元プロゲーマーのクロスファイアと言うFPSを3ヶ月で優勝し日本代表になった時の勝利のプロセス 前編

自己紹介

名前:barusa
戦績:
CounterStrike1.6
歴:8年
世界大会5度出場
アジア国際大会1位
国内大会は大体1位

CounterStrikeSource
歴:1年
国内大会1位

CounterStrikeGlobalOffensive
歴:2ヶ月
国内大会1位

CounterStrikeOnline
歴3年
国内公式大会大体1位

SpecialForce
歴:半年
第1回 公式オフライン大会1位

CrossFire
歴:3ヶ月
日本代表、世界大会出場

PUBG
歴:1ヶ月
第1回国内Squad大会1位

Hearthstone
歴:1年
第1回日本大会優勝
日韓戦日本代表決定戦1位

皆さんこんにちは
前回の記事から引き続き今回は私が現役時代クロスファイアと言うFPSで3ヶ月で頂点になったお話を細かくしていこうと思う

・クロスファイアを始めた経緯
当時私はCounterStrke1.6にて日本1や世界大会出場を何度もしていたが、
物事には節目があり、丁度大きな大会が終わり、少し休息しようと思っていた。

その時に、@yukishiro3  現e-sports実況者より、一緒にクロスファイアをやらないか?と誘われる

誘われた経緯は、当時クロスファイアにてVault(プロチーム)と言う海外遠征も行き、プロチームとして
活動しているチームがあるのだが、チーム内分裂が置き、半々にメンバーが割れたらしい。

Vaultには以前僕がFPSの基礎を叩き込んだ今では有名ストリーマー@yamatonjp君を始めとし、
クロスファイア内全公式大会無敗のメンバーが揃っている。

私は興味が湧いた。
そのゲームは私の弟子が2人プロゲーマーとして無敗の王者として君臨しているのだ。
弟子たちの成長を見るついでに、直近に大きな大会が3ヶ月と言う事もあり、やろうかなと思ったが1つ引っかかった。

[3ヶ月]…ジャンルは同じでも違うタイトルのゲームで、更には海外遠征なども行っている無敗のプロ相手に優勝出来るのか?…
更には弟子が2人いる事は非常に驚異なのだ。
何故なら勝つために必要な事を私が教えており、それが全メンバーに伝わっているだろうと。
非常に考えたが、一先ずこっちのメンバーの戦力を見るついでに始めることにした。

・チームメンバーの能力
クロスファイアは5人のチームvsチームゲームだ。
当時の私のメンバーを軽く紹介しようと思う

yukishiro →プロチームの内部分裂で新しくチームを立ち上げたリーダー

kasumi→ 同じく分裂し、yukishiro側についた男

relg →情報が全く皆無でyukishiroなどの知り合いらしい

world→ cs1.6で一緒にやっていた csの実力は中堅の上と言う所

顔合わせではこの様な情報が分かった。

そして、1-2週間プレイした際の私の印象は大きく変わる。私式の評価を10段階である程度fpsが知らない人向けにしてみるとする
yukishiro
攻撃力 7
防御力 7
技術 6
チームプレイ 8
指揮能力 7
立ち回り 8
リーダー素質 10

kasumi
攻撃力 9
防御力 10
技術 8
チームプレイ 8
センス 9
立ち回り9
努力 10

relg
攻撃力10
防御力8
技術9
チームプレイ5
立ち回り9
センス 10
努力5

world
攻撃力8
防御力6
技術6
チームプレイ7
センス 8
立ち回り6
努力2


攻撃力3→7
防御力3→7
技術1→7
チームプレイ9→10
指揮能力5→9
立ち回り5→8

始めたばかりの私はこんなもんで、→は3ヶ月後恐らくこんなもんかなと自分で想定していた

私は希望と絶望が襲いかかった。
まず、FPSのチーム形成で必要な人材を6つと、前述したメンバーを当てはめると
・圧倒的なエース relg world
・圧倒的なバックアッパー kasumi
・圧倒的なスナイパー 不在
・圧倒的な指揮官 barusa
・圧倒的なチームリーダー yukishiro
・圧倒的な努力家 kasumi

エースがいるから、作戦の組み立てがしやすく
スナイパーがいるから作戦のバリエーションが増え
上記を上手く使うのが指揮官
それらを取りまとめるのがチームリーダーで
努力家がいるからチーム全体がより引き締まる

そう、我々のチームにはスナイパーが居なかった。
非常に困ったのだ。

もう1つ困った点は、私とyukishiroの能力やポジションが被っている
worldと言うプレイヤーはゲームセンスの塊だが、練習時間があまり確保出来なく
3ヶ月での伸び代の天井がある程度見えていた。(こいつは昔なじみなので大分厳しい評価をする)

さて、自身のチームの状態はある程度把握した。
次は敵チーム。

当時のクロスファイアと言うゲームは3強と言われていた。
私の弟子が2人いて現DetonatorのYamatoNとdelave率いる無敗のプロチーム Vault

現Detonatorしおりん率いる不動の2位Ast

そして新規に立ち上がった元Vault yukishiro率いるMistralである。

チーム間のコミュニティ形成
クロスファイアの上位チームはすべて1つのコミュニティ内で固まっていた。
jagu2さんと言う方が取り回しているコミュニティにすべての上位チームや成長株チームが固まっていたのだ。

私からしたらラッキーだった。
今から1ヶ月は知識を蓄え上達する必要がある私にとっては天国なような練習環境だった。

3強のチーム評価(個々の能力をある程度平均して出してみる)

Misral(私のチーム)
総合値 80
攻撃力8
防御力8
チーム力9
経験10
伸び代10

Ast
総合値 85
攻撃力8
防御力10
チーム力10
経験7
伸び代8

Vault
総合値95
攻撃力10
防御力10
チーム力9
経験10
伸び代10

お分かり頂けただろうか?
私が最初に数回対戦して思った印象だ。
Astは恐らく3ヶ月で並べるか、追い越す事は出来るかも知れないと思った。
Vaultには絶望した。
全く勝てるビジョンが無かった。
私がまだ始めたばかりで弱いのもある。
以前の私のノートを見て頂ければ分かるが私は見る目がある

Vaultの私の2人の弟子はどのチームでもエースを張れるほど強い
Vaultのスナイパーは現時点で日本で圧倒的に強い
Vaultに新規加入した2人は若手だが現時点での攻撃力が既に10あり、伸び代もかなりあると考えられる

我々Mistralが3ヶ月で伸ばせる数値はせいぜい6-10の総合値86-90だと思っていた。
足りない。
勝てないのだ…

後編へ続く


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