーツにテクスチャ作りましたよー。

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胸部パーツ良い感じです!

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腕も良い感じ!
あとは、顔だねぇ...

とっとと原型仕上げて型取りしなきゃ!!
このままじゃ、原型の顔を使わないといけなくなっちゃう!

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2021年/
・・・みなさん、もう妖精ではないんですよ。
画像をご覧下さい。鱗がいっぱいでしょ?
そう人魚です。人魚なんです。
えぇ、人魚ですとも。
まぁ、鱗がある妖精も良いよね。
私は大好きですよ。

なんとなく、それらしくなってきましたね。
でもまだ造形・塗装がありますからね。
頭の型取りもまだですからね。
さて、ここからどうなるんでしょうか。
このあと展開を少しネタバレすると、
実験をしながら制作するという、とても楽しいフェイズが待っています。
個人的には読み返すととても楽しいレビューです。
最近あんまり実験(遊んで)してないですね~。
遊びt、実験したいなぁ~。

それでは次回の、『人魚さんができるまで~ピーマ制作レビュー~3.造形・型抜・塗装編』でお会いしましょう!

ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました!

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