「街をめぐった日の翌日が某声優のお誕生日」【アニメと漫画と暮らしの日記】

2月26日 月曜日

 朝から原稿用紙約12枚分のブログ下書きを書いた。疲れながらも多量のカフェインで高揚した気分になっており、軽快な足取りでMMへと向かった。先々週と先週の週刊少年ジャンプを速読した。『アスミカケル』が打ち切られた。『暗号学園のいろは』西尾維新に続き、功労者的ポジションの川田が切られた。

 開店直後のカフェに入店した。初めて来るカフェで、客は私が今日の一番乗りだった。フレンチトーストとホットコーヒーを注文した。フレンチトーストにはアイスクリームが乗っていて、ナイフを入れると生地が滑らかに切れていく。
「足りましたか? ランチにしては量が少なかったんでは?」
「いえいえ! ぜんぜんそんなことは無かったです。とても美味しかったですし、コーヒーも良かったですよ」

 それから私は国道沿いを突き進み、徒歩圏内で最も規模の大きい書店へと向かった。ちくま学芸文庫の棚を見つけ出し、あまり品揃えが良いとは言えないものの、背表紙をしらみつぶしに見ていく。モースの『贈与論』があって、即座にセルフレジに持っていく。会計のあとで「しおりはありますか?」と傍にいた店員さんに訊く。
 ほぼセルフサービスのカフェが書店には入っている。紙カップのホットコーヒーを自由席に運び、さっそく『贈与論』を読み始める。20ページ読むのに30分かかったが満足である。Wi-Fiが来ており、値下げされたので購入した某Pixelで接続する。

 書店を出た私は児童センターに向かった。本が急に借りたくなった。図書カードを持参していなかったが、登録者情報を伝えて、借りることができた。受付の職員さんの対応がとても気持ちよかった。

 児童センターの図書室で税金に関する本を少し閲覧したあとで、お腹が空いた。通院日ではないが病院の食堂に行く。混雑が緩和され始めていく時間帯になっていた。ラーメンの食券を買う。もう顔は憶えられている。

 さすがに動き過ぎたのでアパートに戻った瞬間に床に大の字になる。しばらく何もしなかったあとで、本日の残されたタスクである図書館への本の返却のために立ち上がる。
 国際的に評価の高い某日本人作家の小説が読み切れず悔しかった。ブックポストに悔しさの残る本たちを投入し、イオンまで歩いていく。冷凍食品のチャーハンをキープし、眼についた海鮮丼とギョウザも買い物カゴに入れる。
 アパートに戻って、食器を洗いながらレンジでギョウザを温め、海鮮丼と併せて食う。床で寝ながらスマートフォンに興じたあとで、ダメ押しの冷凍チャーハンを作る。

× × ×

2月27日 火曜日

「高橋李依の誕生日だね」
「そうですね、ばるとさん」
「上田麗奈と同学年なそうだ。高橋李依と上田麗奈で81プロデュースの2枚看板といったトコロか。某サイトの81プロデュース女性声優人気投票でも、高橋・上田のワンツーフィニッシュだったと思う」
「ばるとさんは2人よりも上の世代ですよね?」
「そうだよ。81プロデュースだと、加藤英美里と阿澄佳奈の時代に、アニヲタ全盛期だった。上京したのが2007年で、ちょうど加藤・阿澄のブレイク期で……」(注:阿澄佳奈は2008年から81プロデュース所属
「そうとう前じゃないですか。確か……『らき☆すた』や『ひだまりスケッチ』が放送された年ですよね」
「加藤英美里が柊かがみ、阿澄佳奈がゆのっちだったな。ただし……」
「ただし?」
「加藤英美里のテレビアニメ初主演『出ましたっ!パワパフガールズZ』は2006年放送開始だし、阿澄が知名度を上げた『ひだまりスケッチ』は2007年1月期の深夜アニメだったが2006年度の放映だったんだ」
「それってつまりは」
「2人とも、俺の高校生時代から『演(や)ってたよ』、ってこと」
「人に歴史あり、ですね」
「視(み)てるほうも演ってるほうも、な」
「ところで、もう2024年なんですし、2000年以降に産まれた若手声優が活躍しまくる流れだと思うんですが……」
「ソコが分かんないんだよ。高橋李依と上田麗奈のひと回り下のフレッシュな若手を把握してないんだ。81プロデュースだと、誰が若いのかな?」
「自分で調べなきゃダメでしょ(笑)」
「その通りだ。これからミレニアム以降産まれの世代の声優がワンサカ出てくるんだから、アンテナをはり続けていかないとな」

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